コルミノート♯3【コールミー・バイ・ノーネーム感想】
ちょっと待ってくださいよコルミノ3話。めちゃくちゃ良い。え、好きなんですけど。どうしよう。ぶっ刺さってしまった性癖。もう!ちょっとさぁ…!書くね!いったん書く、思いのままに。
※このnoteはネタバレを含みます。
今回は水族館デート回でした。水族館デート!最高すぎる。デートしてる女の子ってまずそれだけでマジかわいい。それに加えて水族館と言えば遊園地、動物園と並ぶ3大デートスポットですもんね。こんなん外れようがないですよ。
しかもコルミノって光や音楽の使い方が上手くて、絵の撮り方がすごくこう、アーティスティックじゃないですか。それと水族館の薄暗さとライトの当たる水の雰囲気って絶対合うでしょ。そもそも水族館なんて俺みたいなド素人がiPhoneで適当に写真撮ってもエモエモな画像が生まれるような場所なんですから。だからコルミノと水族館、寿司と醤油くらい合うことが約束された組み合わせ。合うとかじゃないよね。もはやマストだよね。運命的な組み合わせだよね。ごめん、ここまで書いて水族館の例えに寿司を持ち出すのは不謹慎かもって思った。お魚の皆様にお詫び申し上げます。
てか前回2話のデート誘うシーン、改めて見ても良いよね…。琴葉にしては遠慮がちに重ねられた手の、指先が綺麗すぎる。この指先だけでも小一時間眺めてられるもんな。それと愛の「こ、今度の木曜日暇?」のこ"って感じの詰まった音がほんとに緊張で喉締まってる感じがしてとても良い。愛にとっては何もかも初めてだし緊張するよね。それと対比するような余裕いっぱい、1ミリも感情揺れてない琴葉の「暇だけど」も堪らないんですよねぇ。
それにしてもですよ!!
ビジュよ。
デート当日の琴葉のビジュ。
改札通って、琴葉見つけた時の愛が目ぇ見開いてましたけど、まじほんと同じ感じの表情になったと思う自分。なんこれ。かわいすぎだろ。どうなってる?改札前に女神おったわ。こんな人いたらみんな見惚れて改札通れなくて電車乗れなくなるでしょ。平日昼間でよかったよ。朝の通勤時間帯とかだったら交通網麻痺するとこだった。で、明らかにニヤッとしたくせに口元ギュッと締めて渋い顔で合流する愛も相当かわいい。「今日はメグちがリードしてくれるんでしょ」「がんばります」で手を繋がれて口元からニヤニヤがこぼれ落ちてるし。なんだまじ、リア充か。爆発せぇ。
はぁ大丈夫かな、待ち合わせでこんな見せつけられて果たしてこの後保つのか…?
琴葉「ほら行こ」
愛「その前にひとついい?」
琴葉「ん?」
愛「その服…ていうか、今日の琴葉、すごく…かわいいです」
ぐはっ
ごめん血、吐いた。(やば
敬語。
ねぇ敬語やばくね?
俺が敬語を話す女の子にめっぽう弱いことを知って?しかも可愛いですって言ってるお前が1番可愛いよ的なシチュで?
アカン。
刺さってしまった。もうダメだごめん、俺はこのデート、生きて帰れる気がしない。みんな、この改札は俺に任せて先に行ってくれ…!(謎の死亡フラグを立てる人)
初めてのデート相手が私で嬉しい?の質問の答えは聞かずに、そっか、嬉しいか!とまたしても自信満々に振る舞う琴葉。そんな感じで楽しそうにしてたのに、手を繋いでる母娘の姿を見て急に表情を変え、愛と繋いでた手も離す。い、意味深…!やっぱ琴葉、母との間に何かあるんですかね?
そして水槽の前に立つ琴葉と愛。ここの映像ちょっと綺麗すぎます。すーーごいね。この水族館のメインビジュアルポスターにした方がいい。めちゃいいムードなのに、ひとりぼっちの黄色い魚を「たくあんみたい」と言い放つ琴葉。ほんとにぜんぜん可愛くない例え。
にしてもさ!!(またか)
琴葉きょうの服装、ちょっとお背中が開きすぎでは??こんな服でデート来られたら、俺だったら水槽なんかまったく見ないでずっと琴葉の背中ばっか見てる気がする。こんな美しい肩甲骨が目の前にあったら魚なんざ見てる場合じゃないよね!?ねぇ!?(誰かに必死に同意を求める)
琴葉「名前…ないなぁ。どれだろ」
愛「それらしいものがない」
琴葉「名無しの魚だったりして」
愛「新種じゃない限り、名前はついてるでしょ」
琴葉「あれもこれもみーんな、名前からは逃れられないのか」
そうだ名前、そうでしたそうでした。
そういうのあったね。前提条件を忘れてたよ。ごめん、なんかずっと背中の話とかしてて。
今日の琴葉情報
中学までは東京に住んでた
中2から高校の終わりまで関西に住んでた
ウチはそのときの名残
孤立してたから関西弁使ってない
そもそもウチなんてあっちでは一回も使ったことない
こっちに帰ってきて無理矢理一人称変えた
なんか、わかったような、わからないような。
近づいたと思ったら、遠くなるような。
この場面で2人が見てるクラゲみたいにふわふわした感じ。でも「変な話だよね」と言う琴葉がどこか寂しそうな、悲しそうな横顔をしてて。ああなんか…どうしよう…もどかしいな…と思ったから、愛が「琴葉!」ってちょっと大きめの声出してさっきのところに戻ろうって言ってくれて、ひとりぼっちの名無しの魚に対してこの子の名前はレモンフィッシュにする!って宣言してくれたの、なんかめちゃくちゃ頼もしく感じた。
愛「名前からは逃げられないって琴葉は言ったけど、いくらでも呼び名は変えられる。きっと琴葉がそうしたように。私の中で、琴葉は琴葉で、一人称はウチで、何も変じゃない」
琴葉「…メグちのそういうところ…敵わないな」
愛「でしょ?」
ほんそれ。
ほんそれですわ。
琴葉が何を抱えてるのか具体的なことは何もわからないけど、でも何も変じゃないって言い切れる愛、まじですごい。
人が人の心を救う瞬間を見たかもしれない。
全然微動だにせずにじっと愛を見つめてその言葉を聞いてた琴葉が、メグちのそういうところ…とまたいつもの調子で話し出す前の10秒近い、言葉を探すような沈黙と、たしかに、って肯定するような頷きの動作が全てを物語ってるように思えるんですよ。
いやちょっとさぁ、やばいすねこのシーン。工藤さんと尾碕さんのバッチバチの演技力バトルが詰まっててマジでやばい。すごい熱い闘いよこれ。水槽の水の温度上がったんじゃね?俺は少なくともヒートアップしてます。1人だけ温泉に浸かってる気分です。なんかもうドキドキしてうまく息できないもんな。エラ呼吸になった気分ですよ。俺も黄色い魚になって2人の関係を深めるために一役買いたいよぉ〜!または売店のカワウソのぬいぐるみになって琴葉にお迎えされたいよぉ〜!(これはただの願望)
このやりとりから、少し心の距離感が縮まったみたいでしたよね。その後のデートもめっちゃいい感じ。勝負とかのくだりをまた忘れて普通に付き合ってる2人のデート見てるみたいな気分になりました。
だからこんなもうほぼほぼ勝ち確みたいなデートの後半にわざわざ神社で「今日のデートがうまくいきますように」なんて祈らなくても、全然うまくいってるから大丈夫だよって愛に言ってあげたいですわ。なんなら、ここまでうまくいったデートした記憶、最近ないです私。羨ましいです。水族館デートしたすぎて気が狂いそうです。いやこれ愛のリード力がすごい。こんな完璧なプランを組んできた上に、カフェでスイーツ食べながらこの後は夕陽が綺麗に見えるスポットがあるらしいから夕方まで海岸をぶらつこうってあんたまじ生きる旅行ガイドブックなの?るるぶ学部だっけ?そりゃ琴葉だって思わず「メグちってけっこうロマンチスト?」って言っちゃうよね。もうほんと出木杉君。デートへの取り組みが真面目すぎる。えらい。全世界の人、真似しよう。
てかここの「なんかダメだった?」ってちょっと焦った愛に、「メグちのそういうところ、嫌いじゃないよ」って言う琴葉さぁ、あんたこそさぁ、あんたのそういうところ、ズルいんだけど!!??その辺自覚ありますか???この女狂わせが!!!!!!!(謎にキレてる人)
で、ですよ。
この後のシーンだよね。
願いを口にしちゃったから、叶わなくなったのか、あのセリフが伏線だったのかと思わせるような、海のシーン。
海岸にいた女の子の、波にさらわれたぬいぐるみを取ってくる、と岩場を歩き出す愛。琴葉の静止も聞かずガンガン歩き進める愛、今まであんまり見たことない姿だったかも。すこし周りが見えなくなる一面があるのか。「ここで見捨てたら、きっといつか後悔する」という、あまりにもまっすぐな強い目。「大丈夫、これでも泳ぎは得意なほうだから」って死亡フラグでしかないでしょ!!フラグ立てるのは俺だけでいいんですよ。これに関しては止める琴葉のほうが常識人に見える。11月のこんな寒そうな海に入るつもりなんか愛。正気か??
「いくらなんでもお人好しすぎるよ!」という琴葉のセリフに、事故みたいな映像と、琴葉の手を掴んだときの映像がフラッシュバックする。
愛「私はお人好しなんかじゃない。琴葉のときだって、助けようとしたんじゃない。あのときは、もうそういうの全部やめようと思ってて」
琴葉「何言ってんの?」
愛「私は、私は…!」
直前まで背中向きで表情が隠された愛の唇が、前髪で表情の隠された琴葉の唇に押し付けられる。
これは、キスシーンなのだろうか。
まちがいなく性愛じゃない。
その後の「行ってくる」という愛の凛々しすぎるセリフも相まって、マジでなんだこのシーンは、なんだこの感情は。見たことがないです。
なんだろう、戦地へ赴く戦士の別れの挨拶?
サヨナラの代わりの遺言?
自分を鼓舞するための覚悟?
ここの感情、うまく表現できません。
だからこそ、すごい揺さぶられた。
1話のときとはまた違った形の押し付けるような、ぶつけるようなキス。目すら閉じない。
すごいな…この世でまだ見たことのない種類のキスシーンに出会えること、あるんすね。まじ感謝です。
コルミノってなんか等身大の女の子2人の恋愛っぽい見た目なのに全然そうじゃないんだよね。隠されてる部分がたくさんあって。見えてる面と見えない面の差がすごい。やっぱりほんとに、わかったかと思ったらわからなくなる。素晴らしく押し寄せる感情の波です。嬉しいね。見てて楽しいよね。
なんかいったん書いたけど全然まだ飲み込めてないもんな。もう少し考えてみようと思います。
次回、愛は大丈夫なのかな?ほんと俺もお魚役として参加して代わりにぬいぐるみ、取ってきてあげたいよ…。泳ぎは得意なほうだから…。
また書きます。