和声⑭
どんどん「和声」から話がずれているような気もしますが、まあ流れなのでご容赦ください。
「和声」は基本的に「長調」と「短調」を前提として成り立っています。言ってみれば旋法に依存しているように見えるかもしれません。
実際には「和声」は旋法に依存している、と言ってもいいのかもしれない。
ただ一方で、この元とされるイオニア旋法・エオリア旋法は稀な旋法であった、というのもまた事実です。
明確にこの2つの旋法が追加されたのは、「和声」のごく初期的な段階が生まれつつあった頃です。
この辺のタイミングの問題は微妙なところで、「和声」的な発想が生まれつつあったからこの旋法が発見されたのか、この旋法があったから「和声」的な発想が生まれたのかは良く分からない、というところが実際のところでしょう。
ただ一般的なにはこの旋法の「発見」の方がやや「和声」という見解の方が多いでしょう。
そうすると、最初の話に戻りますが、「和声」はこの旋法に依存している、ということになります。
で、もしこの前後関係が逆だったとしても、やはり「和声」は「旋法」に依存しています。
その理由は何故なのか。説明が必要でしょう。
ただこの辺の話を書き続けると、まだまだ時間が足りなそうなので、今日はこの辺で。
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