カリーニングラード
昨年の4月頃から、お肉がまったく、食べられなくなった。それまで、昨年の3月位までは、ばくばく食べていた。
昨年の4月の頭に、ちょっとロシア国内で旅行する必要があって(ロシアというのは面白いところで、滞在登録で書類上のトラブルが起こると、違う土地に一度飛んで、登録をリセットしたりする)、なんとなく、世界の琥珀の大産地「カリーニングラード」に行った。ロシアの飛び地である。カリーニングラードの中央市場はそれまで行ったどこよりも「部品」と血飛沫が大きかったせいかもしれない。血だらけのぶたさんの顔面とか、毛をむしられた生のウサギの前身とか、売っていた。
写真は勿論とれなかった。撮ろうとすると売り子のおねえさんたちが大声で怒った。
その後おにくが全く食べられなくなった。一生分のお肉を食べてしまったような錯覚に陥って、機内食のハムサンドのハムすらつまみ出していた。
肉の塊がぶらさがっているような、大きな市場に行かなくなって、白いプラスチックのパック詰めのお肉がスーパーでかえる国に戻って、数か月して、お肉がまた食べられるようになった。
だいたい食べられなかった期間は半年ぐらいだろうか。
日本のとあるところに「と殺ワークショップ」なるものがあって、生きている鳥をしめて食べるというワークショップがあるらしい。ワークショップの題材となる鶏さん、解剖実験に使われるカエルさん。
カリーニングラードに飛ぶ図。
以下はカリーニングラードの写真
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