作曲・編曲164

今日は予定と違う記事にします。

前に書いたことがありますが、YouTube Studioを見る時、別タブで静止画を流しながら、見ていることが多い。

やはり便利なんですよ。アルバムのジャケットが出てくるだけだから、動画を見る必要がない。

でほぼ毎日Sergio Mendes の「Never Gonna Let You Go」聴いてます。

邦題の「愛をもう一度」はどうかと思いますが。

でもやはり気になったので、画像も見たらコメントが結構増えていたんですよ。

先日逝去されましたが、正直この曲には影響がないだろうと思ってました。

ラテン系の音楽というより、はるかにAORに近い曲ですから。というよりAORそのもの。

自分自身は逆に、他のSergio Mendesの曲を聴いてもちょっと違うかなあ、と感じてしまう。

もちろん「Never Gonna Let You Go」はオリジナルではなくカバー曲です。

まあそう考えると他の曲と違っていても何の不思議もない訳です。

ただこの曲のコメント数に顕著な影響が出る、ということはやはりそれだけ「Never Gonna Let You Go」が名曲なんだと思います。

恐らくですが、Sergio Mendesの功績も大きいはず。

転調が激しい曲だと、編曲も含め上手くやらないと不自然さが出やすいのですが、Sergio Mendes版はそういった要素がほとんどない。

これ、ツインボーカルにしているところが胆なんだと思います。

今でもそういう言い方をするのかどうか分かりませんが(汗)。

ボーカルが切り替わると、やはりそこで場面転換が起きるんですよ。だから激しい転調をしても、マスキングされていい塩梅になっている。

もちろん、ボーカルが変わらないところでも転調は多いですが、上手く女性ボーカルを使うことで、転調の激しさを緩和させている。

たぶん今日も聴くと思います。

でも訃報を見てもこの曲、出てこないんですよね。シングルだとこの曲、Sergio Mendesの中では全米ランキングだと一番高い(Billboard Hot 100で4位)なのに。しかも年間チャートで16位。

もちろんチャートが上位だからいい、という訳ではありませんが、ここまで売れるのにはやはり理由があるはずです。

しかもウィキっても、日本版ではページすらない状態。

おそらく「イメージを裏切る曲」だからなんだと思います。

日本って曲自体を聴かない国なんですよ。むしろミュージシャンのイメージを裏切らない、という方が重要な感じ。

この曲はSergio Mendesらしくないから、この国ではほとんど触れられないように感じています。

Sergio Mendesは「ラテン系音楽」でなくてはならないのでしょう。

Sergio Mendesの中でも「Never Gonna Let You Go」は特筆すべき曲だと考えていますが、このような状況はやはり残念ですね。

まあ今日も自分は聴くだろうから、別にいいんですが。

自分の中ではSergio Mendesと言えば「Never Gonna Let You Go」なんですよ。

ご冥福をお祈りいたします。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。