0109 楽しみが転がってる日
低気圧でぐったりな日。自分が気圧にやられるようになるとは思わなんだ。
さて、アルクの英会話が届いた。人生2度目の通信教育チャレンジである。
TOEICの英文法分野が弱いので、「キク英文法」をちまちま進めていく所存。
これで少しは、たどたどしくても英語を話せるようになりたいと思う。
それはたぶん、初めて会話をしなければならなくなった相手が、とても優秀だったからだろう。
相方が、会社の関係で1か月程度の海外研修に出た際にあった人だ。コロンビア出身で、英語は日本人と同じ第二外国語という扱い。
母国で仕事をしていたが、戦争に絡む業務があり、嫌になって海外にきたと言っていた(と、相方が訳した)
アメリカという国への不信感や、自分の国のこと、紛争のこと、相方(時々グーグル)を通じていろいろ話してくれ、私も思い切って、いつも封じている自分の思想を伝えた。
驚いたのは、彼は否定しないのだ。「お前は間違っている」とは言わない。
「そういう考えたかもあるが、自分は違う。なぜなら~」とくるから、面白い。これが議論なのだと思った。だからこちらも、私はこういうことで、こう考える、と伝えるのが楽しくなってくる。
論破を楽しむ意識高い系の日本男児とは、偉い違いだ(笑)
何故これを、自分の言葉で話せないのか、と単純に思った。
とはいえ、仮に話せたところで、片言ゆえにうまく伝わらないだろう。
だが、彼のすごいところは、「話さなければ、話せない」「どうであろうと、自分の考えを自分で話して」というスタンスだった点だ。
日本の行く末を心配したのは言うまでもない(オマイウ)
最後に、衝撃的だったのは、彼が「日本にきたのに、日本語が分からず申し訳ない。不快か?」と聞いてきたことだ。
そんなことはないということを話すことに集中して、どうしてそんなことを思うのか、聞きそびれてしまったのは、実に惜しいことだった。
「外国語を話せない人でも有識者であるアメリカ」なんて一文を思い出したりした。
確かに、行った先の国の言葉を、片言でも話してくれたとしたら、その思いを「嬉しい」のかもしれないが、話せないとしても不快ではない。
でも、世界は違うのだろうな。彼がコロンビア出身であり、白人ではないということもきっとあるのだろう。
私もアジア人で黄色人種だから、世界に出たらどうなるのか。
幸いにも人種差別を受けずにいるが、小学生のころに無理やり通わされた英会話教室で、「ジャップ」と言われたのが唯一か。(そこだけ聞き取る小学生)
そもそも、国を出て海外で勉強し、そこで仕事をする。自分はこれがやりたいから、学ぶ。という姿勢が欠けているので、いろいろひっくるめて、彼はすごかったなと思う。
今、コロナでどこで何をしているやら。
私もよちよち歩きながら、頑張っていきたい。
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