よく聴く曲⑧
で、今日もまたYOASOBI、「たぶん」です。やはりこの曲も王道進行とJust The Two Of Us進行が使われてますね。
普通こういうことって怖くて出来ないんですよ。これしかないのかよ、と思われそうじゃないですか。
でも全然違う曲に仕上がっているんですよね。
こういう曲を聴くと、「曲はコード進行で決まらない」ということを実感させられます。
やはり上に乗っている旋律が重要だということが良く分かります。
だって歌モノじゃないですか。旋律が重要だというのは言うまでのないことです。
自分自身、コード進行で曲を語ってしまうことは多いです。
その理由は簡単です。単に書きやすいんですよ(笑)。
コード進行って理論的に語れるものだから、言語化しやすい。
旋律にも理論がない訳ではありませんが、単旋律の場合、明確なものではありません。
だから「旋律」について書くというのは、かなりハードルが高いです。
でも、大抵の方は音楽を聴く時、「旋律」を聴いていると思います。ただ旋律は言語化しにくいから「好き」か「嫌い」で終わりやすい。
自分も一度いきものがかりの「ドレミファソ~」について批判的なことを書きましたが、それはあまりにも極端な例だから書けるのであって、教会旋法とかでもない限り、旋律については書きにくいものです(だからこそ逆に「Scarborough Fair」は旋律について書かれることが多いのです)。
ただ、そこに触れないとYOASOBIの作品の場合、終わらないようにも思えます。
そうしないと、YOASOBIについて語ると「王道進行」と「Just The Two Of Us進行」の組み合わせ、としか語れなくなってしまうんですよね。
どなたか腑に落ちる説明をしていただけるとありがたいのですが…。
少なくとも自分には無理ですね。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。