街の音【2023/03/08】
街を散歩しているとき、たいていイヤホンをして音楽を聴いていることが多い。
その事の是非はいろいろあるだろうというのは承知している。イヤホンをしていても、していなくても私は迂闊であるので、トータルで迂闊につき差異がないということで許されたい。
ふだん、散歩では結構長い距離を歩く性分なので、そのときの気分の音楽をインプットすることで心理的に整うし、そとの空気や光、風などをみんな感じながら考え事に没頭できる。心の浄化タイムなのである。
でも当然ながら耳を音楽に支配されているので聴覚は失われている。しかし曲と曲の合間に挟まれるわずかな静寂に気づいたとき、そとの世界の生き生きとした音たちが舞い込んできて、ハッとさせられる瞬間がある。
そういうことも含めて、この一連の行動を私は好んでいる。