ビジネスの未来を読んで
News Picksでお見掛けした元電通の山口周さんが書かれた本です。山口さんはNews Picks内の番組にて「毎年、幸福度の最高値を更新している」とおっしゃっていて印象的な方でした。
この本で述べられている「これ以上の経済成長は必要ない」という話は新鮮で面白かったですね。あと豊かになっている一方、置き去りになっている人達もいると。なのでみんな幸せになれるセーフティネットを作ってなんとなく暗い日本を少しでも精神的に豊かにしようという気持ちになりました。(高度経済成長前よりは幸福度は高いそうですが。)たしかにテレビとか広告の宣伝のために不安を煽りますよね。なんか地に足をつけて精神的な充実を図れるプラットフォームがあるといいのですが。日本はテレビが強いので、もうちょっとテレビが日本を明るくする様に頑張って欲しいですね。
これ以上の経済成長は必要ない
日本の場合、この失われた20年に経済成長はほぼできていないが人々の幸福度は下がっていないそうです。つまりもう物質的には満足しているので、これ以上の経済成長は必要ないのでは？という疑問が私達の中に潜在的に生まれているにではと。これは幼い頃からデジタル配信に慣れているZ世代と呼ばれる若者の思考にも反映されており、彼らは豊かなセレブより親近感のあるyou-tuberを圧倒的に好むそうです。(彼らに中にはもこすごく稼ぐ人がいるそうですが。)
生きる意味を喪失している
ニーチェが「近代化によって物質的に豊かさを獲得した人々は意味の喪失という状況に直面するだろう。」と言ったそうですが正に日本はその状況で、最近若者の自殺が多いという悲しいニュースがでていますし、経済ではない新たな価値観を真剣に考えないといけないですよね。日本は未だに昭和の風習が数多く残っていますから、なかなか変えるのは難しいでしょうが。
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