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0764 それでも言いたい
独裁とはこうまでストレスになるのか、という実体験をした。
マンション理事会の理事長と副理事長である。この二人、結託しているのでタチが悪い。
マンションをよくしようという思いが悪い方向に向かっていて、他の理事らに「もっと真摯に活動しろ」と強要し、それでいて、彼らに反対意見を述べると攻撃してくる。
根拠がないと反対意見を言えなくて、「お金がかかることだから慎重に議論すべき」という意見にすら根拠がいる。根拠とは。
作業の日程も2、3日というもので、締め切りを設定した割に、即レスを要求する。すぐに返信メールをしないと、攻撃が始まる。
これが二人からやられるので、他の理事はだまり、しかし、初年度に理事長の強権発動で、手続きを踏まずにマンション管理士を首にした経緯から、相方氏はひとまず暴走を食い止める力になるべく、きちんと意見を言い続けた。
結果、追い詰められ、会社でパワハラを受けた記憶が蘇り、若干体調不良となってしまった。今度病院へ行く。
彼は、帰宅が遅い。そんな中、行き帰りにメールを確認し、帰宅後にメール返信や書類作成、確認作業をしていたのだが、副理事長からの、「自分は体調不良だし、時間のない中やっているんだから、もっとしっかりしてほしい」とメールが来て心が折れたのだった。
そもそもその原因は、理事長と副理事長が某施設を有料化しようとし(理事会の判断で!)、アンケートをとるべきとか、もっと議論すべきと唱えた残りの理事へ、じゃあアンケート作ってみろと、と言い出したことである。
作ってみたら、「こんなのわかりにくい」と真っ赤に訂正して返し(しかもくどい文章付)恣意的な選択肢を突っ込んでくる。後出しの意見を次々だし、もう理事交代だというのに決めつけるような結果を出すアンケートにしようとしてくるのだ。
必死に対応していた相方氏を、アンケート案を作り、サポートしていたこちらも「憤怒」である。
それで、ついに副理事長の体調不良云々が来たので、私も切れてしまって、行動を起こした。
直接副理事長のところへいき、対面で文句を言ったのである。
「みんな忙しく、こちらも体調を崩した中でやっている。なのに、あんな文章を送りつけるのはどうか?」
本当は人としてどうか、と言いたかったが、相方氏が横で震えていたのでやめた。
独裁の圧力が及ぼす影響や、言いたいことも言えなくなる雰囲気、それでも湧き起こる言いたいことは言いたい苛立ち。
これが国家レベルで起これば、私は死んでいるのだろうと思う。
反対意見は理事長や副理事長を否定するために言われたものではない。人からお金を取るということの重みを踏まえての発言だったのだ。どうもこの両人はお金を取るということを軽くみているように思える。
お金を稼いで、そのお金をまたいただくこと。その大変さがわからないという大人ってどういう大人なのだろう。
この理事の任期ももう終わる。相方氏のメンタル不調が長引かないことを願いつつ、私は私で、カウンセリングのようなことをしながら、フォローをする(と、こちらも削られて、頓服用にもらった強めの精神安定剤を飲むことになる)。
議論というものの難しさ、正義というものの危うさ、独裁のこと体験。
いろいろなものを考えさせられた今期の理事会だった。
きっと何気なく立っているマンションでも、様々な理事会物語が生まれているのだろう。
…賃貸が楽だな、と思ったけれど、歳をとると貸してもらえなくなるし、あぁ生きるって大変(大袈裟)
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