「うみハマ展」出展しました -思うこと-
10月9日、10日に開催された「うみハマ~深い海にハマる~展」に「Kinkadesign」名義で参加しました。
Twitterやブログで、様々な思いを書くのは厳しいため、本音も出せるnoteにて、参加してみての感想や、浮上している問題についてこちらでまとめました。長くなりますが、読んでいただけると幸いです。
うみハマは「チャレンジする場」
今回、こういった作品を並べるとどうなるのか?どんな反応があるのか?なども含め「チャレンジの場」として参加させていただきました。
第1回のイベントの前のプレイベントからうみハマ展には参加させていただいています。そのときも、1回ずつ新しいものを持っていくようにしていました。
第1回目は深海生物を扱った作品がなく、追い込んで作った作品が「マッコウクジラ VS ダイオウイカ」でした。
今思えば、ステッカーからアクリルキーホルダーまで作っちゃってる人気作品はここで生まれました。
今回は作品展示のなかでは「Tシャツ」と「深海生物作品」をラインナップに入れたものも含め、並べてみました。
たくさんの方に手にとっていただき、とても嬉しかったです。
新たなチャレンジ、ワークショップ
今回、新しいこともう1つは新しいワークショップ。
以前は「ブックマーカーを作ろう」を開催し、延べ20名近くの方に体験していただきました。
今回は「両面吊るせるオーナメント」を作ってみようと思い、うみハマの現場で実際に作ってみることをやってみました。
メリットとしては、ラミネーターを使わないでつくれる作品であり、両面なので、色んな場所に吊るせるのも良いアイデアだと感じました。
ただ、1個作るのにブックマーカーより少し時間がかかったのと、ハサミ問題(小さめのものを準備しておく)をしっかりした上でまたどこかでやりたいなって思っています。
このように作っていただきました♪
問題が起こったことに、現場にいたから感じたこと
ここからは、noteだからこそ思うことを書かせていただきます。
イベント内で作家、お客さんを巻き込む問題があり、終了後にうみハマのTwitterでは、このような発信がありました。
参加していた側として基本は委託という形ですが、現地参加も可能なところで、私は家が近いという立地条件が良すぎたため両日現地にいてました。
運営、スタッフ陣だけで動かしていたのではなく、手の空いた作家、近くにいた作家も一緒に対応していました。主に片付けや在庫数の確認、まわりの作家の展示を整えるなど、ここは誰かにやってくれ!とは言われず作家自身が動いていたことも印象的でした。もちろん、私も「なにかしましょうか?」と動きました。
出てる分だけですか?と問いかける
参加作家の1人、ナルセキョウさんのブースの作品が少なく、人気作家だなぁと思っていましたが「ナルセさんの作品、出てる分だけですか?」と近くにいた作家さんが問いかけます。土曜日の時点でかなり少なくなっていて、もし在庫があったら出してあげてほしいというが、在庫がどこにあるのかはみんな運営に聞かないとわからない状況でした。
完売?流石だなぁと思いましたが、後にこのようなこともありました。
搬出後に在庫が発覚したこと、翌日に書かれたブログを見てものすごく心が痛い思いをしました。
本来なら、ナルセさんのファンの人がお金を握りしめて購入するためのもの、このブログを見た直後に色々考えました。
しかし、ブログにも書いていましたが
「絶対購入したものは絶対手放さないでください。責任持って大事にしてください。」
この言葉で、毎日持ち歩いているiPad用のポーチに入れて使っています。
あと、作品1つ1つに思いを込めたものをたくさんの好きなひとたち(ファン)にとどけたい。これがナルセさんはずば抜けて高い方だと改めて思いました。作品が生き生きする場所に絶対とどけたい。これは作家誰もが感じてほしいと思うこと、自分もそれに気づきました。可愛くて、生き生きしたクラゲや牡蠣の赤ちゃんの作品で、魅力がたくさんある作品はもともと私もファンの1人です。
運営側も、作家側も、互いに風が通りやすいイベントだった
私もどちらも経験していますが、運営に回ったときの大変さも知ってる。むしろうみハマは1回目から、なんなら立ち上げ段階から知っています。
互いに別のイベントで委託で出したこともあります。
委託の場合、思い通りにはいかないことのほうが正直多く、うみハマだけではありませんが、私もいろいろトラブルに巻き込まれています。
和解して解決したものもあれば、未だに罪悪感あったり、メリットもあればデメリットもたくさんあるのが委託だと思います。
ここで大事なのは、ちゃんと声を上げること。
これってどうなの?って思うことは運営側にちゃんと聞いてみる。
運営側も、作家側も、お互いに声を上げることで問題解決を。ただ謝罪だけでなく、なぜこのような出来事がおきたのか、こうならないように次からの対策など、今回のうみハマに関してはしっかり上がっていました。
もちろん、参加した私自身も、現地にいるなら委託作家さんの作品にもしっかり目を通して協力してあげることができると良いなと思いました。
と言うのも、今回現地参加している作家さんも結構いて、現地に来れない作家さんにブースの写真を送る、様子を伝える、手が空いたなら運営側を支えるなど、その連携ができていたのもこのイベントだったと考えます。
自分のことしか考えられない性格でしたが、周りの行動を見てとても参考になりました。どんなイベントでも、助け合うことの大事さを学びました。
作品と向き合うきっかけ、そしてお願い
届けたい人、作品への思いを改めて痛感した
これがいちばん大きかったです。
昨今では、ライブコマーズによる商品販売という形もあります。以前出展したイベントでは、数人の中国人のバイヤーさんがスマホを片手でアプリなどで商品を大量に買う行為を見ました。ちなみに、デザインフェスタやクリエイターズマーケットでは禁止となっております。
出展していたイベントで、このようなことどうなのだろう?って思って作家さんに聞いてみたところ「買ってもらえれば売上になる」と、了承を得てる方もいました。
「買ってもらえれば」と思ったときに、作った身としては手にとってない誰かのもとに行く作品は本当に作品が好きで、作品のファンな人やファンになった方たちに直接手にとってほしいと思うようになりました。
作品は、ただ可愛い海洋生物のイラストではなくちゃんとコンセプトがあるもの、それを知ってほしいから、という思いを改めて感じました。
興味があって手にとって買ってもらえるのはほんとうに嬉しいです。
なので、今後Kinkadesignのブースもライブコマーズによる転売目的での販売はいたしません。本人がいる時は強く表現していきます。
うみハマも、運営も参加作家も悪く思わないでほしい
ネットサーフィンをしていて、どんなイベントにもハプニングやアクシデントはつきものだと思います。完璧になにごともなかった!というのはほぼほぼないと思います。
それにも関わらず作家側にも運営側にも問題がある、誰かが敵になる、誰かが被害者になる、なんて悲しい出来事。。。と思うのもありますが、悪く思わないでほしい、というのがお願いです。
悪く取って「もう参加したくない」とか「このイベントには参加しないほうがいい」というようなことは思わないでほしい。
というのも、これまで過去にいじめにあったことで書かれた反省文も含め、様々な謝罪文を見てきました。今思うと全て書かされた謝罪文がほとんどでうすっぺらいものが多かったことを覚えています。
ただ謝るだけの謝罪文ではなく、ハプニングが起こった時系列、二度とこうならないよう対策をしていく、などがきちんとわかりやすく書かれています。
そう、言いたいのは「嫌いにならないでほしい」ということです。
人はだれだって失敗や過ちをします。辛いし嫌われることも、信用を落とすこともあるけど、失敗は成長につながるものだと考えます。
(もちろん、悪意があるものは許せないですが)
まとめ、学びがあり挑戦できたイベントでした。
イベントでの写真などは、後日Kinkadesignのブログに書かせていただきます。
折角リニューアルしたサイトなので、ちゃんと更新していきます。
いいことも反省することも踏まえて、今回はここまでにしておきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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