見出し画像

ベイビーわるきゅーれエブリデイ!、2話秀逸でしたね。

こんばんは!いやーー今回も最高に良かったですね。ベイビーわるきゅーれエブリデイ!2話、ギリギリでリアタイが間に合い、note1話感想の更新もでき、万全の体制で鑑賞ができました。改めて思うんですけど、毎週見れるってめちゃくちゃ嬉しいですね。ベビエブのおかげで一週間があっという間に感じます。ほんとテレ東さんには感謝止まりません。

てか前回の記事、初回だし時間もないしさっくり駆け足で書こう…なんて思ってたら3500字も書いてた。これはちょっと長すぎる、すいませんね、なんかもうベビエブに限らず、どんどん記事公開するたびに長くなっていってるよね。やばいよね。歳とると話長くなるっていうけど、こういうことなん??あれもこれも書きたい!ってまとまりのないこと書いてるのがいけない。でもあれもこれもって書きたいこと出させるくらい、ドラマが面白いのがいけないですよね!?(100%の逆ギレ)

はい。てなわけで短くするつもりなんて毛頭ない感想行きます。

※このnoteはネタバレを含みます。

今回は居酒屋潜入編でした。2話は平波監督回。なので、どうなのかな?なんて思ってましたけど、そんな素人視聴者の心配なんて全く関係なく面白かったですね。なんなら、ベビわるを100%表現してた秀逸な回でした。

まず冒頭、須佐野が夏目を紹介するシーン。
コンニチワー、ハジメ、マシテとぎこちなさ全開で挨拶するちさととまひろ。興味ないって断ったはずの"一大プロジェクト"に試験的に仕事を振られることに。仕事内容は居酒屋 碧-ao-にバイトとして潜入すること。この店は、店長とバイト全員でタタキ(強盗)や詐欺をし、店内で資金洗浄をしているそう。証拠を見つけ次第、ソッコー皆殺し、と。この店のメンバー、筋トレ好き店長と兼業モデルとYoutuberなのに、裏ではそんなあくどいことしてるんだ…。まじかよ…こわ…。

まひろ「皆殺しはいいとして、バイト?バイトはいやです。接客も、キッチンとかも無理です」
ちさと「あのーこの子そういうことできないタイプなんで、ムリですね、ムリで、ムリでしたぁ!」
ここの無理三段活用が良すぎる。そうなんですよね、マジで無理なんですよ、ぜひ夏目にはベビわるの映画を見てほしい。ほんと、まひろに関してはガチで無理なので、想像以上の無理なので。。。

まひろの「だって無理なんだもん!」というセリフに対して、おおー昔だったらそんなこと言えなかったのに、えーなんか感心しちゃうかもぉというちさとの声、俺は聞き逃しませんでした。確かに。すごいよまひろ…成長してるんだね…。と、ヘラヘラしてたら、机バン!からのガン詰めする夏目。ここの瞳孔までかっぴろげられた目が素晴らしかったです。ものすごい圧。これこそまさに社会からの圧力ですよね。「社会ってのは、だって無理なんだもんで許してくれるようなものじゃないんですよ。いつだって責任が伴う場なんです」ハンパねぇ正論パンチ。
まばたきすらしない夏目と、ぱちぱちきょろきょろするまひろの目の対比。にしても意外とパワハラ気質なんだね夏目。もっと優男かと勝手に思ってた。でもこの後の須佐野との二人きりのシーンで、須佐野に対して現場ではあんなにイカれてたのに、って言ってたし、冷凍庫に入れられても死なないように訓練してるし、元は殺し屋だったりするのかな。色々気になる男です。あと須佐野さんとの過去もめっちゃ気になってはいる。

そしてガン詰めされてフリーズするまひろ、からの台本にはないアドリブらしいやりとり。ここほんと、良さが全部詰まってます。
「にゃーん」という唐突な猫の鳴き声でまひろの正気を取り戻すちさと。そうだよね、やっぱあの、詰めてくる男の人の怖い声とバランスを取るには猫の鳴き声くらい甘くないとね、中和されないもんね。僕もしんどい時このにゃーん聴きたいのでボイス付きLINEスタンプかなんかにしてもらえたりしますか?

「はい、え。聞いてなかったんですか?」の夏目のパスも完璧な流れ。

ちさと「聞いてないわけないじゃないですか!だから将来の…将来のなりたい…職?…夢?夢?」
須佐野「いや、そんな話じゃ…」
ちさと「あ、だから将来の夢は。私たちは、やっぱり、こう、あの人々の生活を、こう、ささ・・うう」
まひろ「せ、世界を…」
ちさと「そうあの世界」
まひろ「救う…」
ちさと「うん、うん、職業だと思ってます、世界を救う職業だと思ってます!!」
まひろ「はい」

天才すぎる。

反論の説得力ゼロで結局潜入することになる2人は、とってぃとピー助というあだ名をつけられバイトを始めます。いやしかしこの居酒屋がまじ近所にあったら通うけど自分では働きたくなさが満載のバイトの再現力がすごかったですね。
たぬきの置物、ガヤガヤした店内、手書きであだ名がでかでかと書かれた名札、節操のないメニューとベタベタいろんなところに貼られたメニュー札、絆のTシャツ(背中側にポエムチックな文章が長々書かれてるのもポイントが高い)。この居酒屋たぶんトイレに「店長からのメッセージ」と世界一周船旅行の勧誘をするポスター貼ってるだろうな…。

まひろはやっぱあんまり要領よくこなせなくて、冒頭シーンでもねぎまをタレに変更がうまくできなくてお客さんに店長呼べって怒られるし、ビール注いだら泡でびしょびしょになってるし、カナッペがどれかもわからないし、2番テーブルがどこかもわからい。同じ日に始めたはずのちさとは問題なくまわせてて、声出てていいね!なんて褒められてて、映画でのメイド喫茶バイトを思い出す対比でした。うう…俺だったら心折れるぜ…。

そりゃバイト終わりのまかないタイムで反省もしちゃうよね。まひろ、酒めっちゃ弱いんだね。ベビわるでの飲酒シーン初めてじゃんって思ったけど、よく考えたらハタチなったばっかだわまひろ。それなら居酒屋も酒も馴染みなくて当たり前だよなぁ。店長に普段何してんの?って言われて殺し屋なんですよぉ〜とか言っちゃって、殴ってくださいよ!とかいう謎の絡みをして暴れてコケて倒れるピー助、流石にかわいいがすぎる。ピー助ってなに、ヒヨコちゃん的な意味合いなん?これはもう、どう考えても保護しないとでは??いやこれ、ほんとちさとがいてくれてよかった。ちさといなかったら、もー飲み過ぎっスよ、あの、俺、家まで送るっスね。とかいう下心エグい僕のような人に簡単にお持ち帰りされて、多分殺しちゃってたよね。あぶねーーー。ほんともう、気をつけてね?(なにを?)

帰り道でカナッペほんとにどれかわからなかったのに!と怒るまひろに、あれは私もテンパっててごめんって謝れるちさとに、2024年えらいで賞を授けます。だから許して、に対するまひろの「許すん!」に2024年尊いで賞も授与しちゃいます。

てかここさぁーーー翌日二日酔いと後悔でグダグダになってるまひろに、なんも言わずみそうどん作ってあげて、無言で銃に弾込めながらずっと聞いてあげて、極めつけには「今日はちょっと早めに行こ、一緒に謝ってあげるから」って言うちさと、尊いがすぎるでしょ。全部尊いですわ。ベイビーわるきゅーれエブリ尊ですわ。

まぁこれで、早く行ったことで3人の悪事の証拠を見ることになるわけですが。表ではあんないい人そうなのにガッツリ犯罪の話してて、事前情報はほんとだったんだ…てかベジータさん、高いアニメ声でずっと気弱そうに話してたのに、普通に低い声でしゃべってて怖かった。

そして最後の営業のシーン。いい店だね、と言ったお客さんが2人にまた来ますって行った時、ああもう終わるんだ、またはないんだってことに気づいて震えました。まひろがいい人たちだったなぁって過去形で寂しそうに話した時にそれが確信に変わり、急に喪失感が襲ってきました。こんな短い時間なのに、ターゲットにすでに情がわいてきて、え、殺されちゃうの…?ちょっと、嫌かも…って思ったのも束の間、暗闇から滑り込むように音もなく現れた銃口が一瞬で命を奪う。

やっっばい…

そうだ、そういうドラマだった。
ちさまひ尊い〜キャッキャという陽の感情と
2人は人を殺すんだっていう闇の感情

ギャップがエグすぎる。

寒気がした。その狂気。
そして一瞬でまた、日常に戻る2人。

ほんとまじとんでもないドラマです。生きるって、社会で責任を伴われるって、冷静に考えると怖いね。最後に、殺した人に教わったレシピの親子丼を食べて、でもあの店の方が美味しかったなんて言うちさとと、じゅうぶん美味しいよ、作ってくれてありがとうって笑顔で言うまひろになんか救われました。2人は殺し屋で、それしかできなくて、でもそこについては迷ったり苦しんだりはしてなくて、よかったなって。

これぞベイビーわるきゅーれな回でした。2話でここまで物語の解像度あげてくれるのすごい。

一大プロジェクトはどうなっていくのかな。楽しみですね。
また書きます!

※追伸、ベジータさんがTシャツの肩のところをドラゴンボールの防具みたいに尖らせてて芸が細かいなって思いました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?