チェイサーゲームW2について夢中で書いてまた1万字【5話感想】

※このnoteはネタバレを含みます。

ついについについに5話ですね！！
なんかあんまり考えたくないけど、もう後半戦なんですよね。太田Pによると、ここが折り返し地点だそうです。
もー何が嫌って、終わるのが嫌すぎる。なんとかなりませんか？ねぇ？ずっと折り返し続ければなんとかなるんじゃない？無理？無理かー。早すぎるよね。やっぱりね、1話30分てどう考えても短すぎですよ。30分てあなた、1時間の半分しかないんだよ(あたりまえ体操)
まぁ短いからこそ、1分1秒1コンマをしっかりじっくり見なさいと、そういうことですわな。そっか、何回も見返したら実質永遠だもんね？終わらないことが可能？(不可能)

ということで前回に引き続きまた長い感想note書きますよ。いや、違うんですよ。もう前回も長かったし、そんな毎週毎週1万字書いてたら大変だって思って、もう今回はね、短めに軽くサクッと書いて終わろって思ってたんですよ、見る前はね？なのにもー素晴らしいシーンの連続で、感想止まらんよね。書きたい思いが溢れ出て順番待ち、それこそ無限折り返し行列です。

さて5話の予告「ラブバトルは終わらない！？」について、前回noteでも触れましたけど、シリアス展開から一息ついてポップな雰囲気がしてなんかホッとしてワクワクしましたね。ベッドにいる樹と冬雨のシーンもあったし、アマアマ展開の対策として舐める気満々で大量に用意したのに、ここ最近すっかり出番なくして家の隅に盛られてた塩もやっとそろそろ出番スか！？ってテカテカして待機してます。
なにより1番楽しみなのがヨルムと対峙した冬雨ですよ。
「樹がファーストラブでラストラブです」
超最高。シーズン2、なんかちょっと物足りないな…って思ってたんだけど、これよこれこれ。パワハラモードのツン冬雨が足りなかったのよ。素晴らしいよね。セリフとしても素晴らしいし、語呂もいい。これもう一句読めてるもんね。

樹がね
ファーストラブで
ラストラブ
by 冬雨

いやこれあまりにも名作すぎる。
松尾芭蕉もこれ見たら才能に平伏して引退決意するレベル。お〜いお茶の俳句欄全部コレにしよう。え？もちろん樹は春の季語です。

なんてニヤニヤしながら本編待ってたらいきなりベッドの上に横たわる樹と冬雨のシーンから始まったもんだから、いったん心停止しました。そういえばそうだ、路上キスで終わったんだった。でもいきなりベッドの上なんて、そんな、ちょっと大丈夫？？深夜ドラマだからいける？？いけるね、いこう。こちらとしては全然オッケーの構えです。

冬雨「ねぇ樹…もう一度、愛してるって言って？」
樹「冬雨…愛してる」

ありがてえ…。
こちら無事に息を吹き返し、塩ペロペロしながら見ております。
そうだよね、4話で体温交えなかったからね。5話で交えましょうね体温を。そうしようそうしよう。全力応援、全裸待機。心の準備できました。いつでも大丈夫です。

冬雨「昨日の夜、どこに泊まってたの？お店に泊まってないって聞いた。家にもいなかった。…まさかヨルムのところ？」
樹「…うん」

ちょっと待って冬雨？？急にド修羅場始めるのやめて？？？
樹も「うん」じゃねえよ。何を正直に認めてらっしゃる？？？
こんな急に方向変えられたら待ち行列も着いていけませんよ。列形成失敗してパニック起きるよ？
いや、でも、確かにそこをクリアにしておかないと体温交えられないお気持ちはちょっとだけわかる。冬雨にしてみれば、自分でホテル取って泊まったよ〜みたいに軽くこう返事がきて、そっかぁ〜って感じになると思ったもんね。そうだよね。ヨルムのとこに泊まったは一番否定してほしい想像だったよね。
でもどんなときも自分に正直な春本樹。樹のコマンドには「嘘をつく」「取り繕う」「ごまかす」みたいなのはないのです。俺のメインコマンドはそれだって言うのに、さすがだぜ樹。名前の通りに大木のようなまっすぐな女。
だから冬雨に「まさか同じ部屋で寝たの？」って聞かれたら「寝た…」って答えちゃうのが樹なのです。正直すぎる。ピノキオもびっくり。冬雨、声が震えてるじゃんね。俺もこんな場面なったら緊張でみぞおちの辺りに痛みが走りますわ。

でも何もなかった！と弁明する樹。その後の弱々しすぎる「…と思う」のセリフ。ほんとか？俺も信じたくはないし、全財産やってないに賭けてるが、その博打は勝てるのか樹。マッコリ7本だぞ。何が起きててもおかしくないぞ。
そりゃ冬雨だって怒りますよ。こんな2人の大事なことで悩んでるのに、お酒飲みすぎてヨルムと同じ部屋で寝た。これはちょっとすぐ許せはしないですよね。だって自分の母親のせいで樹を苦しめてしまってるって思ってたんだもんね。樹のためにも…って頑張ったんだもんね。何してんのよってちょっとは思う権利ある。

ここで「また冬雨が中国に帰ったらと思って不安だったの」と自分の気持ちを言い訳する樹、ちょっと珍しかったです。樹はいつも飲み込むから、こんなふうに冬雨に責められてもごめんって平謝りするかと思ってました。
これはもしかして、樹の心情が少し変わったのかな。今まで少し引け目があって、一歩引いてた樹が、冬雨を愛してる、一緒に生きてくんだって決意をして、意識が対等になったのかな。自分が受け入れるだけじゃなくて時には自分の気持ちを受け入れてもらいたくなったのかな。わからんけどね、ヒルトンの朝からずっと自分を責めてただろうから、その反発が出ただけかも。

まぁでも確かにそう、冬雨も悪いよね。もう無理だよって言ったっきり音信不通じゃ、樹だってそりゃ不安にもなりますよ。家にも帰れないし、そこで助けにきてくれたのがヨルムだったわけだから、むしろヨルムと酒の勢いではなく、はっきり寝たとしても全然不思議じゃないよ。
今までずっと一途に思い続けてくれたのが樹で、諦めてたけど諦めてなかったのが樹で、待つって言ってくれたのが樹で、それを信じたのが冬雨で、冬雨もそれに甘えすぎてるところがあって。

難しいよぉ〜〜〜どっちの気持ちもわかるよ〜〜〜〜！！！！！

だから喧嘩両成敗。ね。どっちもどっちってことで。ね。仲直りしよう。

冬雨「ちょっと一人になりたい…」

荷物を持って、廊下に出る樹。

ほんとに出てくの！？

ごめん、冬雨が言わないんで俺が代わりにS1の4話の名ゼリフを言いました。どうしたんですか冬雨。かつてあんなに素晴らしい引き止めを見せてくれたじゃないですか。そんで最高のシーンが生まれたじゃないですか。体温、交えたじゃないですか。やれますって。がんばってって！！まだ間に合うって！！ドア開けてさぁ！！！！

そんな応援の声が届くはずもなく、樹の携帯が鳴り、何かを告げられて急いでどこかへ向かう樹。

ッスゥーーーーーーーー（目を閉じて天井を仰ぎ見る）

なるほど？
いったん服着るね。(そもそも脱ぐな)

そうでした。シーズン2ってそういうシーズンなんでした。はい。思い知りました。ですよね。キスシーンに3話までかけたのにベッドシーンを5話で見せる？そんなわけないですよね。はっはっは。これは俺の落ち度。間違い。早とちり。だから全然泣いてないし。大丈夫だし。

そんなわけで翌朝。
ベッドの上でスマホのトーク画面の「樹、ごめんなさい」を下書きしたまま送れないでいる冬雨のお口がむっとしててめっちゃかわいいから全て許すことにしました。一晩これ送るかモニョモニョしてたんかな。かわいいな。
そこに樹を探して現れるヨルム。私のことで喧嘩した？って全てを見透かしてます。よくわかるね。え、見てた？リアタイ勢？
いいこと教えてあげる。って言い出したから、まさかヒルトンのことバラす気か！？って思ったら、指輪を取り出し「私、樹にプロポーズするの」とか言い出して俺も冬雨と同じくはぁ？と言ってしまった。それはちょっと先に行き過ぎじゃないかヨルム。昨日あんなにはっきりフラれたのに。でもベッドで何があったかは言わないんか、優しいな。と思ったのに調査書を突きつけ、お父さんが大事なときに娘が同性愛者ってバレたらゲームオーバーだよね？という脅しまがいなことをしてきます。やっぱ悪い女かもしれない。
それに対し、もう私は林家の人間じゃない、縁を切ったと覚悟を伝える冬雨。冬雨の決意も嬉しいけど、口調がパワハラモードなことがなによりも嬉しい。だから全然うまく調査書を引きちぎれなくて、床に散らばすのもあんまりバラバラになってなくても全然気にならない。

そんでいきなりそれなら五分五分、勝負だね！とポケモントレーナーみたいなこと言い出すヨルム。ホテルのスタッフの人によって部屋の机の上に並べられる大量のソジュとプラカップ。

いや酒で！勝負すな！！
アルコールの出現率が高くないですか？シャンパン・バイチュウ・マッコリ今度はソジュ。なんで？チェイサーゲームのチェイサーって酒のあとに飲む水って意味合いのほうだったの？？そっかごめん、ずっと勘違いしてた。ゲームのドラマだと思ってたけど、酒ドラマだった。なら仕方ない。サケグルイの人々の世界線ですもんね。（賭ケグルイみたいに言うな）

スタッフがすぐに「私はこれで失礼します…」って帰るのも面白かった。
意味わからんよね。どうやってお願いしたんかな。『このホテルのありったけのソジュを持ってきて下さい』って言われたんだとしたら、は、はい？？お客様？？？ってなるよね。そのあと部屋に運んだら、めっちゃピリピリしてる2人の女性がそれを机の上に並べて注ぎだして、おおお、お客様？？？？ってなるよね。そりゃいそいそと部屋を出て行きたくもなりますよ。耐えられないもん。この試合のレフェリーは責任が重すぎる。なんのバトルなのか最初から最後まで一ミリも意味わからんもん。そもそも知らんしね、樹って人。

そして一杯ずつ飲むと同時に一言ずつ言いたいことを言い合うスタイルで始まるバトル。
ここほんと酒ラップ状態で、すごい面白かった。パンチライン決まりすぎてて。ヒートアップして最終的に褒めてるのかけなしてるのかわかんなくなってたもんね。でもさすが二人とも、樹の理解が深いので言うことが芯食ってる。

樹のここがいい！
・笑顔
樹のここがダメ！
・不器用
・甘えんぼ
・優柔不断
・八方美人
・流されやすい

ちょっとバランス悪いので今度は褒めるほうのバトルもしてください。俺が樹なら泣いちゃう。

お互いがなかなかやるわね…となり、バトルが小休止したところで、ヨルムのところに樹から連絡がきてました。今朝から実家のほうの病院来ててまだ検査中らしい。え！？樹が病院！？慌てて靴を履く冬雨。追いかけるヨルム。

それはもうちょっと確認しよ！？

もう昨今こういうすれ違い、減ったよね。何でもすぐメッセージで確認できちゃう世の中ですよ。静岡県伊東市まで行くならもうちょっとこう、どうしたの？とか何があったの？みたいなの聞きそうなもんだけど。
いや！樹はいい子だから病院ではスマホの電源オフってるんだな。えらいな。あと2人とも酔ってるもんな。衝動的に行動するよな(ツッコミ自己解決型)

慌てて病院まで走ってきた冬雨とヨルムですが、入院してたのはおばあちゃんでした。
この樹のおばあちゃん、まじでツヨツヨ役者さんで、なんか一気にドラマが朝ドラか大河の雰囲気。すごい。シーズン1はほんの少しの出演だったけど、今回はもう主役格、おばあちゃん回と言っても過言ではないでしょう。
これはもう"樹のおばあちゃん"という代名詞で語られる存在で終わらせたくない…でもお名前調べても役名が出てこない…なので俳優さんのお名前を調べました。山下容莉枝さん。！！めちゃいいお名前。植物を連想させる漢字の並びは樹の祖母というお役柄にもピッタリ。なのでこれ以降、樹のおばあちゃんは容莉枝さんと呼びます。(役名ちゃんとあったらごめんなさい)

ヨルムは容莉枝さんと面識がありましたが、冬雨は初めまして。そっか大学は樹はもう上京してたってことなんだね。そちらのお嬢さんは？と聞かれて、樹が冬雨は大学時代の…友達で、と一瞬言い淀む感じ、あるあるすぎて心がズキンと痛みました。なんでここにヨルムと冬雨が一緒に？と樹に聞かれて答えに詰まる2人。そりゃ色々、色々あったんよとしか言いようがないよね。しかしまさか容莉枝さんもこの2人が孫を取り合って酒バトルしてたとは思わんよね。そんなん知ったら心労で別の病に倒れそうだよ。

せっかくだから街を案内してあげたら…という容莉枝さんの素敵配慮により、ちょうど病院の前にあったフリーレントな自転車に乗って高校へ行くことに。
ここのえ…自転車…？私は乗れない…って困った顔でモジモジしてる冬雨、一生かわいい。
てなわけで登場、ヘルメット冬雨。

かわいいいい〜〜〜〜！！！！

ちょっと不満げに自転車に乗ってて、これはもうかわいすぎて自転車のCMきますね。
樹に対してちょっと怒りながら心配した、って言ってるのもバブいし、とんでもなくかわいい。仲直りもできてよかったです。

あれ、ところでこれ飲酒運転平気…？って思ったけど、酒バトルやってるの朝8:30とかだったんで、伊東までの移動と病室で過ごした時間を鑑みて、アルコールはもう分解されたでしょう。待って8:30！？ようそんな朝っぱらから酒で勝負しよう！ってなったな。あのままだったら酒バトルのせいで1日オワってたでしょ。よかった中断して。絶対悲惨なことになってた。助かったよ樹、ありがとね言葉足らずで。

ということで無事に高校に到着。
ここが樹の通ってた高校か〜って冬雨がなってるの、なかなかにエモでした。好きな人の通ってた学校行くの、エモいよね。樹がグランド見ながら私けっこう早かったんだ〜って得意げなのもかわいい。走りのフォームの良さ的に冬雨も陸上やってそうだけどね。

そして遂に来ましたね、プールのシーンですよ。
夏だからね。夏といえばプールですから。なんでこんな誰もいない綺麗な水貯まってるプールがあるの？なんていう野暮な質問はチェイサーゲーム世界線では思わないお約束。答えは一つ、夏だからなのです。

キャッキャとプールサイドではしゃぐ冬雨が落ちそうになり、それを庇って豪快にプールにダイブする樹。
ここちょっとおもろすぎん？
少し後ろでカメラ構えてたヨルムは苦笑いだけど、俺がいたら翌日の朝まで爆笑してるね。
樹が「ノ」って感じで落ちるのがほんとたまらん。何回見ても笑いが止まらなくなる。あまりにも芸術点が高いよ。たぶんだけどこの画面、黄金比になってる。これから元気ない日はこのシーン見ることにします。

そして冬雨に上がるの手伝って？って手を差し出して、プールの中に引き込む樹。グッジョブ！！
2人して笑いながら水の中ですごいいちゃついてる。樹が冬雨をグッと自分の方に引き寄せるとことかもまじでまじで最高オブ最高。ここの芸術点も相当高いです。優勝です。

ありがとう、夏とプールにBIG KANSHA。
by blue_sky

そんでヨルムが切なさを振り払ってシャッター切るのまじでいい。てかこのあたりの樹と冬雨＋ヨルムの構図になってからのヨルムの表情ずっと天才。全ての切なさの表情がブッ刺さり。
特にプールに落ちた2人を見て、最初は反射でははって笑ってるのに、そこから少しずつ、自分の気持ちが後から追いついたみたいに表情が変わってさ。あんなに強気で冬雨にぶつかってって、時にはダーティな手も厭わないヨルムが、そんな、そんなさぁ、悲しい顔するなよ…。樹、自分が誘った時はプール断ったのにね。冬雨と一緒だと、そんな楽しそうな顔するんだ…。
ちせさんちょっとさぁ…なんなんですか？片想いの専門家？この道一筋20年なの？すごいんだけど、表現力。胸が苦しいよ。もうこうなったらいっぱい写真連写してヲタクに売りつけてひともうけして元気だそ！！！

樹の実家の縁側でさっき撮ったであろう写真見てるヨルム。樹に対して負けた、と敗北宣言。写真の中のあまりにもいい2人の笑顔。そりゃこんなん見せられたらさぁ、戦意喪失だよね。ほんとにめっちゃいい写真。普通に写真家として食っていけるよ。

ヨルムにしてみたらさ、高校生の頃初恋だって思って大事にしてた相手に12年ぶりに会いに行ったら不倫してて、そりゃ気が気じゃなかったよね。でも2人が一緒にいるところを見て、わかってしまったんだよね、樹にとって、冬雨といることがなにより幸せだっていうことが。
あーあ、樹があの子と出会う前に迎えにくればよかったよって少し冗談めかして言うのがほんとヨルムすぎて泣く。相手に負担かけすぎないようにするその思いやり。ヨルムも絶対幸せになってくれ。

ところでここ、プールのあとびしょびしょでどうやって家まで帰ったのか心配な人もいると思うけど、帰りは俺が迎えに行ったので安心してください。俺のXのアイコンが車乗ってるペンギンなのはこのための伏線だったので。自転車もちゃんと回収して返しておいたので、任せてください。

さてここからです。
ここから容莉枝無双です。長いよ。長くなるよ感想が！！こっからまた折り返しますよ。まだ書くんかいって感じだけど書くよ。

樹、冬雨、ヨルム、容莉枝さんの4人で食卓を囲んでサムギョプサル食べてるところ。ごめんこれさぁ、なんか、自分ちょっと涙腺壊れてるんで、これだけでもうなんか涙ぐんでしまった。

ここでヨルムにいい人いるの？と聞く容莉枝さん。ヨルムは振られた、と話して容莉枝さんに相手は見る目ないわねぇと慰めてもらうんですが、ここの居心地悪そうな樹、好きです。こういう「本人にしかわからないあてこすり」好きなんですよね。樹ってこういう時ちょっといじめたくなりますよね。ヨルムわかるわ、俺たち気が合うよ。

そして容莉枝さんの矛先は当然、樹にも向きます。「樹はどうなの？早く結婚してくれないと、あなたのお母さんに申し訳が立たないわ」ぐ、ぐぅーーーーきつい。俺だったらこの直前のヨルムのくだりで、次来る！と察して、お茶持ってくるね！って台所に逃げるような場面よ。
でも樹はおばあちゃんにはちゃんと言おう？とヨルムと約束したのでちゃんと話しはじめます。

樹「あのねおばあちゃん。そのことなんだけど」
容莉枝「なぁに？」
樹「私、好きな人が居るの」
容莉枝「そうなのぉ！どんな人？」
樹「ここにいる冬雨。私…冬雨のこと、愛してるの」

言った。

言ったよ。

ごめんこの次の樹のセリフ、全部いいので全文引用します。

私はレズビアンで、女の人しか好きになれないの。驚かせてごめんね、ずっと言わなきゃって思ってたんだけど。勇気がなかった…。
言えばきっと、おばあちゃんを悲しませることになる。でもこれ以上自分にも、おばあちゃんにも嘘を付きたくない。私はレズビアンだけど、冬雨と一緒にいて幸せだってことをおばあちゃんに知ってほしいし…認めてほしいの

チェイサーゲームW2 5話

このセリフ全部一言一句泣ける。
ここのシーンまじ画面に映る4人全員が演技ヂカラ5億同士くらいでバトってて、ほんと見るとこ多すぎて目も感情も大忙し。
菅井さんの演技もかつてなく光ってて、緊張で少しだけ震える声、だけど決意の固さがわかる強さではっきりと発せられる言葉はどこか優しさも帯びて響いてて。嘘はつきたくない、冬雨といて幸せ、認めてほしいの、という強いワードで少しずつ昂る感情に合わせるようにじわじわと溜まる涙、ちょっと待ってよ、目の蛇口の水量の調整まで完璧じゃねえですか。

そして少しの間。この素晴らしいカミングアウトが、果たして容莉枝さんに受け止めてもらえるだろうか…緊張の時間が流れます。

容莉枝「それならそうと、早く言ってくれたらよかったのに」

容莉枝さん😭😭😭😭

容莉枝「樹が何者だろうと、あなたがあたしの大切な孫に代わりはないの。それにね、私はあなたが幸せでいてくれることが何より嬉しいの」

容莉枝ざんんんんん😭😭😭😭😭😭😭

ごめんちょっといったん待って、泣きすぎてティッシュが終わった。

容莉枝さんの演技えぐい。すげえわほんと。驚き戸惑いから何を伝えるか決めて口に出すまでの表情の変わり方がもうこれ以上ない。
世界一の早く言ってくれたらよかったのに、じゃん。
世界一のあなたが幸せでいてくれることが何より嬉しいの、じゃん。
なんじゃこの説得力は。芝居とは何かを教えてくれるね。

愛じゃん。
これが愛だよ。

ありがとう。これを見せてくれて。これを描いてくれて。
ほんと、日本の地上波ドラマで、これを見れる日がくるとは思わなかった。
感謝、謝謝、コマウォ、カムサハムニダ…。

はぁ…なんかねー…僕のおばあちゃんはもうずっとずっと昔に亡くなっちゃったけど。そうなんよ、おばあちゃん…俺さ今、めっちゃ幸せなんよ。生きてる時にそれをもっと、教えてあげたかったなぁ。なんか、僕の代わりに樹が言いたかったことを言ってくれて、おばあちゃんから言って欲しかったことを代わりに言ってもらったような、そんな気がするよ。ありがとね、ほんと。

もう正直今回このnoteここで終わってもいい。こんな素晴らしいものの前ではもうなにも言う必要ない。何もかもが蛇足。
いったんひたらせて？この容莉枝さんの芝居にいったん全身を沈めたい。

はぁ…
よし…
もう十分書いたし、終わってもいいかもですが。
もうちょっとだけ書くね？？なぜなら書きたいから。この後のシーンも良いから。書かずにいられん良さだから。

そして容莉枝さんが「冬雨さん…樹のこと…大切にしてあげてね」って言うのよ。ここで冬雨がいちど頷いてから、はいって回答すんのよ。

良すぎる…っ！！！！！！！！！！！！！！！

そして泣いてる樹の涙を拭う冬雨。

良すぎるうぅっ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

それを見て少しだけ悲しげに笑い、目線を下げるヨルム。だけど何かを振り払うように顔を上げ「じゃ！冷めちゃうよ、食べよ。ハルモニのヨルムが作ってあげる」

良すぎ良すぎ良すぎ良すぎぃいいい！！！！！！！！！！

なぁヨルム！！！お前のおかげなんや！！！！ヨルム！！！負けたかもしれんけどあんたの勝ちだ！！！！！！ヨルムがいてくれたから、背中押してくれたから、見守ってくれたからなんだ！！！！ヨルムがいなかったらこうはなってなかった！！！ヨルム最高！！！ヨルム万歳！！！チャンネル登録します！！！！

その日の明け方、まだ暗いのにそっと家を出るヨルム。それに気づいて外まで追いかけてくる冬雨。ここの、バチバチだった関係がちょっとほどけた感じの2人、めちゃくちゃよかった。樹のこと理解してる者同士、本当に親友になって時々会って欲しい。そんでまた酒ラップバトルかまして欲しい。絶対面白いのでその動画を撮って見せて欲しい。百万回再生させて欲しい。

最後に冬雨に耳打ちするヨルム。
「何もなかったから安心して。樹が寝言で冬雨冬雨ってうるさくて」

はい勝ち。
勝ちました。

ね！！！？？？言ったでしょ！！？？(信じられないくらいのドヤ顔)

よかった危ない、もうちょっとで全財産失うとこだった。(完全に勝手にひとりで賭けしてただけの人)
ありがとヨルム、ところで寝言で冬雨冬雨言ってる樹の動画とか隠し撮りはしてないんすか？？YouTuberならどんな時もカメラ回してたりしてないんすか！！？？あるでしょ？見せて！！！(必死)

ということでね、ヨルム編は終わりという感じでした。なんかすごい満足感。ボリュームあったわ。最終回でもいいかもねってくらいだよね。

…いや！！まだ交わってないですわ。
ごめん。なんか勝手に満足してたけど体温が交わってない。なんならキスすらしてないわ。これから2人で大学に遊びに行くことが決まったので大学時代ラブラブいつふゆ編などを見届けないといけないし、やること盛りだくさんだわ。まだまだ後ろに行列続いてたわ。すみません勝手に気持ちが閉店しちゃって。こっからっすよね。ここから後半戦だもんね。え、このあとまた何かが起こるの？いいけどねなんも起こらなくても。あと3話ずっとラブラブいつふゆ編でも。(そんなわけにはいかない)

でもほんと何が起こるかわからない、折り返した先は闇かもしれない。なぜならチェイサーゲームWのシーズン2はそういうシーズンだから。一瞬も油断できないし、先走って服を脱いでもダメ、突然プールに落ちるし、いきなり泣かされてティッシュも大量に要る、そういうドラマだってことを今回よくよく思い知りました。

ただ大学時代いつふゆ編だけはアマアマと信じてる。だから塩だけは用意して待ってます。酒バトルは無理だけど、塩舐めバトルなら勝てるかも。対戦よろしくお願いします。

また書きます。