0364 頑張ってもいいことがない

名誉や金のために頑張ったのではない、自分は国のためを思ってやったのだ。
とは、日露戦争時の従軍日記を書いたとある歩兵の言葉である。
私も、肩書やお給料、見栄の為に頑張ったわけではないし、管理職になったわけじゃない。少しでも良くなれば、と思っただけだ。違った目線の仕事をしてみたいというのもあった。

でも色々忘れていた。
政治的なことをしなくてはならないし、マネジメントもしなきゃならない。
部下をなだめすかし、ご機嫌を取り、仕事を進めなければならない。
上司の指示がどんなに馬鹿…いや、阿呆…いえ、その場限りのことだけしか考えていなくても、嫌だと言えない(言ってたw)

つい、課題を長い目で見て解決したいと思ってしまい、もうちょと頑張ろう、もう少し無理してみようとし続けてきたのだけれど、課題解決策に、上司の利益はないからあまり相手にはされなかったし(しかも拒否されたしw)、頑張った結果が、上司の昇進につながるだけで、自分はと言えば、「若いから」という理由だけで、一回異動箇所が多いわ(すごろくで言えば、同じさいころの目が出ているのに、みんなは3進めて、私は2だけしか進めない、年功序列のなせる業)、トラブルバスターみたいな異動ばかりだわ、とろくなことがなかった。

頑張って、仕事って楽しいのかな。
組織の目標解決で、喜ぶ幹部が気持ち悪くてたまらなくて、とりあえずは今目の前で困っている人を何とかしたいということだけが、私のエンジンを動かしているのだけれど、なんだかそこも故障気味で、動きが悪い。

ねぇ、楽しいものなのかな。
頑張ってもろくなことがないから、もう辞めたいのに、アラフィフじゃ行き先なくて、人生詰んでる今日この頃である。


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