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イタリアワインのレジェンド「内藤和雄のイタリアワインの愛し方(仮)」出版プロジェクトのこと

久々の投稿です。

「早いもので、イタリアワインソムリエ内藤和雄さんの二周忌です。最後の取材から一週間後の訃報だったことなど、様々思い出します。当時担当していた連載はまだまだ途中でした。そして、内藤さんの語るワインの話を綴ってきた連載「これだけは知っておきたいイタリアの土着ブドウ品種」(78回/料理通信)をちゃんとまとめたいと思ってから時間が経ってしまいました。”全てのワインに居場所を作る”内藤ワールドを継承していくための一助となる本を世に出したいと思っています。諸々事情もあり、なかなか思うように進んでいませんが、協力メンバーに助けられながら現在クラウドファンディング含めて準備中です。整ったらお知らせしますので、その際は、ご協力ご支援よろしくお願いいたします。絶対出したい!」ー2021.09.22ー

10月28日(木)からキャンプファイヤーでスタートします

上のSNSでの投稿から1ヶ月を経て、本の出版プロジェクトがスタートすることになりました。詳細内容や経緯は、「内藤和雄のイタリアワインの愛し方」(仮)出版プロジェクト をご覧いただければと思います。イタリアワインのしかも土着ブドウ品種のワインということで、かなり狭いターゲット向けと思われてしまうようですが、そうならないことを目標にしています。出版社はクラウドファンディングと並行して探していく予定です。時代も変わり、今までのように本屋さんに絶対置かなければということでもないかなと思っていますし、クラウドファンディングの直販でどれだけの部数が見えるのかも試してみたいと思っています。

土着ブドウ品種というのは、ある特定の土地を好んで根付いてきたブドウ品種のことで、イタリアはその品種のバラエティが非常に多いというのが特長なのですが、反面、品種が多すぎてわかりにくいと言われているのも確かです。

フランスワインの世界は、縦にヒエラルキーを作ることでワインをわかりやすくしてきました(と思っています)。対してイタリアワインは横に、水平にわーっと広がっていく感じで、中央集権的に優劣を優先しなかったので、どこからどう入っていいのか、わかりにくい。だからマニアックだと言われる。土着品種自体は確かにコアなのですが、内藤さんは人のように土着品種のことを語る方だったので、ついつい、この品種は誰々みたいだなーと思ってしまったり、イタリアが好きな人たちの間でも、この人はこの品種っぽいとかいう話が非常に盛り上がります。何かと人間臭いイタリアの典型の一つが、この土着品種ブドウということなのだと思います。教科書的に覚えることだけがワインを美味しく飲むことでもない。イタリアワインならではの楽しみ方があるのだと思っています。

この一見マニアックな案件を、どうやって皆が楽しめる導線を作れるかが今回の鍵だと思っていますし、そのベースは内藤さんが残してくれたお話の中にあるのだと思っています。クラウドファンディングは12月22日(水)まで。経過も含めてnoteに書いてみようかと久々に思っています。

ヘッダーの写真は、クラファンに本申請してしまった後に、知人のカメラマンがハードディスクのデータ整理したら見つかったのでと送ってくれた内藤さんの写真から。クラファン用に血眼に写真を探して探してだったのに、本日、ポロッといいお宝写真が出てきました。うーん、どっかに載せたいな。ここに載せちゃいます。

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Photo:Yu Nakaniwa




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柴田 香織    KAORI SHIBATA by KOTODAMA PRESS
今後の取材調査費に使わせていただきます。