歌姫⑦
さすがに次は飛ばします。はっきり言うと聴いたことがないし、聴く気も起きません。
なので次は宇多田ヒカルさんです。
もう宇多田ヒカルさんについては散々書きまくっているので、あまり書くこともないのですが、YouTube見て気づいたことがあります。
ここで取り上げられた曲はもちろん「Automatic」ですが、YouTubeのコメントを見ると、「Automatic」は日本語コメントがそれなりにあるのに、「First Love」は英語なり、外国語のコメントが圧倒的に多いんですよ。
しかも最近のコメントが多い。
「First Love」は日本では比較的珍しい「アルバムからのシングルカット」なので、やはり「Automatic」のようなアクションにはならなかったのでしょう。
ただ、やはり音楽的に見た場合、「Automatic」は日本人には目新しかったとしても、海外ではそれほどでもないようにも思えます。
日本だからあそこまでのヒットになったように思えるんですよね。
その点「First Love」は、ある種の海外志向的な部分が低い分、逆に海外で受け入れやすいと考えています。
UTADA名義での海外進出、失敗したじゃないですか。でも全く海外を意識しないで制作された「Fantôme」、海外でも受け入れられましたよね。
同じ土俵で勝負すると、やはり厳しいと思います。宇多田ヒカルさんと言えども、「数ある内の一人」になってしまうのかと。
その結果がこの2曲のコメントの差に表れているのかもしれません。
個人的にも人間活動を経た後の宇多田ヒカルさんの方が突き抜けている印象があるし、やはり昔の曲だと「First Love」、聴きたくなりますからね(笑)。
この辺が日本人が海外に出ていく時、重要なポイントになるのかなあ、とも感じています。
ただ、いずれにしても凄い方ですが、あまり「歌姫」という感じではないですね。
作曲者としても、作詞者としても、編曲者としても優れた方ですから。「歌」は「宇多田ヒカル」を構成する一つの要素でしかないんだと思います。
やはり、自分にとっては「圧倒的」な存在です。