【初めての手帳】相棒手帳の本当の姿
前回は「陥りやすい手帳の罠」と題して、必ず目的を明確にしてから手帳を購入すべしというお話を記事にさせていただきました。
今日はその目的ってどんなもの?なのかを記事にしていきたいと思います。ここからはもしかしたら独自な手帳の世界観になるかもしれませんが、ぜひお付き合いください。
手帳を活用する目的とは
これまで手帳を活用してきて29年ほど近く経ちますが、その時々の手帳の目的は、大きく二つに分けられるかなと思います。
① 自分の活動の可視化
② 自分の活動の習慣付け
この二つは切っても切れない関係性です。
例えば活動の可視化は、スケジュールやタスクも含まれるでしょうし、行動を書き込む日記の要素やジャーナリング、出かけたときの写真やチケットを貼ったりするログなどが当てはまります。
例えば活動の習慣付けは、運動や体調、食事や飲んだ薬などの日々実施したことを記録し、習慣に結びつける行為を記録するハビットトラッカーが当てはまります。
自分の活動を可視化し続けるといつの間にか習慣になるし、習慣にしたい活動を記録し続けることは、自分の活動の可視化に繋がります。
だとすると、もう一声この二つさえも手段と捉えて、もう一つ上の目的を考えたときに、『1年後、3年後、5年後の未来にどのような自分になっていたいのか』を目的に添えてみたらどうでしょうか。
未来の○○な自分のありたい姿をイメージしたときに、その自分のありたい姿を目指すことが目的となり、その自分のありたい姿を実現する活動を可視化し習慣化すること、それを記録するのが手帳になるのではないでしょうか。
そして一番重要なのは、記録で終わらせず振り返りをすること、ここが一番大切です。
相棒手帳の本当の姿
手帳と向き合うすべての活動は、貴方が貴方自身と向き合う時間を取るための時間でもあります。
過去記事でも何度か述べていますが、自分と向き合うことは、どんな自分も受け入れることに繋がります。
振り返りをすることは、自分にダメ出しをするのではなく、ある期間の活動を見た結果の事実の集合体を書き出すということです。
どんな自分もそのままの自分として受け入れ、ありたい姿に近づくための
より良い方法を考え、次の活動に繋げるための活動です。
そのPDCAの活動を螺旋階段を登るように、常に回し続けることで、
手帳という手段の記録帳を使い、貴方に寄り添い励ましてくれる存在に
育て上げていくことに繋がります。
1年後、3年後、5年後の貴方のありたい姿はどのようなものでしょうか。
手帳活用の一例
例えば、『5年後も、今と変わらず健康的な生活を送る』
もし貴方が人生の後半に差し掛かってきているようでしたら、少しお気づきかと思いますが、5年後も今と同じ健康的な生活を維持するのは、運動や食生活など様々な面で少しずつ努力が必要になってくる年齢です。
そのために今からどのようなことを取り組み、どんなゴールを設定していきたいのか、その計画と実行の活動を手帳に記録していくのです。
これは一例ですが、自分に合った目的を選び出し、その目的に合った活動を記録し習慣化していくこと、そして振り返りを入れ、活動の微修正を繰り返しながら活動していくこと。
その一連の活動をするために、どのような手帳を使うと効果的かという視点で手帳売り場へ出向いてみます。
ちょっとめんどくさそうと思う方は、自分が実現できる小さな目的を考えてみるといいかもしれません。
例えば、ダイエット『1年後には体重を-5キロ減らしたい』
そのためには、どういったアクションを取っていくのかを考え、そのための日々の計画と記録として運動や食べる食事の内容などを記録してみます。
振り返りをしながら、なかなか痩せない期間をどう乗り越えるのか、自分に対する励ましのメッセージも日々記録しておくと、あとで見返したときに、自分の頑張った姿が思い起こされ、とても充実した思い出になるのではないでしょうか。
実際に使う手帳は、ガンチャート型や専用のハビットトラッカーの手帳などもいいかもしれませんが、独特な手帳なので、一般的なマンスリー手帳や週間手帳などもいいかもしれません。
例えば、『もっと楽しい時間を増やしたい』
自分にとっての楽しい時間、ワクワクする時間ってどんな活動をしているかから考えていきます。そしてその活動を大体1ヵ月の中で、どのくらい確保すると毎日の暮らしが楽しいと感じるのかを踏まえ、日ごろのスケジュールを手帳に書く習慣を作りつつ、先ほど考えたワクワクすることと時間を定期的にスケジュールに組み込み、実行していきます。
ワクワク時間を増やしたい場合は、マンスリー型の手帳から始めてみるのも一つかもしれません。ゆくゆくはそのワクワクを楽しんだことを記録に残すために、ノートがついているマンスリー+ノート型で、思い出もログに残し、活動した日以外の日もワクワク時間を充実させることもできるかもしれません。
目的が異なれば、書いていく手帳の種類も変わります。
貴方が手帳に寄り添ってほしい活動の目的は、どんなことでしょうか。
ぜひその目的をイメージしたのちに、手帳売り場へ。
今日もありがとうございました。