カバー㉙

突然ですみません。

㉘を書いたのが2年以上前でした。

内容自体は昨日の続きです。

むしろ過去の記事とは関係ないかもしれません。

このテーマについて昨日書いていて、あ、そう言えばこの曲あった、と思ったので、この曲について書きたいと思います。

「Somewhere」です。

でもこれで検索かけても引っかからない。

英語で「somewhere leonard bernstein」で検索するとWikipediaの英語版が出てきます。

まあ書いた通りLeonard Bernsteinの作品です。

この方、もちろんあの「レナード・バーンスタイン」です。

Karajan(カラヤン)と並ぶ20世紀を代表するクラシック指揮者。

でもこの曲はミュージカル。

あの有名な「West Side Story」の一曲です。

ちなみに自分自身はミュージカルなるものが大嫌いで、基本聴きません。

オペラもそうなのですが、「リアリティ」を感じないんですよ。

どんなにストーリーが良くても、あの有り得ない歌を聴くだけでしらける。

歌がストーリーの邪魔になっているとしか思えない。

ただこの曲、「ミュージカル」を超えてしまっています。

カバーしている人を上げるとこんな感じです。

The Supremes、Barbra Streisand、Phil Collins、Marianne Faithfull、Pet Shop Boys、Aretha Franklin、Tom Waitsその他大勢。

で、ジャンルもバラバラ。

基本的に自分が一番好きなのはBarbra Streisand版、次がTom Waits版かな。

ジャズスタンダードとは全く違う現象。

このメンバーでは同じところに行きつくはずもない。

特にPet Shop Boys版はほぼ別の曲にしか聴こえない位のものになっている。

おそらくですが、元々Leonard Bernsteinはクラシックの指揮者であって、ミュージカルの音楽作品の制作者ではないことに起因しているんだと思います。

そもそも「越境者」なんですよ。

この曲聴いても全くクラシックではない。

そもそもジャンルレスなところで制作されているので、制約が低いんですよ。

だからジャズスタンダードの歌モノとは様相が全く異なる。

ジャズスタンダードも元々はジャズではない曲が大半ですが、やはりジャズミュージシャンばかりが歌っているとジャズになってしまう。

だから「同じ土俵での勝負」になってしまう。

でも、この曲にはそういう要素がない。

こういう曲こそカバーに適していると言ってよいのでしょう。何やってもOKだから。

まあ英語なので、日本人にはやはりハードルが高いのかもしれませんが。

明日はここ最近見た音楽番組を見て感じたことを書きたいと思います。

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