テクノロジーと音楽③

CD普及の影響についてはまだまだ書くことはあるのですが、昨日の流れでCD以降の変化について書きたいと思います。

音声圧縮技術の進歩です。

これが無ければサブスクが普及することは無かったでしょう。

CDの音質(決して高い訳ではなく、だからこそハイレゾも出現した)のままだと、サブスクの発展は相当程度遅れたはずです。

もはやCDの時代は終わりでしょう。音質ならハイレゾの方が高く、利便性でいえば圧縮音源の方が優れているが故に中途半端な存在になった。

で、サブスクの普及が、曲の尺を短くしました。

とりあえず最初の10秒ダメなら飛ばされる。で長くても飛ばされる。

YOASOBIなんて、長くても4分台前半の曲が多いし、3分切る曲までありますから。

こうなると曲作りの考え方を変えざるを得なくなってくる。

自分自身昔は平気で6分台の曲とか書いてましたが、今は意識的に長くても4分台に収めるようにしています。

サブスクが音楽を変えた、という話は良く聞かれますが、この背景にはやはりテクノロジーの進歩があり、それなしでは今の状況は生まれなかったかも
しれないし、生まれたとしてももっとタイミングが遅くなったでしょう。

まあこの辺は鶏が先か卵が先か、みたいな話のように捉えられるかもしれませんが、たぶんサブスクがあろうがなかろうが、音声圧縮技術は進歩したのだろうと考えています。

音楽だけの話ではないですからね。音楽以外でも有用な技術である以上、この技術は発達しただろうし、それが音楽にも使われる、ということは自明のことだと考えています。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。