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映画 仁義なき戦い 広島死闘篇
北大路欣也さんと千葉真一さん、二人の名優が描く広島ヤクザのリアル。
若き日の北大路欣也さんが実在した伝説のヒットマン、山中正治(モデルは山上光治)を演じる。
千葉真一さん演じる大友勝利は現代の半グレと言ったところか?
梶芽衣子さんがめちゃくちゃ綺麗!
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復興を夢みて誰もががむしゃらに生きていた戦後間もない日本。
昭和27年、朝鮮特需で沸く広島(朝鮮戦争で必要な物資の輸出などで日本全体が好景気になっていた)
博打をシノギとする村岡組、的屋をシノギとする大友連合会。
広島ヤクザの二大勢力が利権をめぐって闘争を繰り返す裏で、組織に翻弄された名もなき若者がいた。
山中がはじめて拳銃を撃ったときの狂喜と汗。
口笛、奴は必ずターゲットが死んだのを確認してから立ち去る。
失うものがない男が凶行を繰り返すたびに狂気に染まっていく(北大路欣也さんの目つき)
利権をめぐりどんどん荒れていく広島で、大切なものを見つけ、失う。
末路が明るい訳がない。
菅原文太さん→広能昌三、今回はメインじゃないが、犬のエピソードは伝説に笑
成田三樹夫さん→松永弘、超渋カッコいい!
山城新伍さん→江田省三、武闘派らしいが…カッコよくない。
川谷拓三さん→岩下光男、川谷さんのウリである体当たりが炸裂!
室田日出男さん→中原敬助、腐れ外道。
深作欣二作品お決まりのメンバーはもちろん、もう一人の主役?
仁義なき戦いでトップクラスに人気がある大友勝利(千葉真一さん)も登場。
暴れっぷり、外道っぷり、ダミ声は必見笑(個人的に大友勝利は嫌い笑)
今のようなとんでもない技術がないからこそのリアル、ゲリラ的な撮影手法。
法の抜け道やモラルなど、この時代だからこそ作れた映画ってありますよね。
男は進むときも退くときも(逃げるときも)カッコつけにゃいかんのよ←学んだこと笑