図書館④
でも図書館って、録音媒体だけではないんですよね。
動画も結構あったりします。
これもまた珍しいものがあったりします。
King Crimsonの「Live In Japan」、レーザディスクであった図書館がありました。
そもそも「レーザーディスク」なるものを見たのはこれが最初で最後かもしれません。
結構でかいんですよ。
やはり昔は技術的な限界で、映像の方が音より遥かにデータ量が膨大だから大きくなったのでしょう。
この時のKing Crimson、いわゆる「Discipline期」なので、食わず嫌いで聴く気にもなれない方が大勢いると思います。
というか、King Crimsonを聴く方自体が圧倒的に少数派でしょうが。
やはり「In the Court of the Crimson King(いわゆる宮殿)」のイメージが強いですからね。
ただ音楽的な成熟度からすれば「Discipline」の方が優れている。
まあそれはさておき、舞台裏まで撮っているんですよ。
最近でこそ昔の曲も普通にライブで演奏していますが、この当時はこの時代の曲しかやらなかった。
でもライブ前の指慣らしで、Robert Frippがその前にリリースした「Fracture」弾いているんですよ。
たぶんKing Crimsonの中で一番ギターが難しい曲。
聴いた感じフルピッキングで、かつ弦が飛ぶんですよ。しかも速いし、リズムの乱れが許されない曲。
実際には何かやっているんじゃないか、と思いました。
ただ、単なる指慣らしで、この曲弾いていた。
映像見ると、普通にフルピッキングで機械のような正確なリズムで弾いているんですよね。
さすが「人間シーケンサー」と呼ばれることはあります。
でも、これって映像見ないと分からないんですよ。
映像の怖さが良く分かります。
でもこれを図書館に入っていること自体が不思議。
きっとマニアがいて、その人の仕業としか思えない。
でも、これって映像作品があるからこそ言える話なんですよね。
やはり図書館、凄いな…。