音楽の聴かれ方⑤
まだ続くの?、もう終わったんじゃないの、と思われるかもしれませんが、終わりじゃないんですよね(笑)。
自分でも最初から長く続けるつもりはないんですよ。ただ書きだすと色々なことが頭に浮かんできてしまってくるので、長くなってしまう、そんな感じです。
でサブスクやYouTubeに主力が移った「音楽の聴かれ方」ですが、これは自分が書くまでもないことで、今はCDは全然売れず、DLも少なくなる一方、コロナの前までは、「ライブ」は盛んに行われていましたよね。
もちろん今では見る影もありませんが。
ライブ自体が少なり、やったとしても観客数制限で見れる人の数も少なくなって、いわゆる「収入源」にはならなくなっていますよね。
コロナ禍でこのような状況になったは残念なことですが、コロナ前がいい状態であったかというと、自分自身は懐疑的です。
本当に音楽を聴くのが目的で行っている方は少ないように感じていました。
みんなで参加して盛り上がろう、みたいな感覚を強制されているような感じを受けるんですよね。
座って聴くのは許されない、みたいな...。
もちろんクラシックやジャズのコンサートなりライブであれば違うのですが、ロック系だと音楽を聴くことが目的じゃなくて、一緒に盛り上がるのが目的になっているように感じています。
中にはメジャーなバンドでさえ、ライブで盛り上がるための作品しか作れない方もいらっしゃいますからね。
もちろんそれが悪いか、というともちろんそういう楽しみ方があることは否定できないとは思います。
ただそれって本当に音楽を「聴く」ことなのかというと少し違うような気がしています。
むしろ「ツール」としての音楽、といったように感じてしまうんですよ。日常性から切り離された場を作りだすための「ツール」、そんなイメージです。
スポーツ観戦の方がまだ「スポーツ」を楽しむ人が多いような気がするんですよね。「ツール」として使っている方も間違いなくいますが、本当にスポーツを見に行っている方も巻き込まれずに見ていられる環境が、音楽より整っているように感じています。
だから自分の場合は「ライブ盤」を聴きたいと思うことはあっても、ロック系のミュージシャンのコンサートなりライブに行く気はあまりおこらないんですよね。
もちろん色々な聴き方があっていいのは間違いないということは理解はしていますが、自分の「音楽の聴き方」と違っているんですよね。