作曲・編曲104
昨日森高千里さんについて触れたので、今日はこの曲を取り上げたいと思います。
「雨」ではなく「渡良瀬橋」です。正直同時代では聴いていないせいかもしれませんが、やはり自分にとって森高千里さんと言えばこの曲です。
曲としてあまり語ることはないと思います。もちろんいい曲だし、森高千里さんの曲の中でも一番好きな曲ですが、何か特別なことがあるかと言うとCメロの転調位でしょう。
他の部分でもノンダイアトニックコードは出てきますが、平行調のドミナントとその根音省略形位です。
ただ誤解されるといけないので書いておきますが、曲って複雑なコードを使うことがいいことではありません。
その方が記事は書きやすいけど、いい曲かどうかとは全く関係ありませんから。
そうそう、こんなこと書くための記事ではありませんでした(汗)。
この曲、アレンジ的には古いんですが、こういう曲は古くてもいいんですよ。
昔のことを懐かしむ曲だから、懐かしめ位方がいいでしょう。
で、やはり特筆すべきは、尺の短さです。
4分きっかり、今の曲みたいですね(笑)。
いわゆるBメロがない、というのが大きいと思われるかもしれませんが、元々Bメロってそれほど長くないからあまり影響は大きくないです。
やはりイントロの極端な短さ、エンディングがほぼない、2コーラス目のAメロが1回だけ、というのが大きいと思います。
というより、明らかにコンパクトに作ろうとしてやっていますよね。
この辺がやはり上手いんですよね。
特にこういう詩だと、あまりしつこくやるとねちっこくなるから、短い方が情緒が出るんですよ。
シンプルだけれども、実によく出来た名曲だと思います。
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