【Days in NY】 2023-07
7月。
長い夏休みが始まって、子供はサマーキャンプに通い始める。
独立記念日
7/4は、独立記念日。
マンハッタンでは花火が打ち上がる。
我が家は、家族でコネティカット州の方面にブルーベリーとイチゴ狩りへ。
ファームのトラクターの荷台に載せられながら、ゆらゆらとブルーベリー畑の場所まで連れて行かれる。
幼い頃に、今は亡き祖父の家の田植え機に乗せてもらったことを思い出した。
ブルーベリーとストロベリーはアメリカ国旗の色。この日は独立記念日だから、特別にどっちも収穫させてもらえた。
家族で野球
はじめて家族揃って野球を観に行く。
Spot Heroというアプリで、ブロンクスにあるヤンキースタジアムから歩いて10分ほどの駐車場に停める。Uberの駐車場版とも言われるだけあって、駐車場の利用者と、空いている駐車場をマッチングさせる。価格も比較できるし、直前でキャンセルも出来るから、マンハッタンや知らない街に車で出掛ける時はいつも重宝する。
この日の対戦相手は、鈴木誠也が所属するシカゴカブス。
せっかく行くなら、海外で奮闘する日本人選手が観たいミーハー心。
そしてその鈴木誠也がホームランを打った。
ちょうどこの数日前に、日本でタレントが若くして自死するニュースが飛び込んできたのもあって、その件をめぐる日本の報道などに悶々としていたのだが、それを吹き飛ばしてくれるような爽快なホームランだった。
球場ではハラルガイズも食べれた。やっぱりいつ食べても美味しい。胃袋を満たしてくれる。
サマーキャンプ
渡米してから、初めての夏休み。およそ2ヶ月強の長さは親からすれば恐怖。
学校や幼稚園が休みの間は、子供達はサマーキャンプに通う事が一般的。
バリエーションも富んでいて、通っている幼稚園がサマーキャンプをするもの、地区(ディストリクト)が提供するものもあれば、YMCAなどのスポーツクラブ(YMCAは正式には非営利団体)が運営するプログラム、ネイチャーセンター、ゴルフレッスンなど様々。
レアル・マドリードやマンチェスター・シティなどサッカーチームのものまである。
だけど、さすがニューヨーク。
比較的リーズナブルなディストリクトのものを除けば、1週間400〜500ドルが相場で、高いものだともっとする。
家庭の収入(駐在の場合は、会社の補助や福利厚生)次第だが、我が家の場合は、休み中フルで通う訳にもいかず、週によっては公園や、公営のプール、無料で図書館で貸し出されるミュージアムパス、夏の間フリーになるバスなどを駆使して、何とかやり過ごす。
Hudson River Museum
マンハッタンの北、ウェストチェスターの南に位置するヨンカーズのハドソン川沿にあるにあるHudson River Museumを訪れる。
ちょうど鬼頭健吾氏の展示「ユニティ・オン・ザ・ハドソン(Unity on the Hudson)」が開催されていた。
SLAM DUNKとJAPAN CUTS
仕事終わりに同僚とJAPAN CUTSへ。
コロナ禍以来、4年ぶりにインパーソンで開催された北米日本映画祭。
どれもこれも気になるラインナップだったけど、渡米後に日本で公開が始まった大好きなスラムダンクだけは、どうしても観たかった。
映画自体はやはり面白かった。
アニメーションの技術の進化によって、キャラクターや試合そのものが生き生きとしていたし、入場のシーン(パラパラ漫画風のところ)はカッコ良すぎた。
会場には日本の漫画ファンであろう人達の姿も見かけた。
鑑賞中はやはり盛り上がって、さながらバスケの試合を見ているかのようだったけど、日本の感覚だと笑うシーンじゃない部分もウケていて、文化(笑いのツボ?)の違いのようなものも感じた。
ニューヨークの夏
昨年の夏が渡米の準備(ビザやパスポートの取得、引っ越し)などでバタバタとした分、この7月は比較的落ち着いて夏を過ごせた。
日が長いし、湿度も低いし、急な夕立ちなども少ない(ニューヨークはそもも天災が少ないと感じる)ので、レジャーには最適の時期だと思う。
8月になると、テニスの全米オープンもある。
一方で、前述のサマーキャンプのように、この国ではお金を払えば払うだけ、経験出来るものに差が出て来る。
夏の間に訪れる水場付きの公園やプールも、アジア系以外に、アフリカ系アメリカ人やラティーノのファミリーが多いのが事実。
そもそも富裕層は庭にプールが付いていたり、有料のジムに通っているためだろう。
それでも、工夫次第では、この街はいくらでも楽しめる方法があると思う。