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0744 接待要員として

某テレビ局や某タレントの件でニュースが騒がしい。その隙間で世界では大変なことが起きている。世界のことの方が隙間と思えるのだから、平和ボケしているのか、平和なのか。

さて、あまり触れたくはないが、その騒がせている案件で、思い出したことがある。
会社の幹部、お偉いさんはたいてい男性で、50代くらいが多い。その下の直属上司は40代が主流だ。その下に若手がいるという構造が、我が社の本社組織である。

お偉いさんがその下である、直属上司らと飲みたいというと、直属上司らは若手女性職員集めに奔走する。「幹部と飲み会があるから来い」とそのままの命令である。
当日当人も来るから、まあいいのであるが、その若手女性のメンツは女性の目から見ても、綺麗どころをそろえている。そして会場ではお偉いさんの周辺に彼女らを配置する。
一次会でお偉いさんが帰ると、二次会は自分たちの番とばかりに、直属上司たちがカラオケで彼女らからお世辞を受けると言うのが一連の流れだった。

コロナを経て、そういう習慣は途切れた…と思いたいが、あいにく私はもう本社にいないし、支社にいても、もう若手女性ではなくなっているのでお声もかからないから真偽の程はもうわからない(元々若手の頃も呼ばれることはなく、愚痴られることで知っていたw)
管理職になったらなったで、女性というだけで呼ばれたものだし、それをやっかんでか、男性管理職からは「女だから何をしなくても偉くなれていいな」などと言われてストレスを溜め込んだことまで思い出した。

数だけは女性管理職が増えていきそうであるが、こういう世界で生きてきた女性が上に立った時、どう出るか分からない。少なくとも私の見てきた女性管理職は、自分も通ってきた道ということで、同じことをしていた。

こういう機会を使って、名を売りたい人もいるであるが、私としては、男女ということでなく、人間個人として扱われる日がいつか来るのかとぼんやり思う。
小2の甥っ子が社会人になることは、そんな境界も曖昧になって、それぞれ個人の事情で動く世の中になっているのだろうか。

悲観主義者なので、なってないような気がしている(笑)

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