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スロウトレイン、良すぎるオブザイヤーです

あけましておめでとうございます。新年一本目のnoteは違う作品のものにする予定だったんですけど、1/2にTBSで放送された新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」これがあまりにも良すぎたんで緊急でnote書いてます(緊急で動画回し始めたYouTuberっぽい口調) てかいまスロウトレインのことしか考えられなくてこのnoteいったん書かないと次に進めない感じです。

やばいです。見ましたか?見てない?うそ?この大傑作ドラマがTVerでなんと無料で見れるので見れるうちに見た方がいいです、絶対。本当に、マジだから、マジックだから。

※このnoteはネタバレを含みます

先に白状しておきますが私、「ラッキーセブン」のときから野木亜紀子先生の大ファンであり強火ヲタです。あまりにも好きすぎる故に感想noteが書けないでいたというくらい好きです。だって素晴らしいことがわかりきってるんだもん。もう人類の共通思考としての「面白さ」が体現されてるんだもん。脳にワイヤー繋がれて「はい、悲しむボタン押すよ、次は笑うボタン」って操作されてるくらい感情のスイッチをカッチカチやられるんですもん。言語化なんて上手くいかないですよ。でもやっぱ去年の振り返りしてて、面白かったことは文に残さないと忘れちゃうなって思ったんですよね。てなわけで2025年はチャレンジの年にもしたいし、まずは書いてみることにしました。でもごめん、途中で気付いたんだけど、クッソ長くなっちゃった。ちょっと覚悟して欲しいかも。

まぁとりあえず本題に入るけどぉ!!(叫ぶ必要はない)
まーーー泣いたよね。もう自分でも何でこんな泣いちゃってるのかわからんくらい泣いた。なんかさ、俺も3人兄妹末っ子なんですね。だからなんだろうか、まじで潮が他人とは思えなかった。絶対ここ泣きポイントじゃないだろってところも泣いた。琴線に触れた。いや触れるどころじゃなく、俺の全感情の線を箏爪でポロロンポロロンとかき鳴らされました、新春だからね、お琴の曲が合いますわ。

まずはあの魅力的なキャラクターたちよ。渋谷家の長女、松たか子演じる葉子。通称ハコねえ。「上の姉の葉子です。葉っぱの葉に、子」と自己紹介の練習する小芝居シーンのところ、あれ最高に最高の松たか子でしたよね。正直あのシーンのおかげで「ハコねぇのハコって箱じゃなくて葉子ってことなのか!」と謎の感動をしました(どこで感動しているんや)そして次女の多部未華子が演じる都子。通称みゃーこ。みゃーこも最高じゃないですか?ハコねえに対して全然素直になれないけど姉弟みんなのこと一番大好きなのみゃーこだと思ってる俺は。そしてそして末っ子で長男の松坂桃李の演じる潮。通称うーちゃん。うーちゃんもさぁ!!!みんなうーちゃんのこと大好きだよね。そんで、この3人にそれぞれ姉弟でしかしない呼び名がついてるのマジで最高じゃないですか?ハコねえだけ「ねえ」がついててみゃーこは呼び捨てなところとかもすごい良い。そういう秩序のなさこそがリアリティなんですよね。

冒頭、美しい鎌倉の海とそれに繋がる江ノ島電鉄、車内での3人。23回忌の帰りのシーンから。法事なのに全然黒の服を着てこない都子。なんてロックな子なんだ。もう好き。数珠持ってこなくても多分ハコねえが貸してくれるっしょ、という絶対の信頼。あんたねぇと怒りながら呆れる葉子。17回忌と同じやりとり、と笑いながら他人事みたいに指摘する潮。そういうことだよねと飛び火することで喧嘩っぽくなった会話がいつのまにか鎮火してる。潮はこういう役回りをやることでたぶんいつも3人のバランスをうまく取り持ってるんだな…えらいな。
ところでここのシーンは舞台が江ノ島であること、江ノ電が関わってくること、3人がまだ若いのに3人だけで23回忌に行ってるということはおそらく両親が早くに亡くなってるということ、都子だけが一緒に暮らしてないこと、松たか子の役柄は母でなく姉であることなど、そういう設定を完璧に表現した素晴らしすぎるオープニングでしたね。最後に都子が「釜山に引っ越す」って爆弾投下して完璧なタイミングで電車のドアが閉まって、物語が始まったーーって感じ。超ワクワクした。ここで言い逃げしてく都子、ほんと最高。夕飯聞かれた時に私帰る、でちょっと緊張して固くなったのは、これ言わなきゃってのがあったからなんだろうな。てかあれ絶対食べて帰る時間あるくせに隠し事の気まずさから帰るって言った感じ(その後の『忙しいのー』も含め)、ちょっとそわそわさまよう視線とか、演技うますぎて当たり前のこと言ってごめんだけど本当に多部未華子、素晴らしいです。

そんでですよ。ゆるっとしたオープニングアニメーションのあとに対比するように始まるバッチバチスーツ着こなし百目鬼登場シーンですよね。黒スーツ来て座って本で顔半分隠してキマる俳優そうそうおる?おるとしたら星野源くらいしかおらん。てかなんなんですかその本。『レールウェイ・トリロジー』?トリロジーって言葉ググった人、俺だけじゃないはず。調べたら「3部作」って意味らしい。ここで”3”のモチーフ出してくるあたりニクいですね。葉子が「私おまけなんで!」と言いながらこっそり食べるみたらし団子も「3個」だしね。しかし気持ちの良い食べっぷり。差し入れの団子をあんな堂々と食らえるの、長年の付き合いが垣間見えていいですよね。ここで百目鬼に言われる「その団子、植物性の毒が入ってますよ」という伏線がのちのち効いてくるとは全く思わなかった。百目鬼、冗談を真顔で言うタイプなんだね。だからレストランで言った「渋谷さんは僕を捨てるんですね」も全然本気か冗談かわからないですよね。「書けない作家なんてミジンコ以下ですもんね」とか言われてもどうフォローしていいか困りますよ。あとあと色々知ってから見るとしらこいな!(白々しい、の意味)となりますけども。
しかしここほんとゾワっとしたよね、いきなり百目鬼が「恋、してますか?」とかいうから、こいつ担当外れた葉子を1年もズルズル現場に連れ回してると思ったらそういう魂胆かよって完全にミスリードされた。これはもうね百目鬼が悪いです。「今何を言い出したんだコイツって思ってますね?」に対して全力では、はい!って思ったちゃったし、全部読まれてるって怖かったです。まったくもう百目鬼…!でも言われた通りちゃんとアプリ入れるあたり、葉子えらいっていうか…編集って大変なお仕事なんですね…。しかしこの『相手が思ったけど口にしなかったことをあえて言う』もこのあと何度も登場してすっっごく良いんだよね。こういう、繰り返しワードやモチーフを使う手法が本当好きなんだなっていうのは僕のnote読んでる人ならわかると思いますが。

てか書いてて思ったけど、まだ冒頭なのに長いね!このペースだと書くのに1年かかっちゃいますね。ごめんね。

でもさぁ!!!(困ると大声を出しがち)
書きたいこといっっっぱいあるんだもんな〜〜しぼれないよぉ〜〜一言一句全部が好きなんだもん〜〜シナリオブック出して欲しいほんと頼む今すぐプリーズ。潮なみに同じ本何冊も書います私、やれます、やらしてください。

だってもう百目鬼でお腹いっぱいなのに次はリリーフランキー演じるこれまた癖強作家の二階堂が出てくるんですよ。「大事なのはたたみ方」の話、常々物語は始めるより終わらせる方が何倍も難しい、ということを思ってる僕にとってはわかりみすぎて、二階堂がただの書けない理由をゴネてるたぬきジジイじゃなくてしっかりした作家なんだなってのが伝わってきました。このバーのマスターの名前が谷さんなのは逃げ恥とのリンクを感じてニヤッとするポイントですね。

しかしこんな書かない作家を2人も抱えてる葉子、大変すぎない?俺だったら胃に穴空くよ。ビタミンじゃなくて胃薬常用しちゃうよね間違いなく。ところでこの家での葉子と潮のシーン(ごめん今見返したらはっきり表札出てたわ見逃してた…)、「百目鬼先生新刊いつでるの?」「ねーちゃん助けないと」って言ってる潮、クッッソしらこい(白々しいの意、再)ですよねめちゃくちゃかわいい。表情見えないけど絶対ニヤニヤしながら言ってるね、間違いないわ。これあえて後ろ姿になるように撮ってますか?天才ですね。

そんで潮がひょんなことから葉子のマッチングアプリを見て都子に電話しながら言った「国際ロマンス詐欺に注意」も完璧すぎるミスリードですね。さすがに葉子が騙されるとは思ってなくて、たぶん都子がぜったいなにかしら騙されて悲しい目に合うんだと思ってしまっていた。はぁほんと、全てのミスリードに面白いくらいに簡単にひっかかりまくってしまう単純視聴者代表blue_skyです。めっちゃ楽しんでる。すごい楽しいこのドラマ。でも一個だけダマされてないことあります!都子に潮が「うーちゃんこそ話したの?」「ほら自分だって」と言われたことで潮が何か葉子に隠し事してることがわかるわけですが、この辺りでうっすら「もしかして潮、男性とお付き合いしてるとかそういう系の秘密なのでは…?」と思いました。だってなんか、葉子と潮は一緒に暮らしてて仲もあんなに良さそうなのに、何か隠すとしたらそれくらいしかないって思ったんですわ。(ここぞとばかりのドヤ顔)まあーーーーでもほとんど当たってませんけどね、はい。

そんな潮の仕事は江ノ電の保線員。このさー保線員ってチョイスも絶妙じゃないですか?すみません、私ほんと不勉強なもので、正直保線員という職種ほとんど知らなかった。こういう知られてないけど大事な職業にスポット当てられるの本当にすごい。さすがに才能に嫉妬。だってやっぱ電車って言ったら運転士じゃないですか。マジすか、が口癖の新人保線員・保坂くんも言ってましたけど、やっぱ最初は運転士志望だったのかなとか思うじゃないですか。でも最初っから保線志望で、楽しくなるよ、と断言した潮、めちゃくちゃかっこよかった。そうなんすよ、正直、えぇ保線員?保線員でドラマ書けるのかな?とか一瞬思った俺もいた。でも今は土下座してます。レールにガンガン頭打ち付けて「音ちがうのわかった?」って言われるくらいの土下座してます。潮が保線員であることは必須。てかもうこのドラマは保線がテーマと言っても過言じゃない。
ほんと、ナメてたよねぇ〜。葉子が「趣味江ノ電、仕事江ノ電、うちから10mの線路を行ったりきたりして一生を終えるんだねあいつは」って結構ひどいことをサラっと言ってたけど、ほんとあれくらいナメてた。そんなことはないんだよね。そんな簡単なものではないんですよ。はい。
そうだ、ナメてたで言えば、葉子が日々茶書房の新しい仕事として受けたテーマの盆石。これもすごいよね。存在そのものをはじめて知りました。盆石でドラマ書けるか?書けるんだよなぁ野木亜紀子なら…。もうこのドラマに盆石は必須。なんなら盆石習いたいとまで思った。個人的にこの盆石の先生の声がマジで好きでした。口調もすごい落ち着いて存在自体がワビサビみたいな人でしたね。このお方どなたなんだろう…詳しい情報求む…。あと同僚の浅井さんも良かった。葉子と浅井さんがいる職場、最強すぎん?そしてここから始まる「鎌倉ですけど、渋谷です」のお決まりの自己紹介。これが葉子、潮、都子と繋がってくんですよね。そう、まるで同じ自己紹介という電車が駅に止まってくみたいに…(今、うまいことが言えた、とドヤ顔をしている)

そんで、都子の働いてるはずのカフェに行く葉子と浅井。

葉子「みんなどうして、そう誰かと結びつけたがるのかなぁ。私としては今の生活満足してるのに、一人ってだけでそうじゃない人にされちゃうのが…そう、そうなの」
浅井「そうかも。今さ、50歳女性の3割が子なしなんだって。私もさぁ、子供2人育てたことは後悔してないけど、もしいなかったらどうだったかなぁって思うことはあるよ。ちがう人生もあったかなぁって。私はないけどね、一人で生きてく自信?自信っていうか、勇気?」

はいもうありがとうございます。神ドラマ決定の瞬間でした。そうなんだよ!葉子のセリフに叫んだ人、多いハズ。てか浅井さん、こんなに自信も勇気もありそうなのに、私はないって断言してるところが、浅井さんの強さだなって思いましたよ。もう大好きになりました。俺たぶん浅井さんが職場にいたらめちゃくちゃ懐いちゃうと思う。

そんなこんなで職場をやめたことがバレる都子。ユンスの登場シーンですね。てか今調べてて気付いたんですけど、ユンスを演じてるチェ・ジョンヒョク、『ウヨンウ弁護士は天才肌』に出てた人じゃん。クォンミヌじゃん。腹黒策士じゃん。いや道理でね、なんか見覚えがあると思った。あのめちゃくちゃ視聴者からヘイト向けられる厳しい役柄を見事に演じきった人じゃん。日本語での演技もいけるんかい。ふえ〜そりゃいい芝居しますわ。演技モンスターですわ。韓国語勉強してる都子にやんわりそんなことしなくていいって牽制したり「都子は心配しないで」とか、めっちゃくちゃ怪しかったですもん。うさんくさい演技がうますぎました。都子が100万円渡したところなんて思わず都子ちょっと!!!ダメよそんなどこの馬の骨ともわからん男に大金渡したりしちゃ!!!もお!!!愚か!!!とか思った。愚かなのは偏見にまみれた俺でした。すみませんでした。

ところでここさ、葉子からの鬼電で『あ、仕事辞めたのバレたな』ってわかるの何気にすごいと思いませんか?それはそれで葉子と都子の長年の積み重ねてきた時間を感じて勝手にグッときてしまう。
その後葉子にはかけずに潮に電話かけてパスポートお願いするあたり、潮って完全にこう、中立的立場に陥りがちなさすがの末っ子。これは3人だからこういう絶妙なバランスが成り立つので2人だとこうはいかないすよね。
そんなこんなで結局、葉子の提案で3人で話す日程を決めるわけですが、ここのシーン後から見返すと3人全員『確実になんか企んでる顔』してんすよね。わかってからみると面白い。ま、葉子が一枚上手だったわけですがね…😉

しかしそのなかでも潮の企みときたらマジでマジでマジでかわいくないですか?だって葉子が『出張のふりして都子のパスポート隠して待ち伏せ』都子が『葉子がいない隙に行ってパスポート回収』なのに対して潮は『恋人呼んで家でパーティする』だよ?もう仕事の昼休憩中にレシピ見てウッキウキで後輩にも楽しそうっすねとか言われるレベルだし、それに対しての「えそう?いつも楽しいよ」とかもうこれセリフの周りにハートが飛んで見えるよ。完っ全にノロケですわ。俺が保坂くんだったら絶対に「ローストビーフとミートローフどっちがいい?」って聞かれたらあーもうこれ結婚秒読みのやつか?両親呼んでお食事会か?って勘繰りますね。(週刊誌記者並の深読み)パーティ日曜って答えた後パン食いながらニヤつき抑えられない潮の口元見て、うわーーーー俺も出会いてぇーーーってマッチングアプリ登録すると思います。(もちろんアプリは会い活)
てかローストビーフとかちらし寿司とか、相当凝った料理だよね…。さすがわざわざ中華鍋で回鍋肉作る男・潮。俺もわりと料理好きな方ですけど、ちらし寿司なんて人生で一度も作ったことないよ??それをわざわざさぁ、作ろうとしてたわけですよね??あんなニッコニコでよしとか言いながら具材準備してさぁ…ワイングラスまで出しちゃってさぁ…楽しいパーティ、多分初めておうち呼んだ記念パーティになるはずだったんでしょ?スマホに着信きた時の笑顔になるとことか、くぅーーー松坂桃李、恋する男の演技が流石に超絶上手い。それなのに…それなのにさぁ!ごめんこれ、都子も「ハコねえが悪いんだよ」って言ってたけど葉子が悪いです。ひどすぎます。謝罪を要求します。理由は潮があんまりにも不憫だからです。そして俺が潮を贔屓してるからです。

でもそんな不憫潮パートずっといい。タイマー鳴ってあわててローストビーフの様子見に行ったり、なんで桶が出てんの?ちらし寿司だ!って言われてキッチンをシャツの裾でサッと隠したり、もうこの辺の潮ドチャクソかわいくないですか?恥ずかしがってはない!の言い方とかもかわいいし、携帯取られて返せよみゃーこ!って追いかけるとことかもやばいですよね。危うく尊さで弾け飛び爆発してバラバラに散らばるところでした。これじゃ"俺の体ちらし寿司"じゃんってね!ワッハッハ(ごめん脳がまだ正月ボケかも)

まぁ葉子の策略のおかげで百目鬼とは"付き合って一年で仕事で会った人"ってことがわかったし(これ都子にだけはそう話してたってことだよね最高)しかもしかも『いないはずの家族がいて面食らう百目鬼見』とか『一瞬で全部察して腹括って恋人顔する百目鬼見』とかのいろんな百目鬼見が見れたので良かったかもしれない。ここ潮もちゃんと恋人の表情に変わるんですよね。一瞬でそうか、2人は付き合ってるんだって納得させるくらい視線が全てを語ってる。あと潮にごめんって言われてセリフなしで首だけ振って否定する百目鬼さすがにあざとかわいい。

そして始まる気まずさMAXなシーン。ここ三者面談みたいでめちゃくちゃ好きなんすよ。てか百目鬼、私服かわいいネ。恋人の家でパーティだし、オシャレしてきたんかな。かわいいな。ここで百目鬼と潮の馴れ初め的なのを教えてもらえるんですけどあまりのご褒美シーンで思わずヨダレ出ました(拭いて?)

潮「取材で会ってから俺のこと狙ってたんだって。だけど個人的な連絡先知らないから、担当外れたら完全に切れちゃうって焦って、抵抗したんだって」

聞いた?????????
これテストに出ます。

潮くん、この世には言ったほうがいいことがあり、それがそうです。

このセリフの何が大事かって、好きになったのは百目鬼が先ということです。やっば。えぐい。そんなことある?あるんだよねあったありがとうカムサハムニダ。いや、もちろんファン的な好意の感情は潮にもあっただろうけども。ちょっとこれさぁ、馴れ初めから恋人関係に移るまでのエピ深堀してもう2、3時間くらいドラマやってくんねぇかな。頼むわ。
つーか百目鬼見、取材で会った担当編集の弟を好きになってしまうタイプなんやね。しかも「俺のこと狙ってたんだって」と潮が言ったことによりこれは恋人関係になってから『実はあのときから君のことを狙ってたんだ』って百目鬼自身が語ったってことじゃん。おいおいおいおいおい、百目鬼、狙った獲物をちゃんと捕まえにいくタイプなんかよ。おいおいおいおいおい。はぁごめん、百目鬼と潮について考えれば考えるほど錯乱してしまう。でもここまだ序の口だから。ここでこんなに文字数増やしてる場合じゃないのよ。潮がわかりやすかったってニコニコしながら言うのに対してドヤ顔して微笑む百目鬼にいちゃつかないでくれます!?って頭抱えてる場合じゃないのよ。駅前での「なんか、ごめんね」「いいよ、また今度」とか「見ちゃんのために作ったんだよ、待ってて」とかに口角上げてる場合じゃないのよ。ちなみに「今、見ちゃんって呼ばれてるんだぁって思ったでしょ」って百目鬼のセリフに視聴者全員はい!って回答しましたよね???俺は思ってた。しかし潮、姉の前でちょっといきなりオープンにしすぎではないでしょうか。こうなったらもういいやって感じ?意外と大胆だよね。まぁでもここまで来たら別にコソコソする必要ないしいっかぁってなるのはわかるかも。百目鬼もそれで、この際だから本心を言っておこうって「早く誰か見つけて、潮くんを自由にしてあげてください」ってなったんだろうしね。

あーーーそれにしても百目鬼の持ってきた手土産開封して「これうーちゃんの好きなやつだ。愛されてるぅ」って茶化す都子めっちゃ都子でいいし、それにちょっと照れつつも「うん」って返す潮も最高すぎませんか?潮ぉ、俺さぁ潮がそういうふうに愛されることにひねくれずに育ってくれて、よかったって心から思ってぇ、それってやっぱ葉子と都子の存在のおかげなんだろうなって思うんだよおぉぉ家族っていいね(すでに号泣してる)だからこそ葉子のショックってけっこう思ってる以上に大きいんだろうなって。

都子「ハコねぇ、何ふてくされてんの?そんな大したことじゃないじゃん。相手が男だって」
葉子「私がそんなことにショックを受けたと思う?」
都子「受けてないの?」
葉子「受けたわよ!弟と担当作家が隠れて1年も付き合ってて驚かない人いないでしょう!」

ここのセリフの優しさが僕が野木脚本を好きな理由なんですよね。相手が男なことにショックを受けてるわけじゃないっていう、これは脚本を通したフォローなのです。ううっ好き…そりゃ弟と担当作家が隠れて1年も付き合ってたらふてくされもするわ。でもすぐ切り替えて今度は都子のほうに矛先を向ける葉子。葉子えらいな。肝が座ってる。俺なら一週間くらいへそ曲げてる。や、でも「ごめん」っていう潮がかわいいからすぐ許すかも。

葉子「付き合ってるの?」
都子「まぁ…」
葉子「やっぱり」
潮「そういうことか」
葉子「いつものパターン。半年で終わるやつ」

ここのお澄まし顔してる都子めっちゃかわいい。そんでもっと計画的に人生設計ってもんを考えられないの?って葉子に言われたあとの「考えられない」っていう開き直りからの都子がさぁ…

都子「計画なんかしたって。いくら計画したって、明日死んじゃうかもしれないじゃん。私たち、経験したじゃん」

ごめんバスタオルくれる?涙で前が見えねぇ。
てかここでお葬式のときの写真にインサートするのズルすぎるでしょ。こんなもん泣かずに見れるかいな。あと都子そのセリフはほんとに最後の最後の奥の手じゃんかもぉ。そう言われたら葉子なんも言えんくなるのわかっててやったな。もーわかった!国際ロマンス詐欺かもしれんけど、韓国でもどこでも好きに生きたらええわ!そんでまたなんかあったら鎌倉戻ってきたらいいわ!(お前誰???)

しかもここのあまりにもやさしい音楽。それに合わせて盆石のシーンに繋がり、盆石の先生の優しい声の「時を描きましょう」で盆の上に現れる月、そして韓国での月を見上げる都子につながる絵、あまりにもドラマとしてオシャレすぎん???

なんかほんとますますユンスを厳しい目で見るようになってくる俺。飲み会で言葉がわからずちょっと蚊帳の外の都子を見て『ほら!!!言葉わかったほうがいいじゃんよお!!』って思ったし、アルバイトを残業って言い換えてて『おいいいいい!!何隠してんだ!アルバイトってなんや!!!』って喧嘩腰になってしまった。一緒に飲んでる男も「韓国の女の子は気が強い」とか主語デカい話しててあ??って眉ピクしてしまいそうだった。先輩が日本とか韓国とか関係なくお前が彼女を怒らせてるんだよ、ってフォローしてくれてよかった。あぶなかったですね。
てかこのあとの!!オープン準備してる都子のだし飲んでるときのライトの当て方!!!!!天才じゃないですか?まじ初見て『えっ…美しっ』って思ってしまった。だし飲んだあとの都子の微笑みまであまりにもアートすぎる。なんの店ここ?アート専門店??(アート専門店ってなんや)そしてますます怪しいよユンス、なんか配達のバイトしてるしなんなんや。指ハートしてる場合ちゃうで。ただ、悪いやつではないんだろうなってがわかってちょっとだけ安心した。

このあと少しシリアスな空気感になったムードを切り替えるようにコミカルに葉子がモヤモヤをアプリで会った男性たちに語ってくシーンいいですよね。「上司かなにかでお願いします」とか「あの上司かなにか!」とか「わかりにくいですね、じゃミジンコで」とかほんと面白かった。ずっと頭の中にちょっとスカした表情の百目鬼が浮かんでて余計。
でも、ここでまた語られた「どうしてみんな、つがいにしたがるのか。一人のなにがいけないのか」という葉子の問いかけに対して回答された、正真正銘マッチングしたい独身の宇野祥平の口から出た「あなたは孤独じゃないんですよ。だから簡単に言えるんです、ひとりでも生きていけるって。ひとりじゃないから言えるんです」には頭カチ割られた気持ちになりました。
最初に「そうそう!いいじゃんひとりでも!」とか思ってたから、それって”持ってる”人間の傲慢さだったなってほんと、恥ずかしくなった。宅配の人に向って声をかけるのすら時間がかかるほど孤独を普段味わってる宇野祥平の切実な訴え。上からの説教ではなく、差し迫った悲しさからの指摘って感じが余計にしんどかった。本当に、甘かった。ごめんなさい。反省した。こうやって無意識の奢りを刺してくれるのもまた、野木脚本の良さ。

ここで"ひとり"とは、"つがい"とはってところに意識を向けさせておいて次のシーンでユンスが都子に求婚してそれを都子が断るの、あまりにもつながりが美しいなって思う。ところでこのシーン、私日本人だけど優しくないよと言い切る都子からめちゃくちゃ責められてあわあわするユンス、超いいよね。待っててとか言ってドアぶつかる勢いで出てくとことか(アタフタって擬音が出てるみたいだった)、けっこん、結婚してくださいって言うとことか(2回言うとことか超リアリティ)、しなくない?って返すとことか(なくない、の伏線回収)。あと待ってる間にめっちゃ無心に削ったであろう鰹節の山みて都子のこと8割り増しで好きになった。

そんでもうひとつの"つがい"、百目鬼と潮へのパス。ここも見事な流れだ…惚れ惚れしますね。自由に生きてくださいって葉子からメールが来て「自由だって」とルンってしてる百目鬼、体からウキウキ♡ってオーラ出過ぎてる。潮はいつこっちにくる?なんなら次の休みに引っ越してきたら?とかもう目が完全にハート。愛情特大も特大のアツアツすぎるわ。せっかく解凍うまくいったローストビーフ、再加熱でただの焼肉になってまうで???
なのに潮に軽くかわされてそりゃ2人の間の温度差感じてピューーンてテンション下がるよね。完全に尻尾丸めた犬みたいになってた。ここほんと一瞬で目が真っ暗で表情なくなってあぁ…今すごく傷ついたんだな…ってのが本当よくわかる星野源しゅごい。そんで、その傷から目を逸らすように潮に近づいてからのバックハグ…!!!!これ後ろから行くことにより目を見て話さないズルさがありますよ百目鬼の。まだ潮を説得してなんとかしたいっていう気持ちが垣間見えてああでも百目鬼…!恋って好きになった方が負けだから潮の決心が固まるのはまだまだ先だよ…!!
ところでここの潮、20年前に葉子と付き合ってた目黒との結婚の話がなくなったのが自分とみゃーこのせいって涼しい顔して話してますけど、よく見るとワインのコルク全然うまく開けられてないので内心バックハグにめっちゃドキドキしてたんではないかなと思ってますガチでかわいい。ちなみに僕もこのバックハグ興奮しすぎてソファの上で立ったり座ったりして見てました。

この後「寂しさ」というワードがテーマとしてドラマ後半戦が進んできますけど、ここで一緒に住む話をサッと完全に逸らされた百目鬼、ほんとに寂しかっただろうなってのがよくわかる名シーンでしたね。はぁそれにしても百目鬼もね、やり方がけっこう回りくどいのよね。葉子に出会い系アプリ勧めたり、元カレの目黒を探し出して会いに行くように仕向けたり。葉子がブチギレて決めたあいつ殺す。ってなってマンション乗り込む気持ちもわからなくない。ここの毒の名前羅列しながらジュース渡すところめっちゃ面白かったです。

葉子も、20年前についた小さな見栄の嘘がここまで潮と都子を縛る枷になるとは思ってなかっただろなぁって思いますね。まぁでも、当たり前だけど将来がどうなるかって誰にもわからんですもんね。過去を振り返るとああできたな、こうもできたなって分岐点が見つかりますけど、結局走ってきた道は一本で、それは変えられないですもんね…。それにしても井浦新が元カレというのはなかなかすごいよね。葉子は百目鬼に余計なことしやがってって思ったかもしれないけど、目黒と再開して当時を振り返って、お互い謝罪しあえたのは確実に時が経ってくれたおかげだし、それがあってこう、葉子の中では何かの枷が取れたのではないかなと思うんですよね。ところで目黒の書くノルウェイとセカチューと今会いを全部混ぜて薄ーーーくしたような小説、読んでみたすぎるのですが、通販可能ですか?

読んでみたいで言うとレイルウェイ・トリロジーも相当気になる話ではありますね。そんで百目鬼の『すべらかになった線路にふっと笑みをこぼす潮の話』に対する「書けませんでした。もったいなくて。書けない話ばかりです」にはマジでマジでマジで『こいつ潮のこと…そんなにも…ありがとうございます潮を…』って心の底から思いました。葉子並みに姉の心境。だからこそ言うけど、そんなふうに思ってるのは百目鬼だけじゃないです絶対。だからさぁ…そんな「元の関係に戻ろうか」なんて言うなよっっっ!!そんな泣きそうな顔してさぁ!!ここ、たとえ相手のことを試すために言う言葉だとしても『別れようか』とは言わないところが本当百目鬼見すぎ。トゥーマッチ百目鬼見よ。千目鬼見くらいになってる。

百目鬼「僕は常々、人といる孤独が辛いと考えてる、何よりも。だったら1人でいる方が…マシだよ」

これさぁ、たぶん人にあんまり言ったことないだろうなって言葉だなって思いますよね。あまりにも百目鬼の本質ですよ。この孤独感を抱えた人間があんなにあの手この手で潮をそばに置こうとしてるの、めちゃくちゃ愛じゃんね。もぉ潮もここまで言われて覇気なくしてうにゃうにゃしとる場合じゃないよ!!

ということで全てを解決する韓国パートです。近いよ、の伏線回収ほんとありがたいよね。
そんでインスタの情報だけでカフェまでたどり着けるの、すごいけどちょっと怖くもある、気をつけようね情報化社会。
ユンスと無事に会えた葉子と潮が、ユンスに「ハコねえ、うーちゃん?」って言われてるところから、おいこれ都子が普段から2人の話めっちゃしとるってことやんけって思ってもう涙腺緩んでたんだけど、そのあと都子が考えたパーティ用のスペシャルメニューのキラキラに綺麗なちらし寿司の絵で涙腺崩壊した。
いやここ泣くようなシーンじゃないとは思うんだけど、ユンスがいいやつで都子と真剣に店やろうと思ってくれてたってことにホッとしたのと、都子がパーティはこれっていう、潮と同じ発想でちらし寿司をお店でも出そうって考えたことがあまりにも家族を感じすぎてしまったことで涙が抑えられんかった。渋谷家の正月がちらし寿司になった由来も相まってほんと号泣してしまった。

そんなわけで気づいたら都子と葉子・潮が再会できてたんだけど。都子の行き先が江ノ島と似てる場所ってのがマジさぁ、やっぱホームシックにかかるくらいは家が好きなんだね…😭素直じゃないだけなんですよほんと。韓国語も流暢に操れてるし照れ隠しでフツーだからとか言ってるけど全然フツーじゃなくてほんとに頑張ったんだろうしそもそも前の職場でも店長だったわけだし都子、努力家なのに全然それを前に出さない。根が真面目だからかな。真面目じゃなければ、自分の心変わりでユンスを傷つけるのを恐れて、自分から手を離そうとなんてしないよな…。自分の刹那性を自覚して、明日死ぬかもしれないのに、ここにいてもいいのか?って時々わからなくなってしまう都子。これさぁ、都子の本来明るくて元気で真面目で絶対好きな人とすぐ結婚して幸せになっていいはずな人格が、そんな闇を抱えるに至った心の傷、想像しただけで泣ける。潮もさぁ、いいんだよ差し出された希望を両手いっぱいに抱えればさぁ!もうこの3人全員まとめて幸せになってくれ今すぐナウでケンチャナヨ。

葉子「これからの人生、一緒に歩きたいと思える人がいるなら、曖昧に流さないできちんと話しなさい。何も言わないでわかってもらおうなんてムシが良すぎる。相手は他人なんだよ。家族じゃないんだから」

俺は葉子に一生ついて行きたいですうううう

俺は葉子が自信満々なのが、そういう性格なおかげで本当よかったなって思った。葉子さぁ!えらいよあなた、かつて自分の問題をすり替えてダサいお姉ちゃんだったこともあるかもしれんけどさぁ、都子と潮を親代わりに育てたのは紛れもなく事実なんだから!(誰のなんの立場のコメント?)

そんな葉子の「家族」って言葉を受けて、家族…って感じで視線がさまよう都子と潮。そして次のシーンの都子のセリフの「家族ってなんなんだろ」に繋がるんですけど…はぁ〜〜ここの海のシーン何回見ても泣くんだよな。すでに1年分くらいティッシュ消費してます。3人はそれぞれ年齢が少し離れてるから、その時感じたこととか受け止め方とかそれぞれが微妙に違ってて、それが当たり前なんだけど、こんな風に笑いながら当時のこと喋れてるの、ほんと枷が外れたっていうか、なんか呪いが解けたみたいで、憑物が落ちたみたいだよね。

潮「小学生の俺がいちっばん可哀想だったね、親がいなくて横暴な姉2人しかいなくて、俺が一番可哀想だった」
都子「よく言うよー!あんためちゃくちゃ可愛がられてたじゃん。お姉ちゃんあたしばっか我慢しろっ言うし、近所の人にもうーちゃんうーちゃんって可愛がられてた」

これちょっとふざけて言ってるけど、そういう風に言うことで昇華させてるっていう気持ちが見てとれるよね。本気でそう思ってるわけじゃないけど、そう言ってあげることであの時本音を言えなかった自分を抱きしめてあげるようなセリフ。あと潮が近所の人にめちゃ可愛がられたっての、ほんと解釈一致でよくわかる。そんできょうだい3人でけっこう楽しくやってるしって心の中で毒吐きながら可哀想な子供やっちゃう潮ほんとに姉妹思いで俺もジーンときた。同情の目で見られすぎることの居心地の悪さって、あるよね。

潮「仕方ないだろ、3人しかいなかったんだから。運動会も、お祭りも、お花見も。全部、3人で」
都子「そうだねぇ…3人だった」

ビェエエエエエエエエエエエエエン(波の音に負けないくらいの泣き声)

はあでも本当に泣くのはこの次の電車での回想シーンなんだよな。お葬式の帰りの。ここ、都子と潮は子役さんが代わりに演じてるんだけど、葉子だけはもう大人なので演じてるのが松たか子だから、ほんとうにすっごい良いです。これからどうなるの?という都子に対してほんとに優しく、でも普段と同じトーンで話す葉子。

葉子「どこへ行くのかわからない。人生の地図はない。それでも、私達は進んでいくのです。心配はいりません。ゴールがわからなくても、次の駅は見えています。次は、腰越。その次は、鎌倉高校前。その次は?」
都子・潮「七里ヶ浜」
葉子「次は」
3人「稲村ヶ崎、極楽寺、長谷、由比ヶ浜、和田塚、鎌倉」

ビャアアアアアアアアアアアアアアアアアアン(電車の音に負けないくらいの泣き声)

人生でこんなに駅名で泣くことになるとは思いませんでした。
もう俺一生江ノ電乗れない。次は〜腰越〜とかアナウンスされたら車内号泣おばさんになって江ノ島に出禁になる。
ここさぁ、「七里ヶ浜」ってハモったところで葉子も泣いてるんですよね。そんでガラッガラの車内で3人がギューーって見を寄せ合ってさぁ。これ以上優しいシーン、俺知りませんよ。そんでまた現在に戻って海見ながらそんときみたいにぎゅって潮が2人を引き寄せるのがさぁ!!!最高すぎるだろがいよ。これ並び、あの時と同じなんじゃん。潮ぉ、立派になって…ううっ…やばい、2025年1年分の涙が枯れる。

だからやっぱ潮には掴んでほしいのよ、眼の前に現れた希望をさ。このあと葉子が「努力しなさい、サボらないで」って言ってくれたのほんと姉として素晴らしいアドバイスだと思う。「おそらく、百目鬼先生のほうが何十倍も考えてる。あらゆるパターンを想定して、チャート作ってる。その上で一緒に住もうって言ってるんだよ」ってのは、姉として潮を知り、そして元担当として百目鬼を知ってる葉子にしか言えないよね。ありがとう葉子、俺が潮にかけてあげたかった言葉を言ってくれて…(だから誰なん?)

その後のユンスと都子の仲直りシーンも本当よかったな。いつも半年持たないパターンの都子の恋、結婚を仄めかされたことも中にはあったでしょうよ。それでできない!ってなって別れたのもあったと思うんすよね。今回そこで終わらずに済んだのはひとえに3人で話したことで都子の枷が外れてくれたことのおかげですよね。やっぱり3人で生きてきた渋谷家は、問題の解決も3人でするんすよ。よかったよぉ都子絶対幸せになってね…!あとユンスがほんとにほんとに都子のことを愛してる素敵な人だったおかげだわ。都子の家族のことわかってて、『死が2人を2人を別つまで』じゃなくて、韓国の「白髪になるまで愛することを誓います」って言ってくれたの最高にカッコよかった。やっぱね、ユンスはやってくれるって最初からわかってましたよ僕は(2025手の平返し初め)

この後のシーンから最後のたたみ方もほんとにいいですよね。盆石アンソロジー・ブック、ぜったい面白い。葉子は二階堂に、かもめが佳作だって言えたしね。これほんと、自分でピークを決めちゃだめってメッセージだって俺は受け取った。だから俺も書きます。

ほんといいドラマでした。レールって当たり前だけど敷いて終わりじゃないんですよね。駅を数えるように積み重ねる人生の、生きてきた道、これから生きる道。すべらかになるように、時々過去を振り返って、音を確認してみる。ずっと同じじゃない。時間が経つと、見える軋みもある。直せる歪みもある。俺もゴールは見えないけど、次の駅に向かって、書き続けますね。こんな長い感想はもう書かないとは思うけど。

新年の始まりにこのドラマが見れて幸せでした。ありがとうございました。いい1年になりそうです。

また書いていきます2025年!!
今年もよろしくお願いします。

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