キャンプ2023夏
8月最初の週末、友人の「ケンちゃん」とキャンプに行ってきた。キャンプ地は、これまでに幾度となく訪れている長野県松本市奈川の「高ソメキャンプ場」。お互いにそこそこの年齢になったのでテント泊ではなく、設営・撤収の手間があまりかからないバンガローをチョイスした。8月と言えばこどもたちは夏休みだが、親御さんは次週には夏季休暇に入る。そんなこともあってか、キャンプ場全体を見回すと、思いの外混雑はなかった。下界は猛暑続きの毎日だが、さすがに標高1200mにあるキャンプ場。暑さの懸念は危惧に終わった。
今回はケンちゃんが車(初代アルファード)を出してくれた。地元での食材の買い出しから昼食の蕎麦屋を含め、非常に楽チンな道中であった。
管理棟でスタッフから丁寧な説明を受けた。バンガローの鍵と熊鈴などを受け取り、サイトへ移動する。バンガローサイトへの道路は狭く、アルファードをバンガロー前にバックで入れることは困難だが、道路の一番奥に展回場が設けてあり、容易に進行方向を変えることができた。
サイト周辺には夏の山地に咲く花が見られた。
タープの貼り方(位置決め)で若干の議論をしたが、テントが無い分設営は早い。太陽はまだ頭上にあるが缶ビールで喉を潤す。
「釣りに行ってくる」と言ってケンちゃんは出て行った。高ソメキャンプ場は中央に大きな釣池があり、ニジマスや岩魚が放流されていて有料で釣りが楽しめる。そういえば彼は管理棟で釣れるポイントを聞き出していたな(笑)
30分そこそこで戻ってきた彼は、バケツに岩魚2匹とニジマスを1匹持ち帰った。炊事場で手際よく捌くと金串の代わりに割りばしで焼こうとしたが、魚が大きすぎて適わず、網の上で焼くことになった。取り出した魚の内臓は焚火の燃料となった。肝心な焼いた魚の画像は無いが、美味しく頂いた。
一時パラパラとミスト状の雨が降ったが、日没時間が近づくと天気は回復していた。やがて乗鞍岳の方向が赤く染まり始めた。
見たことが無いような夕焼けだった。これを見ただけで今回のキャンプは成功で、尚且つ記憶に残るキャンプとなった、と言えるだろう。
余韻冷め遣らぬままに宴は進む(画像なし)。どうにも名前が出てこないが、野鳥の声が森に響く。
日中、時折吹きつける風は涼しいが、日差しは強く、太陽に当たると暑さを感じていた。さすがに日没後は気温が下がり、長袖を羽織って焚火にあたった。程良い時間に宴を終了しバンガローで床に就いた。
翌朝。夜中に生理現象で一度目を覚ましたが、5時前に起床して焚火を起こした。ケンちゃんが起きるのを待ったが、なかなか起きてこない。お湯を沸かしコーヒーを啜りながら待つ。が、起きてこない。仕方が無いので2杯目のコーヒーを入れ、レーズンパンを齧り朝食を済ませた。カップスープを飲み干した頃に彼は「お目覚め」であった。
チェックアウトは10時ごろと申し合わせていたので、ゆっくり過ごした。帰りに管理棟に立ち寄って鍵や熊鈴を返却。前日、受付時にゴミ処理代を支払い済(専用のごみ袋が貰える)なので、廃棄場で缶やペットボトル、燃えるごみを捨てさせてもらった。
奈川から30分ほど上高地方面に進んだ「さわんど温泉」で朝湯に浸かり、高山市経由で帰途についた。前夜、キャンプで飛騨牛を中心にしたBBQを楽しんだばかりだが、昼食は「国八食堂」でホルモン定食と鉄板焼き豆腐を食べた。日傘をさしながら炎天下で40分ほど並んでバテ気味になっていたが、あっという間に元気を取り戻した。
旅行日:2023年8月5日~6日