【トレードセンター前駅】掃海艇なおしま乗船記
乗船前から掃海艇なおしまの甲板後方に、黄色い潜水艇のようなものが見えてますがこれは一体何でしょう?
答えは、乗船後に自衛官の方から説明していただけました!
掃海艇なおしまに乗船
いよいよ我々の順番です、後ろに並ぶ方々と一緒のグループで乗船します。
乗船すると自衛官の方々が敬礼して出迎えてくださいます。とても気持ちが引き締まります、私も敬礼して乗船させていただきました。
掃海艇とは海にある機雷を排除する船の事です。機雷は何十年経っても作動する海にある恐ろしい殺戮兵器です。10年ほど前に神戸の六甲アイランド沖でも第二次世界大戦の頃の機雷が処分されたそうです。
機雷の種類によっては金属に反応する可能性があるとの事で、なおしまの船体は木造であるとの説明を受けました。
これだけ大型の木製船は、現在ではかなり珍しいそうです。
そして掃海艇なおしまの甲板には様々な装備品が据え付けられていました。
甲板には掃海艇なおしまの船長さんがいらっしゃったので、お願いをして一緒に写真を撮影させていただきました。
船内の写真撮影もOK
船内に入ると様々な計器が並んでいました、こちらも写真撮影して良いとの事でしたので皆さん存分に撮影大会となりました。
そして梯子の様な狭い階段を後ろ向きで下りていくと、食堂やキッチン、ベッドルーム等、船員の方たちの生活スペースも見せていただけました。
掃海艇の仕事内容
海上自衛官の方から掃海艇の仕事内容を模型を使って、ものすごく丁寧にご説明いただきました。
機雷といえば海中に浮遊している浮遊機雷を想像していましたが、近年では様々なタイプの機雷が存在します。
我々の良く知っている浮遊機雷や係維触発機雷(海底からワイヤーで繋がれた機雷)は、船と接触する事で爆発します。
また沈底感応機雷は、船から出る音や水圧を感知して爆発します。そしてミサイルの様に海底から上昇して爆発する上昇機雷等、様々なタイプの機雷があります。
掃海艇甲板後部のウインチからカッターの付いたケーブル掃海具を広げてえい航して、機雷をつないでるワイヤーを切断します。
そして機雷が海面に浮き上がってきたら、先ほどの機関砲で射撃して破壊します。
他にも無人潜水機(最初の画像の黄色い潜水艇)を操作して、磁気や音波を出して破壊したり様々な手段で機雷を撤去していきます。
無人潜水機が行けない場所は、なんと潜水服で自衛官の方が泳いで機雷を撤去する事もあるそうです。まさに命がけの仕事です、本当に感謝の念に堪えません。
我々が掃海艇なおしまの見学を終えて暫くすると、なおしまが基地に帰る時間が来ました。
自衛官の方々が甲板に出て手を振りながら出航します、ATCに集まった人々も手を振って別れを惜しみました。
戦時中に海軍にいた祖父が軍艦霧島で出航する時も、こんな感じだったのかな…
掃海艇なおしまと別れた我々は、炊き出しで振舞われる豚汁無料引換券を持って熱々の美味しい豚汁をいただきました。
少し寒かったので冷えた体に染みわたりました。災害時に自衛隊の方にこの豚汁を振舞われたらホッとするだろうな。
隣には給水タンク車が展示されていました、そして熱々の足湯も体験できます。
その後もロープワーク体験や、お土産売り場で様々な自衛隊のワッペンやキーホルダー、Tシャツ等を見て楽しみました。
この時点で時間は16時です。
ヘリコプターのコブラが出発するまで暫く時間があります、寒かったのでATCのガストで時間を潰す事にしました。
ファミリーレストランのガストに久しぶりに訪れましたが、配膳ロボットが普通に働いている事にかなり驚きました。人件費を考えるとこれからは様々な仕事がロボットへと代替される日も遠くないのかもしれません。
ワンコインのチキンプレートを食べた私はスマホで防災防衛フェスティバルの写真を窓越しに撮影しました。
すると順番に自衛隊の車両や兵器が撤収されていきます。
そして17時になりました。
時は来た!
よし、みんなコブラを見に行こう!
人はコブラと言えば寺沢武一先生のスペースコブラを思い出すかもしれません。いや、シルベスタ・スタローン主演の映画コブラかな?
しかし今回はヘリコプターのコブラです。
ヘリコプターコブラの離陸
では我々が待ちに待ったコブラの離陸の瞬間を動画でご覧ください。
ついに私もYouTubeデビューしました。
これからは動画もアップできるようになりました。もしも今後面白い動画があればばチャンネル登録いただけると嬉しいです。
そして、人生の新たな目標として登録者1000人(現在2名)を死ぬまでに達成出来たらいいな‥
おわり