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未定

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記事一覧

(小説)未定④

第四章 この瞬間にしか創れない色

「それで、ソラくんとはその後?」
「それっきりです。私も大学に入りましたし、彼は歌手になったって聞いてます」
「終わりは一瞬ですね」
「そういうものです。どれだけ思い出深くても、あの頃には戻れない」

周りの学生達を眺めながら思う。
儚く、幼く、鮮やかだった思い出は、思い出のままがいい。

私は夢を叶えた。
まだ有名な訳じゃないけど、今は映画監督の勉強と、脚本家

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(小説)未定③

第三章 蝉は最後に何を見る

辺りはもう真っ暗なのに蒸し暑く、ビルの前の自販機でいつものサイダーを買う。
そのまま自転車にまたがって、早く冷房の効いた我が家へ帰ろうとペダルに足をかけたその時、私の目にソラの姿が映った。

ソラは今日も塾に来た。左の頰に痣と、小さな背中に大きなギターを背負って。

そして突然教壇に立ち、
「歌います!」
そう叫んだ。

「何の曲?」
「あれですよ、あれ。」
「?」

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(小説)未定②

(前に投稿したのを消してしまいました。読んでくださっている方がいたら申し訳ありません)

第二章 少年少女よ、鳴き叫べ。

思えば、夢とかそういうものに無関心になったのは、初恋を経験してからだった。

帰ってからもなんだか落ち着かなかった私は、無意識にあの頃の思い出の、その重い蓋を開けていた。

毎日のように書いたラブレター。諦めの言葉を並べながらも、願っていれば叶わない恋なんてないんだと、心のど

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(小説)未定①

(自作小説を投稿してみます)

「新幹線まで時間があるし、この辺りで夕食を済ませてしまおうか」
「そうですね、あのファストフード店なんて安そうですし」
「それ言うとモテないらしいよ」
「…もういいですよ」

結局、上司のさりげない皮肉を受け流し、手軽なファストフード店に立ち寄ることにした。
三階まで上がってようやく空席を確保できるほど、店内は混雑していた。

「近頃の学生は本当に勤勉だね」

上司

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