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昨日列車を何回乗り換えたかなんて、もう覚えていない
もくじ
よくハガキをかく
ハガキをもらったほうは覚えている
恩師の追っかけ時代
7時間かけて飛んでいく
欲に正直な自分でいいのか
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※
ハガキをわりと書く方だと思う。
最近はハガキの代わりに写真つきの近況報告を兼ねたメールやチャットを、ぽうんと送る。
わたしの場合ハガキをかく場合は旅先から書くので、
基本的に返事は来ない。
※
もらった方はちゃんとそのことを覚えていらしてて、
半年後とか忘れた頃に私が電話を差し上げたり、忘年会などお目にかかれるタイミングをつくると、
あのときはハガキをありがとう、
とお礼の言葉や、何かをいただける。
私の方はたいてい、出したことを忘れている。
それはご著書や翻訳本だったり、
先生のラジオ講座のCDだったり、
あるいはその時にわたしが必要としている言葉だったりする。
※
迷った時はだいたい恩師や10歳以上、年の離れた人に、近況報告のフリをして、メールを書く。
先日、わたしの語学の先生、Д先生に近況報告的なメッセージをメールでかいた。
先生はお返事に、
若い頃、ご自身は、
とあるピアニストの追っかけをしていて、
収入の全部を費やしていた、とかいてくださった。
長く存じ上げているが、
そんな話ははじめて伺った。
※
自分はほんとうに欲に正直な人間で、
行きたい。
と一度思ってしまうと、
行かなきゃおさまらない。
昨日もブラチスラバの宿で朝5時に目が覚めてしまい
以前いったことのあるポーランドのクラコフに、
どうしても行きたくなってしまった。
計算したら片道7時間。
ルートは上の写真のとおり。
後の行程を考えたら行ったとしても半日しかいられない。
とある日本人のツイートで
「30年ぶりに、クラコフに来ました」というのを読んだ。
日本とクラコフって、例えるならばそれくらい遠いのである。
次にわたしが訪れるのが30年後だなんて、耐えられない。
こんなに欲に忠実な自分、大丈夫なのだろうか。
※
わたしの祖母の名言は
「前へ前へと進みなさい」
2、3日悩んでいたのが馬鹿みたいで、
行ってしまえば7時間なんてあっという間だった。
3、4回列車を乗り換えたと思うけれど、
乗り換え回数なんて昨日の出来事なのにもう覚えていない。
結局、クラコフの行きたかった教会に、その日の午後、行って、
夜のミサにも参加した。
翌朝も帰る前によったほうがいい気がして
宿のチェックアウトのあとに寄ったら、
教会内部は朝日の光で素晴らしい輝きを放っていた。
そういう自分でいいのである、
というのを先生のメールを思い出して、思った。
宿からの眺め。
この教会にどうしてももう一度行きたかった。
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※この記事は投げ銭制です
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