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チェイサーゲームW2についてどんだけ書くんだよってくらい書く【4話感想】

※このnoteはネタバレを含みすぎます。

チェイサーゲームW2、いよいよ4話ですね。

ところで前回のnote、いくらなんでも長すぎた。反省しました。書きすぎ。1万字だよ?原稿用紙25枚??一生分の読書感想文。読む方も大変よ。このままのペースで行くと最終回は2万字書かないといけなくなっちゃう。流石にあかん。自粛。

でもさぁ!
書きたいこといっぱいあるんだもん!!

1万字とか言ったけどホラ、半分くらいは叫び声だから。実質5千字くらいっしょ(それでも長い)てなわけでね、何にも気にせず好きなこと書き殴りnote、始まります。

とにかく4話の破壊力ですよ。4話といえばシーズン1では交わる体温でタイムラインと俺の理性を破壊したことでお馴染みのあの4話ですよ。

そんで3話時点の次回予告ですよ。
見たら「加速する思いーーー」
って書かれてて、いやこれ以上加速するん?光の速さに達しちゃいますけど!?って思いましたよ。主題歌が『プリズム』なのも光の速さになるよって伏線ですか?もうすでに3話までで我々が直面した感情の振り幅はジェットコースターなんていう生易しいもんじゃなくて、マッハ走行する戦闘機に乗ってるトップガン状態で心の中のトムクルーズもメーデーメーデー言ってますわ。

しかも!どう見ても着衣をされてない樹と、同じベッドにいるヨルムの映像。これは致されたのか、致されてないのか。嘘か誠か、イエスかノーか。それ次第で今後の全てが変わるくらいの重要シーンですよ。もちろん俺は樹を信じてる。大学で冬雨と別れて5年、さらにまたそこから別れて1年、雨の日も風の日もナンパ野郎を撃退した日も、冬雨のことだけ想い続けた愛情の重さ超ヘビー級トップクラスエースチャンピオンの樹が、いくら初恋の相手といえど、そんな簡単に体を許すなんて思えません。

だから大丈夫…そう言い聞かせていますが、ただでさえ急転直下の急加速、急上昇の急旋回、シートベルト引きちぎり系ドラマですから、やはりなにが起きても受け入れる覚悟、心の準備をしておかないといけません。ということで今回用意したのがコレ、脱出ボタン。これさえあればいざってときはコックピットの天井が開いて脱出することが可能です。これで安心だね。

こいつずっと何言ってんだと思われた方、正しい反応です。でもそれくらい大変なんですよ!CGW2における4話ってやつは!!

だって冒頭、いきなりヨルムとのシーンから始まったもんね。もうハラハラしてる。来るぞ…って歯ぁ食いしばってる。体全体に加速のGを感じてる。こっちがこんなにドキドキしてるってのに呑気にスイートルームでサムゲタン食べてる樹とヨルム。スイートルームでサムゲタン!?なんて新しい組み合わせなんだ。てかヒルトンのスイートルーム泊まれるのかヨルム、もしやずっとここに滞在してんの?やば…さすがインフルエンサー…。
でも樹はずっと暗い顔をしています。そりゃそうよね、いっぱい心配ごとあるし…なりゆきとはいえ告白されて振った相手とホテルのスイートルームって、超気まずくない?
ヨルム、私は、と大事なことを言おうとする樹を遮って、じゃーんとお酒を持ってくるヨルム。

いやマッコリ2本は多くね?2人で??

「マッコリ飲んでにっこり」とか言ってる場合じゃねえすよ。酒飲むとロクなことが起きないんですよこのドラマ。シャンパンとかバイチュウとかさ…色々見てきたんでちょっとやめて欲しいところ。まぁでもマッコリってアルコール度数6%くらい?ならいっか…?いけるか…?

お酒を飲んで念願が叶ったと呟くヨルム、ここから高校時代回想が始まります。
居間のテレビのスギちゃんを見て笑う2人。時代感じる〜。てか高校時代ヨルム、髪暗くてめっちゃかわいいな。え、タイプなんですけど…普通に…。ヨルムは私はもう大人だからとか嘯いてマッコリを飲み干してワイルドだろ〜とか言ってます。かわいい。樹もそれを奪って飲んでマネしようとしますが、甘酒じゃん!騙したな〜とか言って笑ってます。かわいい。ヨルム、ヤカンに甘酒入れて飲んでるの?ワイルドだね。

ヨルムは幼少期のつらいことも笑い飛ばすタフさで「誰も守ってくれなかった。だから強くなった」ってピース。ここの舌ペロがほんとヨルム。絶対そんな軽いものじゃないはずなのに笑って前向いてきたんだねって感じでほんとヨルム。そんなヨルムを見て樹はふっと表情を暗くして「私はそんな強くなれない」と何かを振り払うようにゲームを始めます。首を左右に伸ばしながらけだるそうにゲーム始める樹、ちょっとこれ、なんかめっちゃいいんだが?どうしたらいい?(どうもしなくていい)てかコントローラー持つ手、まっすぐ伸ばされた腕から指先まで余すところなくめちゃくちゃ美しいが?こちらなんというアート作品ですか?見惚れてしまいました(絶対見るとこそこじゃない)

樹がなんでそんな暗い表情をしてるかというと、クラスの男子に告白され、断ったら「レズだ」って噂を流されたからでした。

はああああああ!?

あまりにもひどい。そんなことある?あるか、あるんだよなー…覚えあるもん。噂を流すっていうか、陰であいつはレズだから〜とか言うのってけっこうカジュアルにありますよね。ようそんなこと言えるなって思いますけどね。ほんと最悪、現実って最悪なんだよな。思い出しましたよ、高校の頃の狭いコミュニティでの生きにくさってやつを。

そして次の学校のグラウンドのシーン、制服でツカツカ歩くヨルム。制服かわい〜とか思ってる場合じゃないです。見てわかるくらいキレてます。春本樹に告白したの、君だよねぇとモブ男子の頭を掴んで電柱に押し付けます。かっけぇ…つええ…そういえばテコンドーの黒帯なんだっけ。このころから黒帯かは知りませんが、素人にはできない身のこなし。さすがっす!ヨルムさん!もっとやっちゃってください!(物影からヤジだけ飛ばす取り巻き役)

春本のことなら、冗談で…とか言い訳するモブ男子。お前振られたからって相手がレズはないだろ。ダサすぎる。鏡見ろ。青山ですら告白できねぇのに、キャラ名すら出てこないモブ代表格のお前が付き合えるわけねぇだろが。身の程をわきまえなさい。同じクラスになれただけ幸せだったと思いなさい。
韓国語で「冗談でもそんな噂流されたら傷つく人がいるってことよく覚えとけ!」とまくしたて、その場を後にするヨルム。めちゃくちゃかっこいいです。おっしゃる通りです。グラウンドの端からそれを見てた樹も思わず見惚れてるもんね。
🤔(なるほど…力こそパワー…)
って感心した感じの顔してますもん。ここで樹は大事な人を守るためにはフィジカルだと、そう目覚める訳ですね。

そんでヨルムとの別れの時の泣き樹ですよ。性癖ブッ刺さりの。なんかいけない扉が開きそうでしたよね。いや違うんですよ、俺だけじゃなくて!他にも言ってる人いたもん!ほんとだもん!!みんな言ってたんだもん!!
ヨルムは樹との別れの時におそろいのネックレスをプレゼントして、いつかまた会えたら一緒にお酒を飲もう!と約束していたのでした。なるほどね…。そりゃ張り切ってマッコリ2本持ってきちゃうね…。

この時の、ほらこのネックレス…と見せたのに、自分だけはしてて、樹のは違うものに変わってることに気付いたときの、あ…してない…の顔。
ちせさんさぁ!!!!!ちょっとやめてくれる???さっきから演技うますぎる。
俺これ以上ヨルムを好きになるとつらいので、好きにならせないで???(どういう立場の怒り??)

一瞬悲しげな顔をしたけど、すぐ切り替えて、樹、飲もう!となって朝。
朝来てる!?
テーブルの上に倒されたマッコリの本数、6本。
6本!!??
そして目覚める、樹、裸の肩。
肩!!!???
一生懸命頭に手を当てて考える樹。
樹!!!!????
横にいたヨルムが目を覚まし「楽しかったね♡」
楽しかったね!!!!!?????

ちょっっっっと待って
いったん脱出ボタン押していい?
ダメ?まだ?いける?まだ舞える??

ここからしばらくちょっと記憶なくしてて。楽しかったってのはあの、どういった意味なのでしょうか?それはあの、樹が上手だったという、いやそんなわけない、いやそんなわけないってのは樹が下手ってわけじゃなくて、樹がそんな、冬雨以外の人とそんな、ねぇ、ちょっと、ありえないと思っておりまして、私としましては、シンプルにお酒を飲むのが楽しかった、そういった意味合いかなと、思ってまして、はい、その辺どうなんでしょうか?とか考えてたらいつのまにか冬雨とひかるちゃんのシーン終わってました。

ヨルム「樹、なんにも覚えてないの?」
樹「うん」
ヨルム「私たち、体も心も結ばれたんだよ」
樹「嘘でしょう?」

噓でしょう!?(クソデカボイス)

待ってくれいったん、ヨルムやっぱ悪い女かもしれない。
てか翌日目覚めて相手が何も覚えてなくて、嘘でしょうってこのテンションで言われたら普通揺らぐのにこのドヤ顔。これは間違いないですね。すべて確信犯ヨルムによるハニートラップ。

だいいち、そもそも百億歩譲って体は結ばれたかもしれないけど心はわかんなくない???それはお互いしっかり確認しなきゃいけないしアルコールが入った状態での性的合意は基本的に無効になるケースが多く場合によっては不同意性交罪に問われることもありますよ?(ここまで一息)

いや…やってないと思う。俺はやってないに賭ける。だってこの樹の表情を見てくれ。このつらそうな顔、これは二日酔いの頭痛のせいだけじゃないはず。こんなに苦しむ表情を見て、ヨルムときたら笑ってんのよ??やっててこの顔してんならサイコパスよ。
初恋の人と結ばれた♡と思って朝目覚めて相手が死にそうな顔してたら、それ見てニコニコ顔できるかいな。うわ、終わったってなるでしょ。あれ酒の勢いだったんだねって俺なら悟って最悪な気持ちになると思うけど?だからこの表情に隠された余裕、これはヨルムは未遂です。そういうことにいったんさせてください。そうしないとちょっと脱出ボタンによって今日のnoteここで終わってしまいます。

てかヨルム酒強すぎる。樹が地球の終わりみたいな顔してんのにピンピンしてやがる。やはり若いうちから甘酒で鍛えた成果ですかこれが?まさかこの日のために…くっヨルム…計画的な女…!つーかなんで部屋に6本もマッコリあんの?業者?

さて展開にまったくついていけないまま、いつのまにか樹と冬雨はDD社に呼び出されてました。急にお呼び立てして…って言われてたけど本当に急。俺なんかまだ魂がヒルトンのスイートに置いてかれてるので、まじでなんか必要なシーン見逃したかと思った。
どうやらチャンシューリン妹がまた黒天女と白天女のキャスティングにNG出してるらしい。でもたまたま見た、樹と冬雨が撮ったウェディングドレス写真を見て「これならありかも」って言ったとかで、2人に助けてもらいたいというお話。確かにウェディングドレス姿の写真、鬼バズってたもんな、現実世界で。俺がチャン妹でもこれならありかも、って言うと思う。

そして黒天女と白天女の衣装に着替えて撮影に臨む2人。
このシーンなんだけど、俺ほんと「愛し合ってるのに事情があってすれ違った2人が仕事という体裁のもとに同じ場所にいないといけなくて苦しい気持ちを隠しながら表面上普通を装う」というシチュエーションが好きなんだ。
だからこのシーンの、ヨルムと寝たと思ってるその罪悪感でつらそうに顔を背けがちな樹の表情が好きすぎるし、眉を寄せて樹を見つめつづける冬雨の表情、もう無理だって全部を拒否した相手を前にした後悔と、寄り添うことが許されない苦しさを表した顔も好きすぎるんですよ。
てか2人とも、衣装着てるのにネックレスだけはし続けてんのね…。2人とも同じくらい愛が重い。素晴らしい。

でもちょっとぎこちなさが出すぎてるかな!特に樹ね。もう半泣きなんだもん。DD社のみんなも多分裏で(ちょっと!?また樹さんと冬雨さんてなんかあったの!?)(わかんないです。この前会ったときヨルムのことで冬雨さん怒ってたし、それじゃないですか?)(みんなあんなフォローしたのに!仲直りどころか致命的にこじれてるんだけど!!)
って目線だけで会話してると思う。

妹シューリンも、こんなん見たらなにこれ…絶対ワケアリじゃん…採用、これで。ってなるわな。妹、絶対百合ヲタなんで。俺にはわかるんです。ピーンときちゃってんすわ。同志の勘ってやつかな…。2話のあたりからもう思ってた。俺も黒天女と白天女のキャスティング、けっこう頭の中で固まっちゃってるからさ。白天女はアイドル出身でグループ時代はキャプテンとかやってて欲しいし、しっかりしてそうなのにちょっとポンコツな感じも出して欲しいしそれでいて品のある背の高い猫好きな人がいいなって思ってるし、黒天女は俳優としてキャリアが長く演技力があってさらに歌手活動とかしてるといいなって思うし顔はキリッとしてるんだけど声は甘めで背は低めで犬飼ってる人がいいなって思ってる。どう?俺は思い当たる人がちょうど2人だけいるかな。

さすがに厳しく、撮影は早々に終了。すごい、ウェディングドレスのときも、冬雨は復讐する気で来てたパワハラ上司で、樹は大事なことを隠してた戸惑い状態で、それでもあんなにいい写真撮れたのに。今度はあれが嘘のようにガッチガチもガッチガチの撮影でしたね。ビジュめちゃくちゃ良いのに…仲直りしたらまた撮影してほしい、切実に。あとその撮った写真って生写真として販売されますか?お願いします買いますお願いします。

撮影後もせっかく2人で話せるタイミングだというのに心は遠く離れたまま。椅子2個も空いてて、画角的にも右端と左端でぎりぎりですよ。
ここで冬雨が、私のせいで樹に迷惑かけてごめんねと言うけど、いや絶対冬雨のせいではない。断言する。迷惑をかけているのは佳です。
樹のお母さんと話せた?という問いかけにまだ話せてない…と答える冬雨。そうなんだ…とだけ返す樹。
これさあああ!!!嘘だよね冬雨、話そうとしたけどダメだったじゃん。拒否されたじゃん。傷つけられたんじゃん。樹もさぁ!普段だったら気付くじゃん。なにかあったのって言えるじゃん。でもヨルムでしょ?ヨルムのことがあって一歩踏み込めなくなって引いたっしょ。くあああ。
ごめんとだけ言い残して去る冬雨。悲しい…でも、そんな冬雨の背中を押してくれたのは浩宇でした。

ホテルの部屋で浩宇と冬雨が話すシーン。おそらく佳の手回しで飼育員の仕事を取り消されてしまったのに「僕はともかく、春本さんが心配だね」
浩宇…😭
優しさの化身か?バファリンの半分なのか?さすが冬雨がこの人ならと思って結婚して子供まで産んだ相手ですよ。人格者が過ぎる。
そして、樹をあきらめて、いままで通りで三人で暮らせば…と言い始める冬雨に対して、そんなことのために僕や月を付き合わせないで欲しいとやや語気の荒くなる浩宇。ああほんと、浩宇の感情さらけ出すシーン好きすぎる。S1の7話思い出しますね。俺はあのときから浩宇ファンなので…。

浩宇「僕は、君が春本さんと一緒に生きたいという選択を応援したいから、別れる決意をした。月だってそうだよ」

こ、浩宇ーーーーーーーーーーーー😭😭😭

浩宇の愛、深すぎる。号泣ですよ。愛した人の選択を応援したい。これそう簡単に思えますか?思えねぇよ。すごいことですよ。どうやってその境地に達したんだ?俺ならこのセリフ言うだけでキツすぎて5、6回吐いてる。
ヨルムも呑気にプールで遊んでる場合じゃねえよ。いいか、好きな人がいる人を好きになるってのは、深ぇんだよ。そんなプールの浅いところでちゃぷちゃぷやってても相手の心は動かせないんだよ!!(よくわからないけど熱くなってる人)

てことでまた佳と冬雨の対峙シーンです。お腹痛い。

冬雨「私は、春本樹さんと一緒になりたいです。ゆくゆくは結婚できる国へ行って結婚したいと思ってます。月も一緒です。浩宇さんも賛成してくれています」

ここ初め見た時、結婚できる国に行かないと結婚できないという現実にイラつきすぎてせっかくの中村ゆりかさんの超絶素晴らしい演技を見逃してしまったので、国は責任をとってください。
ほんとまじな…でもその覚悟、持ってんだね冬雨。すごいね。国移動するって相当な覚悟がないと難しいと思うけど。いや冬雨はいけるか。復讐のために日本に来るくらいの人でした。忘れてた。
しかも親子の縁を切る覚悟。ですよね。俺でも積極的に縁切りたいなって思った。

この素晴らしい決意を聞いてまた指輪ガンガンを始める佳。
今まで通り浩宇と月の三人で暮らします。それが普通の家族。普通が一番。と言ってガンガンラッシュ。叩きすぎてる。何なん?大工?釘を刺すって日本語を体現してるってこと?でも慣用句ってそういうことじゃねーから。実際には叩かなくていいんよ?
ここまじで指輪割れろ!と念じました。はじけ飛んでくれ今すぐ。それくらいのことが起きてこのガンガン癖をなんとかしてくれ。でも冬雨は、樹にもらったネックレスを強く握って

「普通が何かは私が決めます。私は、春本樹と一緒に生きて行きます」

そうなんだよーーーーーーーー!樹が言ってくれたそれなんだよ。
はあ…素晴らしい、この、ぎりぎり泣かないように踏みとどまった顔。強い決意と決心、意思。自分で決めるってすごくすごく難しいことなんだよね。えらい。まじ。よく言った。こんな怖い人の前でちゃんと言えた。えらすぎる。

一方、プールサイドのぼんやりしてる樹。カシャっというヨルムが隠し撮りしたカメラのシャッター音に遅れて気付きます。
いや写真撮りたくなる気持ちわかるーーーー俺でも撮るこれは、このアンニュイさなんなん。この夏、影を背負わせて考え事をさせたい女ナンバーワン、春本樹。完璧すぎる横顔。振り向き。菅井さんはもうアンニュ井友香に改名してください。
てかごめんちょっと、ヨルムその写真売ってくれる???エアドロでください。今すぐください。しかも隠し撮りに気づいてちょっと照れて怒りながらもぉ…って言うところ、良すぎん??????やばくない????ヨルムそこも撮って、早く。シャッターチャンスだよ。
カメラ構えられてることどころか撮られたことすらすぐに気づかないくらいの上の空。何を考えてたのかは明白、この場にいない人のことでしょう。

泳ごう、とヨルムに誘われて掴まれた手を振り払い
「ごめんなさい。私…何があっても冬雨が好きなの!」
とその場を去る樹。

ヨルムぅ…
それは切ないよ…
誰も言わないから言うけど水着、かわいいね…

はい!!でもそんな訳でお互いがお互いへの気持ちの決心を付けましたよ。
だからもう樹と冬雨は走るしかないですよね。冬雨走りのフォームめっちゃいいね。これみんな褒めてた。

ちょうどあのS1で別れた時みたいな場所にたどりつく2人。ここ、横断歩道の反対と反対で待つところ、後ろのガラスに信号機が映るの、最高にいい絵だね。信号の短い時間ですら待ちきれない感じが2人のはやる気持ちを表してますよね。

そして道路の真ん中で抱き合う2人。
はあ…待ってた…待ってたよこの時を…。冬雨にとって、きちんとママに伝える、それまで待っててがついに終わった瞬間ですよ。
このキスシーンのよさは僕の文章なんかで汚したくないので、みんな、見てくれ本編を。俺はもうコマ送りで100回見てる。

あとこのシーン、交差点の真ん中でそんなことしてて大丈夫?と心配になったかもしれないけど安心して欲しい、この通りは俺が通行止めにしておきました!なんのためにこのnoteのアイコンを信号機の写真なんかにしていたか?それは全てこの時のための伏線だったのです!!(マジレスするとXでここのロケ地を見た人がここは横断歩道の真ん中のいわゆる安全島だから轢かれないよ、安心してって言ってた)(あと心配といえば道に置き去りの樹の荷物も心配)

さて。4話ちょっとだけ展開が急に感じた人もいるかもしれないですね。いつものことと言えばいつものことだけど。それは樹の苦悩、上の空の状態で考えてた内容が実際には語られないからかも。

樹はなぜ冬雨なのか?4話は樹とヨルムの絆が描かれてて、ヨルムの高校時代のエピソードにフォーカスされていたので、樹がなぜこんな素敵な初恋の相手であるヨルムの手をあんなに強く振り払ってまで冬雨が好きなの!となったのかがちょっと不思議かもしれない。
でもそれは我々がなぜチェイサーゲームWを見るのかと同じ。他にもいいドラマはあるんだからそっち見たらって言われても、そだね、見るのやめるねとは簡単にはならない。仕方ないのよ、好きになっちゃったもんは。…というのだとあまりにも軽すぎるのでちょっとこれからめっちゃ長いけど語るね。

樹にとってヨルムは、樹本人も言ってますが憧れのお姉さんという感じでした。ヨルムは子供の頃からつらい思いをしてきたはずなのに、強くたくましく、異国にホームステイして2カ国語操るくらい頭脳明晰で、ギャグセンス(?)まで兼ね備えてる。そんな人が同じ屋根の下で暮らしてたら、そりゃ憧れるでしょ。恋と憧れは同じベクトルにある感情ですし、当時はこれは恋だとまでは思ってなくて、振り返ってみてあれは初恋だったなってなったのかなと。まぁだから当時の描写を見たら、恋と言うにはあまりにも淡い感じがありますよね。ヨルム!好き♡ラブ♡ドキドキ♡って感じじゃなくて、もっと後になってから『樹は好きな人いるの?』って聞かれたときにヨルムのことを思い出す…みたいな。レズビアンかどうかもまだ自認してなくて揺らいでた時期なのかなと思いました。だってヨルムにレズビアンじゃないなら否定しないとダメだよ、って言われたとき、肯定も否定もできてないので…。これひょっとしたらヨルムもそうだったんかなって思いました。だってヨルムの性格上、これは恋だ!って自覚してたらその場で告白しそうじゃん?

とにかくヨルムは、樹にとっては与えてくれる存在でした。孤独を感じた時に抱きしめてくれる、怒りを感じた時に怒ってくれる、そして別れの寂しさにネックレスと将来への”約束”を渡してくれる。
樹は一度そんな与えてくれる人との別れを経験して、そこからもう少し大人になり、冬雨に出会った時に、与えてもらう嬉しさを今度は与える側になって冬雨に感じてもらいたいって思ったんじゃないかな。それこそが樹が初めて感じた、自分で選んだ愛だったんじゃないかな。で、樹はそれを自分の手で終わらせるときに、一生この想いは自分の中に持ち続けるって誓ったんじゃないですか?冬雨を愛し続けるって誓ったんですよ。そうであってほしいんです。僕は。恨んでるので、樹を。あの時、樹は逃げた。戦わなかった。世間とも、冬雨の母親とも、冬雨とも、自分自身とも戦わなかった。一方的に全てを終わらせた。そして暴力的なまでに冬雨の心を傷付けた。これは、僕自身への恨みなんです。かつてきっと大事な人を傷つけた、そして今も傷つけてるかもしれない自分自身への恨みなんです。だから許せないんです。わかってるから。その苦しみを、弱さを、誰よりも知ってるから。戦っていて欲しかった。強くあって欲しかった。
だから、だからね?ヨルムにした方がいい、ヨルムと付き合ったほうが幸せだってたとえ頭で思っても、大学生の時教室で今にも泣きそうな顔をした冬雨に見つめられたときの樹が現れて言うんですよ。お前はあの時誓ったんじゃないのか、ってね。冬雨に何も言わずに終わらせる代わりに、この愛を一生背負うんじゃなかったのかって!ねぇ!!そうなんじゃないの?だからそんな、え〜冬雨のどこがいいの〜なんてのに理屈で答えられるレベルはとうに終わってんすよ。そもそも。一年前すでに。誰かを傷付けることになっても、求めずにはいられなかった。それが樹の愛なんです。終わり。(なっが)

まとまってないうえに長かったけどもう少し語らせてごめんだけど、なので樹にとってヨルムへの恋愛感情は一度完全に終わってるんですよね。大切な思い出の一つであって、それは今の感情ではない。あの時もらった幸せは嘘じゃないから無視することはできないけど、今この瞬間のヨルムに対する気持ちではなくて、でもヨルムが自分へ向ける好意はあの時と違ってきちんと理解できるから、どうしたらいいかわからず戸惑う。一方ヨルムは12年前からの気持ちをずっと同じく持ち続けてる。変わった人と、変わってない人。そのギャップがあるうちは無理よ。だからヨルム、これから逆転を狙うなら、アドバイスする。樹はもう幸せにしてもらわなくても平気だし、守ってもらわなくて平気なのよ。12年の間に強くなった、もう自分で守れるし、幸せを選べるようになったのよ。ヨルムの12年と同じように、樹は10年冬雨を想い続けたのよ。その時間を理解して空白の期間を埋めるんだ、ヨルム。高校生のときの1人で弱ってた樹はもういないのよ。そこにいる今の樹を見るんだ。今の樹と今のヨルムで関係を始めるんだ。それしかヨルムの勝ち目はねぇ!がんばれ!!

ごめんなんの話だった?

まぁ何が言いたいかというと、次回予告の『ラブバトルは終わらない!?』そりゃそうでしょうよってことです。だってヨルムの初恋は終わったばかりなので。これからヨルムの今恋が始まるので。

ふふ、それにしてもラブバトル、いいね。あまりにもポップすぎる響き。そんな軽いもんだった?でも確かにこいつは闘いよ。バッチバチの三つ巴の争いよ。そうなのよね、よかったちょうど戦闘機乗ってて。俺もこのF14で一緒に闘うね?

感想の内容もエグいターンかます空中戦状態、文字数もどんどん加速。すみません、際限なく文章量が増えてく感想noteにこれからもどうかお付き合いください。

また書きます。

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