作曲・編曲181
今日は予告通り、今井美樹さんの「潮騒」に戻ります。
一般的にこの国の場合、編曲は別の方が標準パターンです。
でもこの曲、編曲も布袋さんなんですよね。
というか驚きました。この記事を書くまで知りませんでした。
でも一方、納得もしたんですよ。
やはり、イントロなし+Aメロ始まりは勇気が必要です。
Aメロをサビより強く書く人はいません。実際この曲もやはりサビの方が強いでしょう。
すなわち「弱い部分」から始まることになります。
編曲者の意思だけでこれをやるには、相応の編曲者であるか、よほど自信がある人か、身の程知らずかのどれかでしょう・
でも書いた本人が編曲しているのであれば、誰も文句の付けようがない。
全部自分の責任になりますからね。
たぶんですが、布袋さん、自信があってやったのだと思います。
もちろん今井美樹さんの歌に対する信頼感もあったのでしょう。
ただこの自信、Aメロに対するものとだけとは言えません。
当たり前ですが、日本の曲の場合(というより「サビ」という概念がこの国特有のものですが)、サビがAメロに負けるとそれだけでダメな曲になります。
一番盛り上がるところで盛り下がりますから。で、Aメロはサビよりインパクトがあってもダメ。
やはりそう考えると、「サビ」は重要であって、イントロなし、Aメロ始まりは「サビ」がよく出来ていないと難しい。
でもそうなると「良く出来たサビ」とは何か、という話になってきます。
明日はこの点について考えてみたいと思います。
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