ミュージシャン②鬼束ちひろ~7

さて、今日は少し戻ってアルバムの中の作品について触れたいと思います。

「call」とか「螺旋」のような作品も触れようかと思ったのですが、やはり永遠に終わらなくなりそうなので、ここは「茨の海」を取り上げたいと思います。

以前別の記事で触れた「King of Solitude」同様、シングルではありませんがMVのある作品です。

この曲の入っているアルバムには「infection」や「流星群」も入っているので、そこまでもしなくても、といった感じなんでしょうが、やはりそれだけの価値のある作品と判断されたんでしょうね。

この曲もⅥmは高頻度で出てきますが、基本単体で使われているので、明確な長調です。

あとⅣ始まりが多いのも特徴ですね。ただ普通にその後がⅤーⅠと進行する場合が多いので、単に起点をどこに置くかの問題です。

ただⅣ始まり、J-POPには多いですよね。やはりこの国では調性感が明白なコード進行は好まれないんでしょう。

まあそれはさておき、この曲はファンの間では人気が高いんですよね。

確かにいい曲だとは思いますが、やはりこの「ダークさ」が「鬼束ちひろ」に求められているものなんでしょうね。

字面からして凄いですから(笑)。むしろ字面ほどダークではない(笑)。

自分自身も好きな曲ではありますが、やはり「Sign」ですね。

ただYouTubeだと高評価の数はこちらの方が多いですし、再生回数もこちらの方が多い。

やはりこれが世間の求めている「鬼束ちひろ」なのかもしれません。

ただ自分的に言うと、鬼束ちひろさんの曲ってダークな曲が多いから、そういう曲だと自分内競争率が高くなるんですよ。

そういう意味だと、やはり違う路線の曲の方がやはり響きやすいんですよ。

だから「Sign」やKing of Solitude」が好きなんだと思います。


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