戦国武将とビジネス書とプレゼント
こんにちは~。青野です。
私がこどもの頃、母とおばがしゃべっている間、暇つぶしに私は、書斎に行っておじが買っていたであろうビジネス本をよく読んでいました。
昭和のブームだったのか、戦国武将をヒントにしたビジネス書が多かったです。
よくあったのが、織田信長と豊臣秀吉の草履の逸話です。
あるとき、信長が、自分の草履を履くと、ほんわりと暖かい。これは、身分の低い草履とりが、自分の草履に腰かけていたのだな。と思い、草履とりを呼びつけ、𠮟りつけ、処分しようとすると、
「お恐れながら、私は、殿の草履をこの懐で暖めていたのでございます。」
と、言って怒りを静め、信長はこいつは気の利く忠臣だということで、のちの秀吉が農夫の子から立身出世していく。と言った定番の話なのだけれど。
史実のほどは、わからないですが。
当時のビジネス本は、どうやって上司に認めてもらえるか、組織の中で、どのように立ち振る舞えばよいのか。といったことが、テーマになっていたものが多かった気がします。
言葉が上品ではありませんが、人たらしの極意みたいなものですね。
今、思うと本を買っていたおじさんが、営業職だったこともあって、そのような本が多かったのでしょう。
先日、ビジネス系のYouTubeを見ていたら、北原孝彦さん(Dearsグループ代表)がこんな話をしていました。
「う~ん。これを言うと傷つけちゃうかもな。ホテルに帰る僕に、ホールケーキをくれる人。あと、生のブロッコリー。」
と、ビジネスで成功しない人の例をあげていました。
たしかに、キッチンのないホテルに帰るのだから、困るのは当然だな~。
と、ビニール袋に入った大量のブロッコリーとホテルの部屋で、ひとり立ち尽くす北原さんを勝手に想像して、私は、笑ってしまいました。
残念なケーキ屋さんとブロッコリー農家さんは、自分のことしか考えない身勝手な人と捉えることもできますが、悪気は全然なくて、先天的に想像力が欠ける個性かもしれません。では、この人たちは、どうしたら良かったのかというと、秀吉的な、ナンバー2の配慮のできる人が、そばにいたらよかったのだと思います。
例えば、奥さんとか従業員に、意見を聞いて、
「新商品のホールのケーキあげたいかもしれないけれど、スッタフさんも食べられる個包装のクッキーにしたら?」
とか、
「コンビニのサラダみたいに、すぐ食べられるように、調理して、保冷剤入れたバックにいれたらどうだろう?」
といった案が、耳に入っていたら違った印象になったでしょう。
私は、いろいろ考えるのが好きで、行動ができないことが多いので、ケーキ屋さんもブロッコリー農家さんも、行動力があってすごいな~。と感心します。
私は、あの人にこれを、プレゼントしたいと、旅先であれこれ買っても、ああだのこうだの、やっぱり迷惑かな?と考えすぎて、渡すことことができないことがあります。
話しが、それました。
偉業を成し遂げる巨人は、視座が高すぎて、足元が見えません。
足下に穴があっても、気付くことが出来ないので、小人さんが、巨人が穴に落ちたり、つまずいたりしないように、せっせと穴をふさぐ役目があります。
巨人に小人さんは必要なのですが、小人さんに嫌われて、孤独な巨人さんになっている人もいて、どうしたら良いのかしらね〜。と、考えることがあります。
孤独な巨人さんは、とても優秀なので、高い山にサッサと1人で登って、ついて行けない小人たちを置き去りにしがちです。
北原さんのように、自分の苦手なことや弱い部分を見せてくれると、周りの人は、サポートしたくなるんだな〜。
と、勉強になりました。
明らかに組織の上の人が、
「君のことが必要です。」とか
「君のことを頼りにしているよ。」
など、はっきりと感謝のことばをかけることは、珍しいですよね。
私は、なんだか街中で、偶然見てしまったカップルの愛の告白のように感じられ、ソワソワしてしまいます。でも、ホッコリみたいな。
YouTubeを見てから、ズボラPDCAを買って、読ませてもらったのですが、YouTubeの内容が濃すぎて、本があっさりし過ぎな印象を受けました。
そもそもズボラではないですから、、。
すばる舎さんは、最近ヒット連発しているので、また北原さんの濃い本を出してくれるでしょう!楽しみにしてます。
それでは、また〜😊