純邦楽⑬
昨日は短い記事の割にもったいつけてすみません。
ただ、それ位大きな話なので、別立てにした方がいいと思い、今日に回しました。
義務教育における和楽器の実技が必須になったということです。
実際には教えられる教員が不足していて、ほとんど時間は採られていないようですが。
ただ決まったことだからやらざるを得ないんですよ。
正直この件については抵抗感が否めない。
だって「愛国心」という言葉が出てきそうじゃないですか。明らかに政治的な意図を感じるんですよ。
基本的に日本の伝統なんてくそくらえ、と思っている人間ですから(笑)。
お正月もおせちを食べるといいながら、百貨店で購入したフレンチおせちにワイン、お雑煮までベーコンと玉ねぎから作ったスープに入れる位の人間なんですよ。
だから馬鹿馬鹿しくてしょうがない。
少し和楽器に触れた位で「愛国心」が育つ訳がない。
完全に実務を理解していない馬鹿な政治家が考えそうな話。
ただそれでも昔ながらの「純邦楽」奏者、しかも一流ではない方にとっては実にありがたい話。
教えられない教師がほとんどであるのに対し、「純邦楽」奏者、絶対数が少ないが故に大切に取り扱われます。
大したことなくても尊敬され、ありがたがれるようになりますから。
多分「純邦楽」が絶滅しない最強の理由がこれです。
ただこれは本末転倒ですね。
滅びいくものを強制的な手段で残している、そういうことにほかならないからです。
このような方法で生き残るのであれば滅んでもいいかもしれない、そんな気もしますが、明日は別の可能性について記事にしたいと思います。
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