作曲・編曲82
本当は今日は連載している記事の続きを書くつもりでしたが、急に気が変わりました。
週末に見た音楽番組の影響です。
ミュージックフェアで「渡良瀬橋」やってましたよね。
森高千里さんというと、どうしても歌詞の印象が強いですし、以前にも取り上げたことがありますが、日本で最も優れた作詞家だと感じています。
コマーシャルソング書いて、きちんとコマーシャルソングになっているのに、詩としても成立させてしまう、これってなかなか出来ることではありません。
ただ、今日は曲について考えてみたいと思います。
作・編曲とも斉藤英夫さんですね。
コード進行はほぼ普通の進行ですが、Cメロ(大サビ)の部分が同主調の短調になるのが、上手いところですね。
で、やはりここで上手い詩を載せています。さすがです。
で、この曲、改めて聴くとものすごくコンパクトな仕上がりなんですよね。
極めて短いイントローAメロ×2ーサビーAメローサビーCメロー間奏(落ちサビ的な意味合い)ーラスサビ
という構成で、Bメロも無ければエンディングもほぼなし、間奏も間奏と言えるほどの長さがあるのが、ラズサビ前だけです。
今の曲を聴いているような短さですね。
このコンパクトさ、重要だと思います。やはり長いと曲の印象が散漫になりがちですし、特に今の世の中だと聴いてもらいにくいだろうと感じます。
だからこそ今でも通用するし、今聴いてもいい曲なんですよね。
で、最後に歌詞の話になってしまうのですが、このコンパクトな曲に合うような、ある意味「こじんまり」とした世界を描いているからこそ、不朽の名作足りえているように感じます。
明日からは通常の連載に戻りたいと思います。
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