クラシックとポピュラーの狭間⑤
今日は元の記事に戻りたいと思います。
クラシックのポピュラーへの使い方として「借用」という手段がありますよね。
話題性作りの手段として効果的な方法だと思いますし、作品の上でも効果的に使われる、いいやり方だと考えています。
ただ、これもやり方次第、という側面を持っていると思います。
使い方によって作品の作りが全く変わってくるからです。
以前にも触れましたがSTINGの「Russians」のような使い方は実に上手いです。
イントロで使っていてそこから発展させて曲を作っているので、原曲を生かしながらも別の作品になっています。
それに比べてBilly Joelの「This Night」はサビで使っちゃっているから面白味は少なくなりますよね(笑)。
その部分が発着点ではなく、帰着点になってしまうから、あくまでもその部分がメインになってしまい、そこに至るまでの部分は単なる「過程」になってしまいます。
やはりものは使いようで(何て言い方をすると原曲が好きな方には怒られそうですが)、クラシックを題材にして作った場合でも、その使い方によってその作品の仕上がりは大きく変わってくる訳です。
次回はもっとクラシックに踏み込んだポピュラーについて書きたいと思います。
そう書くと何について書くのかが分かってしまうかもしれませんが(汗)。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。