演奏が上手いということ⑩
今日は昨日の続きを書きたいと思います。
能力が相当に高い人が「スタジオミュージシャン」にはならない、という話の続きになります。
まあ至極当然な話ですが、「能力の高い人」にとって「スタジオミュージシャン」は面白い職業ではありません。
もちろん、「スタジオミュージシャン」は相応以上の能力を持っている
そうでなければ出来ないほど「スタジオミュージシャン」には高い能力を求められる。
もちろん、本当に何か特筆すべきものがあれば、そこから抜け出している。
メジャーな方でも「スタジオミュージシャン」出身者は結構いますから。
ただ、そのままの人にはそれなりの理由があります。
求められているものが違うからです。だからそのままの人はそのまま。
スタジオミュージシャンにも当然「個性」はありますが、それを必要以上に出すことは求められていない。
必要な個性は、「主役」を殺さない程度まで。
だからスタジオミュージシャンっていい人が多いんですよ。
協調性がないと出来ません。
でも、ソロでやるためにはむしろ尖っている位でないとだめでしょう。
もちろん、いい人もいますが(笑)。
ただ、協調性は二の次であって、やはり個性の方が遥かに重要です。
上手いだけでは「上手い人」にはなれません。
それだけでは知られないから。
実はここに「上手い演奏」とは何か、という問題が隠されています。
この続きは明日にでも。
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