Lovely Life*~一陽来復
今年の立春は2月3日。まだ日があるなと暢気に過ごしていたら来週じゃないか!
ということで慌てて『一陽来復』のお札をいただきに出かけた。
関東だと穴八幡宮が有名だが、関西だとどこだろうなといろいろ調べていた。
前回は京都の車折神社まで足を延ばしたのだが、すっかり頭の中から抜け落ちていて急だったので今年は大阪で探そうと思った次第。というかそもそも昨年はリハビリ中で行けなかったんだった。
てことで早速出かける準備。今回お参りする神社は都会の真ん中にあるこぢんまりとした神社。
少名彦神社(すくなひこじんじゃ)
HPの説明を少し拝借すると大国主命(おおくにぬしのみこと)と一緒に国造りをされたといわれている少名彦命(すくなひこのみこと)と炎帝神農(えんていしんのう)がご祭神。少名彦命は常世の神。医薬・まじない・温泉・酒造の神など多彩な能力を持つ神とされている。
炎帝神農は帝の一人で、人々に医療と農耕の術を教えたといわれている。
・・・とのことだった。
『日本医薬総鎮守』で、『病気平癒・健康成就の社』ということなので医薬会社が数多く点在している大阪道修町に鎮座しているというのも納得。
思い返してみれば今年の年始早々寝込んだ風邪、過去2年にわたっての骨折、数年前に患った大病。特に数年前の大病においてはいまだ経過観察が続いている。そしてつい先日の健康診断で血液検査も追加でしてもらった結果は総てに於いて以上なしということでめちゃくちゃほっとしたばかりだった。
前述したようにここ数年続いた病気やケガか続いたのでこの神社を選んで参拝したのも何かのご縁なのではなかろうか。
そんなわけで初参拝の少名彦神社で、今日はどういう目的で参拝に来たのか、ついでと言っては大変失礼なのだが病気平癒の神様と知ったからには自身の病気のことや平癒をお願いしますと事細かに今の現状を神様にずっとぶつぶつと語りかけていた。
わたしはいつもどの神社仏閣でもお参りの後はしばらくその場に滞在するのだが、今回も神社のパワーをいただこうと散策していた。すると神社には珍しくペットを連れての参拝客が数組。基本的にペットを連れての参拝はあまりよろしくないと聞いていたのに珍しいなぁと思っていたらなんとこちらの神社はペットのご祈祷もされているとか。
道修町は動物用医薬品メーカーやペット関連消臭剤メーカーなどペットにご縁のある企業がたくさんあるということと神社の御使いである虎も動物であるということで近年特にペットの健康成就のお社としてたくさんの方々にお参りいただいている・・とのこと。
覚えておこう。この先また動物を迎えることがあったら一緒にお参りに来よう。
話がずれてしまったが長い参拝のあとに一陽来復のお札をいただく。
お札というより護符なので紙一枚。なので丁寧に持ち帰らなければならない。折り曲げることはもちろんのこと、落としたり床に置いてもいけないのだ。とはいえ無論バッグを床に置くことはないのだが、何かの間違いでということはあるかもしれないので持っていた小さなバッグを丁寧に抱えて帰路についた。
帰宅して中身を確認したのち護符をテーブルの上に丁寧に置いている。
そして2月2日から3日へ日付が変わるその瞬間に貼るのだ。なので恵方と貼る位置を確認して当日スムーズに貼れるように練習までした。(いやこれはまじで)
そして最も注意しなくてはならないことは椅子から転げ落ちぬことだ。
ふざけてるように聞こえるかもしれないが大マジなのだ。
そして何においても最重要事項なのだ。
◆◆◆
そういえば一陽来復のお札を求めるのに並んでいたのだがひときわ目を引く御朱印帳を見つけた。わたしは御朱印を集めていないのでおそらくこの先手にすることはないと思うのだが、真っ白い御朱印帳でとても素敵だった。ちょっと集めてみようかなと思うぐらいに。
2月の真ん中あたりにまた行こうと思っているのでその時にまだあれば手に入れてもいいとすら思わせるほど美しい御朱印帳であった。
Sentence & photograph by 碧