娘のピアノチャレンジ~G1凱旋門賞と共に
昨日は、娘のピアノコンクールだった。
日本のタイトルホルダーが、ドウデュースが、ディープボンドが、ステイフーリッシュが挑んだ凱旋門賞も昨日。
なんの縁か(いや、馬好きな母子だからか)娘は馬の曲を演奏。
とにかくこの曲は難しい。その教本の一番最後にある曲であるこの曲は、学ぶこと盛りだくさんの曲だ。娘にとっては、チャレンジ。自身のレベルよりも上のこの曲を選曲した。
「好き」であるからこそか、普段譜読みが全くできない娘であるが、この曲は初めて自分だけの力で全部譜読みをした。
そうして、チャレンジした娘にとっての凱旋門賞。大舞台だった。
演奏は、比較的良くできていた。
とても楽しい雰囲気が伝わる演奏だった。そして、同部門にチャレンジしたメンバーのほぼ全員が素人にもわかるようなミスを連発していた。娘も少し落馬しそうなミスは1度あった。とはいえ、全体的には引けを取らない演奏だったと思う。
しかし、入賞しなかった。
このコンクールは、部門中 半数が入賞する比較的通過しやすいコンクールである。しかし、娘はその半数に入ることができなかった。
当時に兄弟も同じコンクールの別部門に出た。兄弟は、思春期のあれやこれやのせいなのか、気質なのか、たいして上手くもないのに全く練習をしなくて、親の私も辟易としていた。ピアノの先生にも上の子の曲は難しいから今回は通過しないだろうと言われていたが、あっさりと入賞してしまった。
朝起きて登校まで何回か弾いていくと努力していた娘。レッスン前にもきちんと何度か弾いていく娘。コンクール何日前!とホワイトボードに書いて頑張っていた娘。
あっけなく散ってしまったのは、なんだか世の中 世知辛いなぁと思ってしまった。
ほかのコンクールでは高評価をもらったりして通過の経験はたくさんある。しかし、このコンクール、そして系列のコンクールは、何度もチャレンジしているが一度も通過していない。
今年こそはと思っていたが、バ適性が合わないのだろうか・・・
合わないところでチャレンジするより合う場でトライしたほうがいいのだろうか悩みどころではあるが、本人はまたチャレンジしたいという。
失敗にも得るものはたくさんあった。
毎年チャレンジするたびに改善点を修正してきている。
試行錯誤と失敗を繰り返して人は大人になっていく。
もう数回しかチャレンジできる機会はないが、自分の目標を達成する日を楽しみに娘の成長を見守りたい。