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ベイビーわるきゅーれエブリデイ!、5話を見てコンプライアンスについてみんなで考えよう!

はーーーー仕事で嫌なことがあっても素晴らしいドラマがあることが本当に救い。ありがたい。私事ですが毎週火曜にガチしんどい会議があって、ストレスで足に謎の湿疹できたりするんで、水曜日にベビエブがあってくれることが本当救い、特効薬になってます。

さてベイビーわるきゅーれエブリデイ!5話感想note行きましょう。

※このnoteはネタバレを含みます

いやもう5話?なんかあっという間すぎますね。今回はコンプライアンス遵守回でした。まさか殺し屋がそんなにコンプライアンスにうるさいとは…てっきりもっとこう、コンプラなんて知るか!的なブラック企業なんかなって思ってたけど。そういえば前回ラーメン屋でSNS炎上したくらいでコンプライアンス的にどうなんだって言われてる人いたな。そのあとその人粛清で殺されてて、殺すのはいいんや…って思った。難しいねコンプライアンスの線引きって。

5話は、合宿2日目。急遽届かなくなってしまった釜めし弁当をみんなで一生懸命再現しようとするところからスタート。

ここで厨房の怪しい動きが宮原に気付かれないように、スタイリストが囮になって気をひきに行くんですが、このシーンの宮原がスゲーなんの表情もなく座ってて逆にめっちゃ怖かった。なんかずっとぼんやりしてて、え、寝起き?とか思ったよ。
本当に感情が読めない。それでも信じられないくらいのヨイショに少し気をよくして昔語始める宮原。このあとこれに3時間付き合わされるスタイリストがちょっとかわいそう…だけどまぁ昨日の行いの報いとも取れるし仕方ないね。

そして苦労して作られた釜めし弁当、マジで手が込んでて美味しそうだった。宮原は美味しい美味しいって喜んで食べたのも束の間、鯵の骨が取られてる!と気付き、鯵は骨があるからいいんでしょうがと怒り出す。これ絶対そんなことなくて笑ったんだけど、その通りって言ってる人もタイムラインにはいて、ちょっと驚いた。なるほど、便利になるのが嫌な人もこの世にはいるんだね…。
あれかな、わざわざマニュアル車に乗るみたいな感覚ですか?別にウマければそれでいいじゃんね。いや、これから自分で調理するんだったら、そういう主義を通してくれてどうぞって感じだけど、すでに骨が抜かれてるってのはそれをしてくれた人がいるってわけで、その労力を無駄にまでする必要なくない?これ自分たちで作ったって後ろめたさがあるからあれだけど、そうじゃなかったらお店に電話するとか言語道断よ?これはクレームじゃなくて忠告とか言ってるけど、よほど怖いわ。てか食べないならその釜飯弁当もらっていい?俺が食う。

ということで追い詰められて全部を白状させられ、結局正直に話すことになってしまい、宮原にガン詰めされる夏目。
めちゃくちゃ子リスみたいでかわいそうだけど、しかしちょっとだけ宮原の気持ちもわかる。
これ普通の仕事だったら完全にミスを報告してもらえなかった上司だもんね…忖度して隠蔽されてるもんね…しかも弁当こないのは全然こっちのミスじゃないし、最初から正直に話して、じゃあみんなで作ろう!ってなったらよかったのに…。

もしこれ自分だったら部下に信用されてないなって凹むと思う。まぁそれで詰めるから結局また報告しにくい空気になるわけで…なにこれめっちゃお仕事ドラマだな。なんかの研修の教材?このまま使ってもいいくらいよね。みんなでどうしたらよかったか考えよう!みたいなグループワークしたいわ。

そんで実際に鯵の骨抜いた武井ちゃんに八つ当たりしてしまい、上に報告されて殺し屋協会ハラスメント防止委員会がくる羽目に。しかしどう考えても先に宮原を指導すべきなのにそうならないの、リアルすぎる。
これメインで指導されてたの夏目だけど他のメンバーも一応冊子みてセミナー受けてる感じがして微笑ましかった。ホワイトボードに書かれた「快適な明るい職場つくりーみんなで作る殺しの現場ー」こんな矛盾した標題ある?それって両立できるのか?

その後、1人で片付けをして釜めし弁当を捨てる夏目、あまりにも悲しい。捨てるくらいなら俺が食うよ😭😭😭
ベビエブってほんとすごい角度からエグってくるよね。このシーンから夏目のキャラクターを考え始めたらしいけど、すごすぎるな…。
殺し屋ってもっと華やかな仕事と思ってたけど、こんな苦労が裏にはあるんすね。軽々しく憧れないように気をつけようと思いました。あと草川さんてなんでこんな哀愁漂わせられるの?こんな哀愁俳優だった?キャスティングした人素晴らしいね。
ほんと、今度から意味わからん仕事の意味わからん失敗したとき、この夏目を思い出すことで救われるなってなりました。

3日目、ようやく風林火山が再開。別人になりきることで心身の負担が60%減るという研究に基づいた”メソッド殺人法”のために演技練習が始まります。ものすごい作り込まれた設定が与えられる2人。心身の負担なんてないけどって言い切るちさと、やっぱそっちの面では本当サイコパスでカッケェな…。

そこから脚本家の熱い演技指導が始まります。なるほど、殺し屋にもこんなに演技力って求められるんだ…?高石あかりに向かって何年お芝居やってんの!は面白かった。(芸歴で言うともう9年くらいになるんですかね…)このバイトがもし朝からやってるならそろそろお昼近くてお腹空いたな~みたいなサブテキストを入れろ!と言われて、してない腕時計見てお腹さするちさとの細かすぎるサブテキスト演技、脚本家からはカットかけられてダメだしされてたけど俺は好きです。その後にりんご見て感情の演技させられるシーンも、それぞれのちさととまひろによる芝居観が出てて俺はなんなら感動した。特に「こわい」のときのまひろ、脚本家はやる気ある?って怒ってたけど、本当に怖いものに直面した時の人間の演技で、まひろは感情を大袈裟には出さないタイプだし、目を見開いてむしろ闘うような表情見せてて俺はめちゃくちゃ上手いと思いますけど!?(どこに怒ってるんや)
でもやる気ないなら帰ってよって言われて本当に帰るのあまりにもまひろで最高だった。「お芝居で飯食っていきたいんでしょうがぁっ!!」と怒鳴る脚本家、そろそろエスカレートしすぎだろって思ったら案の定、ハラスメント防止委員会を召喚されてましたね。それはそう、みんなもこういう現場に立ち会ったら遠慮なくハラスメント防止委員会に相談しよう!!

それにしても夏目も頭抱えてたけど、作戦が全然前に進まない。そのまま殺害期日前日の9日目に突入。風林火山、動かざること山の如しのところだけずっと実行されてて、武田信玄でもそろそろ胃に穴開くと思います。このペースでずっとやってきたんならそりゃ6年くらい経つよな、納得よ。
最終的にどう挽回するかというと「がんばる!」という抽象的な目標設定で「えいえいおー!」みたいな気合入れてもう根性論でゴリ押そうとしてる感じもリアルすぎてお腹が痛くなった。ぜったいもうそんなのでなんとかなるターンは過ぎてるんじゃ…と思ったけどやっぱみんなそこはプロの集まり。1日でめちゃくちゃ作戦が詰められました。すごいね。もしかして最初から1日あれば行けたんじゃって気がうっすらするけど忘れよ。
演技指導も涙のカットOK。たしかに宅食サービスポイカロリのアルバイトに扮したちさととまひろの笑顔めちゃくちゃ上手かったし、俺だったら秒で契約するので、これは絶対OKですね。

いよいよ宮原からの作戦OKも出て、ピザを囲んでの決起集会が開かれます。
ここさぁ!酒飲んで話に盛り上がる人たちの輪からちょっと離れたところにちさととまひろがいて、なんなんすかねこの天才的位置取りは。和室の障子の前の棚があることによって生まれるちょっとした段差、くぼみ?なんて言うんだあの場所は。とにかくこの世でまひろが座るために用意されたものすぎるでしょ。並んで座るんじゃなくて段の上がまひろで下にいるのがちさとってのもいい。そんで絶妙な目線の会話でちさとが持ってたピザをまひろに渡してて…ピピィー!百合警察です!またあなたたちですか!素晴らしいですそれこのまま続けてください。
もうすいません、ここはね、もう見て欲しい。言葉で言い表せない素晴らしさなので(居る場所だけでこんなに語る人おるんや)
宮原に促された夏目がNO MORE CRYを熱唱してる間も完全に2人だけの世界作ってて、ごめん正直全然夏目のこと見てなくて背景に見切れるちさまひしか見てなかった、ごめんな夏目…。でも歌うまがにじみ出ちゃってるなとは思いました。
あと酔ってゴキゲンになって飲み会から廊下に出て須佐野さんに電話するの、完全に恋人仕草だけど大丈夫?コンプライアンス的に平気?社内恋愛は自由ですか??怪しいので私ハラスメント防止委員会として有楽町飲みは同席させて頂きます。

しかしこんなに前日の飲み会盛り上がっちゃって、翌日の作戦に支障が出たりしないのかなとちょっとだけ心配になりましたが、殺し当日は、アルバイトを装ったちさととまひろがターゲット宅に向かい、ボディーガードらしき4人をあっという間に片づけました。脚本家も完璧!と騒いでたくらいの本当に爽やかな笑顔のアルバイトの演技から、冷酷無比な殺し屋の真顔へ切り替わる。

これぞ風林火山、疾きこと風の如し…!

武田信玄も感激してミニバンの陰で泣いてますよ。
よかったよ、うまくいって…少なくともここまでは…。

最後に宮原が後ろから登場したところでめちゃくちゃ気になる終わりになってしまいました。意味深な表情を浮かべるターゲット、銃口を下ろしてしまう宮原。えぇこれちゃんと作戦、成功するのかな、心配。

6話も楽しみですね。
また書きます!

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