作曲・編曲136
今日は予告通り、「詩先」の場合「オリジナリティ」のある曲をそれほど難易度が高くなく書くために、どのような詩がいいのか、について書きたいと思います。
一言で言ってしまうと「歌詞を書きたいけれど、音楽に対する知識がそれほどない方の詩」がベストです。
正直何故歌詞を書きたいのか、それは自分には良く分かりません。自分自身歌詞を他の方に提供したことはありますが、それはあくまで「曲先」で、いい曲だと思ったから歌詞を附けただけの話です。
自分の感覚から言えば、音楽なんて気にせず、自由に詩を書いた方がいいような気がしますが(決して批判している訳ではありません。本当に分からないだけです)。
まあそれはさておき、現実問題としてそういう方って結構多いんですよ。
そういった方の詩に曲を附ける、これが「オリジナリティ」を生み出す上では最善の策だと考えています。
というのもやはりある程度音楽を意識して制作するから、それなりに構造はしっかりしているし、そうは言ってもやはり音楽的にはどこかしら無理のある部分があるので、何かしらの工夫をしなくてはならないからです。
ただ気を付けなければいけない点があります。
曲が付けづらいからといって、詩に手を加えるのは厳禁です。個人的には裏技的に字足らずの時に「ららら」とか入れるのもなし。
そもそも「敬意」の問題としてもいかがなものかと思います(現実にはプロの世界でもよくあることですが)。
まあその点は置いておいたとしても、詩を曲に合わせてしまうのであれば、誰でも出来る話になるからです。
要は自分のやりやすい形に変える訳で、それなら詩から受ける制約が無くなってしまい、凡庸な作品にしかならないでしょう。
で、詩に手を加えないでも曲は作れるものです。
明日はその点について考えてみたいと思います。
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