YouTubeで音楽を聴くこと㉖
そうそう、時々変な曲、自分のチャンネルのTOPページに出てくるんですよ。
東儀秀樹さんの「天国への階段」のカバー(敢えて「Stairway to Heaven」とは書かず日本語タイトルで書いてます)。ちなみにオリジナルは出てきません。
結構評価高いようなんですが、正直良く分からない。何だか中途半端感がある。
ということは聴いた、ということですが(笑)。
たぶん東儀秀樹さんの「好き」が勝ってしまった。
バラードのカバーは難しいんですよ。音的には終盤はバラードっぽい音ではないけれど、それでもやはりエンディングで元のイメージに回帰するから、やはりバラードして考えた方がいいでしょう。
これをやるなら「移民の歌(敢えて「Immigrant Song」とは書かない)」の方がいいと思います。
距離感が遠すぎるが故に比較対象にならないからです。
「移民の歌」のあの遠吠えのような声がメインのイントロをどう表現するか、それだけで興味が沸きます。
でも「天国への階段」では表現の幅が縮まる。
外すと、何これ?、になります。
で外しやすい。
バラードって原曲のイメージから離れにくいからです。
「天国への階段」だと、やはりイントロのギターのアルペジオがあってこそ、的な部分がどうしてもあるんですよ。後実はリコーダーの効果も大きいから、自然に枠が決まってしまう。
だから実際東儀さんもここは外さない。
でもそれはすなわちそこからどうずらすかが難しいということです。
だから下手にカバーをしても劣化版にしか聴こえない。
逆に「移民の歌」では、Robert Plantの雄たけびの印象は強いものの、逆にネタになる位突拍子もないから、自由度は高くなる。
まあ好きでやっていて聴かれているのだからそれでいいのかもしれませんが、やはり「移民の歌」の方をやってほしかったですね。
それ位「Stairway to Heaven」への思い入れがあるのかもしれませんが。
誰でもあのイントロ、弾きますからね。
楽器店では試し弾き禁止と言われる曲ですから。
誰でも弾けるのに、みんな弾いてしまう。
ある意味これは凄いことなのかもしれません。
というか今聴いているのですが、東儀秀樹さん、ギター上手いですね。
日本で言うところの三大ギタリストで、上手いと言えるのはJeff Beckだけだというのが私見です。
Claptonは他の二人より技術的に劣っているし(技術が全てではないですが、やはりハンディにはなる)、Jimmy Pageは弾けなくなると誤魔化すでしょう。
グダグダな演奏が多いんですよね。
まあこんなものは日本だけで通用する文言です。
だって肝心な人が抜けてるじゃないですか。この3大ギタリストが相手にならない、と思ったギタリストが。
明日はこの人について書きたいと思います。