バイカ(梅花)カラマツ|写真
物語を書いていると、男性の心理を疑似体験することになります。役に入り込む俳優さんと似たようなことをしているのかなあ、と思いながら。
ソースは身の回りの男性や殊に関係の深い人(?)などで、それを、本の中に描かれた男性像をもとに再構築してストックしているのかなと、なんとなく思っています。最近では『アンナ・カレーニナ』の男性陣には本当に、本当に勉強させていただきました。トルストイ、すごいです。厚く御礼申し上げます🙏
さて。
ギリシャ神話を読んでいると、男神がいとも軽々に美女を拉致する現場に立ち会うことになるわけですが(逆パターンも)、リアルで「むむ、こういうことか…」と唸らされる場所があります。
それが、園芸店の店先。
この頃は、とあるデパートの園芸店に立ち寄ることにしています。
デパートらしく手入れの行き届いた様はまるで、生ける生け花、生けるプリザーブドフラワーのよう。毎日が展覧会です。
姿形の良さも、花がら摘みも、葉っぱの先の先までの色艶も完璧、人間でいうと結婚式前の花嫁かしらというほどの仕上がり。
可憐な姫、ゴージャスな美女、慎ましき聖女、和装の淑女…いちいち目移りして恋をしてしまうわけなのですが、「一時の情熱で身受けしたら、一生お世話しないといけないし、手に負えない(枯れる/繁りすぎる)跳ねっ返りかも…気位が高い(環境を選ぶ)と扱いに困るし、虫がつく(虫がつく)ことも…」などと思って、指をくわえて見ている私。(このご時世であまり書き立てるとジェンダー的にアウトかしら。時代小説設定でどうぞ。)
でも、今回おうちにお迎えした花嫁は、衝動的な連れ去りではなく、一年越しの恋でした💕
バイカカラマツ、去年のこの時期に一目惚れし、いったん頭を冷やそう(=家の環境が合うか調べる)と、購入を数日先延ばしにしたところ、よそのおうちにお嫁入りしてしまったのでした。
満を持してのお迎えです。
でも、なぜか綺麗に撮れないのが悩みの種。
花によっては実物より綺麗に撮れるものもあるのですが、この姫は難しい被写体です。
高嶺の花だったのかも。
──などと思いつつ、写真を貼っていきますね。
#バイカカラマツ #山野草 #花 #花は姫
#みんなでつくる春アルバム
#カメラのたのしみ方