作曲・編曲140
よくタイトルを見ると、最近ほとんど編曲の話を書いていないことに気がつきました(汗)。
まあ話は続いているのでこのままいきます(笑)。
で、今日は「詩先」で音楽作品で制作することについてまとめたいと思います。
音楽面から見た「詩」というものは大別すると3つに分かれると考えています。
①音楽とは無関係に制作された詩
②曲を附ける目的で、曲の構造を踏まえた上で書かれる詩
③曲を附ける目的で書かれているが、曲の構造に関してあまり考慮されていない詩
の3つです。
もちろんどんな詩であっても曲を作ることは可能です。
ただもちろんそこには難易度の差異があります。
難易度の高さを順に上げると、①ー③-②となります。
で、オリジナリティの高さと難易度は連動します。まあ苦労した分だけ報われる、ということです。
もちろん向き不向きがあるの一概には言えませんが。
ただ、極めて重要なことがあります。
詩には著作権があります。権利関係には気をつけてください。
例えば勝手な改変はアウトです。相手の意に沿わない公開もアウトです。後サブスク等で配信する場合、収益についても最初の時点で明確にしてから行ってください。
本来は当たり前の話です。ただミュージシャンの方ってこの辺に対する認識の甘い方が多い。で、そこでトラブルになる。
自分自身、他の方に自分の作品のカバーを配信されたことがあります。もちろんカバーに対しては許可していましたが、配信についての承諾はしていません。
もちろん配信なんてそれほど収益が入る訳ではないけれど、これは完全な法令違反にあたります。
特に作曲者の場合、それを自分の作品だと考えてしまいがちだから、作詞者に勝手に公開だの配信する例が多い。
あくまでも共同著作物であることをお忘れなく。
特に「詩先」の場合、作詞者なしではその曲自体存在しない訳ですから。
話の本筋からはずれますが、重要なことなので敢えて書きました。
明日は「オリジナリティ」のある作品の別の生み出し方について書きたいと思います。