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週末に年度末の有給休暇の消化を加えて、伊豆半島の「達磨山」へ山行に出かけた。達磨山だけならば一泊二日での旅行も可能だが、あれこれ計画して都合三泊四日の旅となった。初日は浜松市の「スズキ歴史館」を参観し、午後に伊豆半島へ移動。有料道路はあまり使いたくはなかったが、愛知県の岡崎ICから浜松西ICまでは東名高速を利用した。以降、伊豆半島までは下道を走った。
函南町でこの旅最初の給油を行い、ガソリンスタンド近くのスーパーで食料の調達をした後は、右に駿河湾を見ながら県道127号を南下、戸田港に近い道の駅「くるら戸田」に到着した。達磨山の登山口がある「戸田峠」へのアクセスが良い。
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夜明け前に道の駅を出発し、戸田峠を通過して「だるま山高原レストハウス駐車場」に立ち寄った。ちなみに達磨山と尾根続きの金冠山(きんかんざん)へはこちらに車を停めた方が都合が良い。戸田峠駐車場にはトイレが無いので山に入る人はこちらで済ませておくのが宜しいかと。レストハウスの外には飲料の自動販売機もあったはず。
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戸田峠駐車場は意外に空いていて自分も含めて車は三台。ちょうど日の出の時間だったようでご来光を拝むことが出来た。
6時15分に案内板の横から入山。
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達磨山もその手前の小達磨山も、とにかく階段が多い。登山道はともすれば階段が無い方が歩き易い(疲れにくい)場面もあるが、階段がある分、「人の手」が係かっているということで感謝したい。膝が壊れるのではないかと弱気になったり、長い階段を登り切った後に同じように長い下りの階段が見えたりすると心が折れそうになるが、この「苦行」を乗り越えていく(しかない…。)
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小達磨山を下りると西伊豆スカイラインが現れる。これを横断するのではなく西伊豆スカイラインに沿って数十メートルほど歩く。幸い、早朝のためか車の往来はない。一方で下山時、即ち達磨山を下りて小達磨山に向かう際は、バイクや車がビュンビュン走る時間帯に差し掛かっており、しかもその一帯がコーナーになっているので精神衛生上よろしくない。
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登山道には振り返れば駿河湾に浮かぶ富士山が見えるポイントが幾つもあるが、山頂から見える景色に期待してなるべく振り返らない。そうこうしているうちに登頂。
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山頂で絶景を独り占め。熱々のコーヒーをゆっくり楽しんだ。絶景とか、景色を期待してとか言っているが、実は眼鏡を車に忘れてきて今一つ見えていない。相変わらず、何かしら忘れるのである。
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あせびヶ原という名称の場所があるぐらいだから、達磨山はアセビの名所なのでしょう。戸田峠駐車場付近で多く見られたが満開はもう少し先かな。
膝痛もなく無事に下山。前夜車中泊させてもらった道の駅の施設「壱の湯」で入泉。ナトリウムカルシウム硫酸塩泉の泉質で、いつまでも浸かっていられると思うほど柔らかいお湯だった。車内で一息ついてから富士山麓へ移動した。
山行日:2024年3月16日