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どう?結婚したくなった?と言われましても僕はゲイなんで。

どうも、かわむらです。

かわむらnoteにしては珍しく、無駄に長い余計なプロローグは無しで、早速数日前に感じたもやもやっとした出来事を話したいと思います。笑

かわむらの会社の先輩に、2歳くらいになる子どもを持つ先輩がいて、我が子が大好きで大好きでしょうがないみたいで、よく子どもの動画を見せてくれます。

仕事をしている時のクールさと気怠さが混ざった感じのキャラと打って変わって、我が子の話をしている先輩は「良き子煩悩パパ」が溢れ出しちゃっていて、なんだか微笑ましいなって思いますし、スマホに映るお子さんは目がくりっくりで表情豊かな子でとってもかわいいので、見ているこっちも顔の表情が緩んでしまいます。


先週末、かわむらは先輩と一緒に休日出勤として土曜日に仕事をしていました。

仕事が一段落して、いつも通り

先輩「かわむら君!見て、かわいいでしょ?笑」

とお子さんの動画を見せてくれました。

今朝出勤する時に、パパ(先輩)が出てっちゃうのが嫌だったのか「パパぁ〜パパぁ〜」とマジで泣き出す5秒前って感じの動画を見せてくれました。

僕「かわいいですね!こんなことされたら仕事行きたくなくなりますね〜笑」

と、当たり障りのないレスポンスっちゃあレスポンスなんですが、ほんとにそう思ったのでそうレスポンスしました。

話がこれから話す本題とは少し逸れますけど、我が子やペットの写真を見せられた時に「かわいいですね」以外の感想って正直無くないですか?

ほんとにかわいいと思ってますけど、正直他人の子どもやペットの写真をいきなり見せられてもそんなに興味がないというか……ね。笑

ものすごく薄情な人間と思われるのも嫌なんで、自分自身の名誉の為に言いますが、かわむらは子どもが好きです。

高校生の時に地域の幼稚園の芋掘り体験のお手伝いをした時に、あまりに子どもとの接し方がいい感じだったので、友達から「かわむらって隠し子いたりする?」と言われたくらいには子どもが好きです。

子どもだけではありません。
実家では僕が大学4年生の時にペットとしてうさぎを家族に迎え入れ今年で9歳になるのですが、今も可愛くってしょうがないので、ペットに関しても子ども同様かわいいなって気持ちはあり、それなりに理解のある人間だと思っています。

でもやっぱり写真を見せられても「かわいいですね!」以上の興味が湧かないので、いつも当たり障りのないことしか言えません。

毎回「かわいいですね」って言うのもなーって思い、たまに「着てる服かわいいですね」って変化球投げたりして、でも咄嗟に脳内で「(まてまて、服がかわいいって言うと服以外ブスみたいじゃん)」ってなるので結局「かわいいですね」くらいの当たり障りのないことしか言えないんですよね。

こういった場面の1番最適解なレスポンスってなんだろうなって何度か悩んだことがあります。

まぁ実際のところは僕がめちゃくちゃ失礼な事を言わない限り、毎回毎回同じような当たり障りのないことを言ってたとしても、きっと大丈夫なんだと思います。

気の利いたレスポンスを求められているわけではなく、先輩はただかわいい我が子を見せびらかしたいだけだと思うので笑(急な毒舌)

はい。
せっかく本来のかわむらnote恒例「無駄に長いプロローグ」がなかったのに、こうやってどうでもいい事を間に入れてしまうので、長い割に内容の無いnoteが爆誕するんですね。

そろそろ話を戻しましょう。

先輩のお子さんの今朝の様子を動画で見ていたら、丁度奥様からビデオ通話の着信が入りました。

画面にはお子さんのリアルタイムの様子が映し出されていました。

先輩「◯◯君(お子さんの名前)どうしたの〜?

お子さん「パパ!パパ!」

奥様「◯◯君が早く帰ってきて!って笑 そろそろ終わる時間かと思ったから電話しちゃった」

真横に僕がいるのに普通に家族の会話が始まりました笑

先輩「いま丁度終わって、帰る前にかわむら君と業務のことを話してたからもうすぐ帰るよ」

僕「こんばんはー。かわむらです。色々と話し込んじゃってたので申し訳ないです〜」

奥様「あ〜、かわむらさんこんばんは〜!こちらこそお仕事中ごめんなさい〜」

と、奥様とは数回お会いしたことがあったので、僕もちょこっとビデオ通話に参加させて頂きました。

僕「◯◯君〜、かわむらだよ〜!ママと何してるのかなぁ〜?」

と声をかけてみましたが、キミには僕が見えていないのかな?僕はたった今この瞬間に死んだのかな?そんなことを思うくらいに、相手が子どもじゃなかったらしっかりと傷つくレベルのガチスルーをされました。

その後はそりゃそうなるよねって感じですが、お子さんの様子をそれなりの時間にわたって見ることになりました。


そしてまあまあグダグダしたところで、先輩が奥様に大体の帰宅時間を伝えて通話が終わりました。

正直この時間はなんだったんだ?って感じの時間が流れていましたが、ようやく帰る準備をするぞと一呼吸おいた時に先輩が僕に

先輩「どう?結婚したくなった?」

と言いました。

僕は「あはは」と軽く笑うくらいしかできませんでした。

お疲れ様〜と退社し、1人になり愛車に乗り込んですぐに、1日の仕事疲れのため息とはまた違うものを含んだため息が出ました。

たまたまですが、最近はこんなような出来事が続いています。
前回の僕のnoteでも結婚願望がないことだとかゲイ疑惑を持たれたことだとかで、少し嫌な気持ちになったばかりだから、正直またかよって思いました。

(あ、一応前回の僕のnoteのリンクを貼っておくので、まだ見ていない方は究極に暇な時に見たり見なかったりお好きにしてください。)


僕は会社の人にゲイだとカミングアウトをしていないので、「結婚願望の無いおひとり様LOVEなノンケ男性」という体で生活をしています。

前回の記事で出てきた先輩は正直かなりダルかったですが、今回の先輩は前回の先輩とは違って別にダルくはありません。

あまりに結婚願望が無いからって僕がゲイかどうかを探るようなマネをしてこないですし、今回の先輩はただただ我が子が可愛すぎてしょうがないだけですからね。

きっと、可愛すぎる子どもがいる自分がとっても幸せだから、かわむら君もぜひ結婚したらいいと思うよ!っていうただそれだけのことだと思います。

だから僕も深くは考えないつもりでいましたし、いつもだったらさらさらっと聞き流せていたかもしれません。

でも前回のnoteの出来事がつい最近あったばかりなので、少し敏感になっているように思います。


僕がゲイではなくノンケとして生まれていたら、僕は結婚したいと思ってたのかな?と考えたことが何度かあります。

僕は1人で趣味に没頭したり好きなことを自由気ままに満喫したいと思うタイプなので、おそらくですがゲイじゃなかったとしても結婚をするという選択肢はなかったかもしれません。

ですから、どちらにしても結婚していることが当たり前じゃない世の中になりつつあって本当に良かったと思います。

ただ現実に戻ってきた時に、結婚できる選択肢があるのと、そもそも結婚という選択を選べないじゃまた話が違ってきますよね。

ノンケだろうが、ゲイだろうが、人を好きになる気持ちは一緒。

男女が出会い、お互いに素敵な人だなぁ〜となり付き合って上手くいったら、自然な流れで結婚が出来ますよね。(細かく言えばそれなりの過程がありますがここでは省きます)

でも、ゲイ含む同性愛者は、異性愛者と同じように素敵な相手と出逢えたとしても、日本に住んでいる以上結婚の形をとることが出来ません。
ましてや、世間の目を気にして堂々とお付き合いしているということさえ言えなかったりするわけで。

だから、「どう?結婚したくなった?」って言われると、したいもなにも結婚っていう選択肢さえないんだよなって、ちょっぴり悲しい気持ちになりました。


僕がカミングアウトをしていないので、先輩は僕を異性愛者の男として見ているから、何も悪気があって言ったわけではないことはわかります。

人の気持ちもわからないなんて最低!!!
だなんて全く持って思いません。

カミングアウトをしない選択をし、勝手に生き辛くしてるのは僕の方ですからね。
とはいえカミングアウトをしたところで生きやすくなるかと言われるとゲイである事実は変わらないから、もしかしたらもっと辛くなる可能性だってありますよね。

そして、何度も言うように僕はたとえノンケだったとしても、こんな性格なので結婚していたかはわかりません。

とはいえ、結婚をしない選択が出来るのは、結婚出来る選択肢があるからであって、ゲイ(同性愛者)は結婚出来る選択肢がないので、僕は本来なら結婚をしないのではなく結婚出来ないと言わなければいけないはずなんですよね。

結局僕は、ゲイという事実を隠してノンケのフリをしているし、多趣味を理由にして結婚しないと正当化したつもりになっていたけど、そもそも結婚出来ないんだって。
どうしたって嘘をたくさん吐きながら生きていくしかなさそうです。

ゲイとして生まれたことで、親を憎むこともなく、国を憎む訳でもなく、ゲイはこんなに可哀想なんだ!と言うつもりもないし、むしろ全然可哀想でなんかないし、僕は僕の人生を生きていくだけだから結婚が出来ないからどうのこうのって訳でも無いんだけど、みんなおんなじ様に人間のお母さんから生まれてきて、日本で当たり前のように義務教育を受けてきて、しっかり税金を納めて生きてきたのに、ちょっと好きになる対象が違うだけで本来選ぶことが出来た選択肢が選べなかったり、異質な人と思われるのはやっぱり悲しいよね。


ここまでなんやかんや話してきましたが、法律のことだとか色々な制度のことを詳しく知っている訳ではないので、ここで被害者?ぶってないで生きやすいように勉強しろやと言われればそれまでですが、被害者ぶってると言うよりはただ、「こんな気持ちになったよ」ってだけの話なんで、細かいことは無しにしましょうね。

ここのところ仕事が忙しく、常に案件に追われまくっていて気持ちに余裕がないせいで、いつもだったらスルーできそうなことでもいちいち反応してしまっているだけで、僕自身はいたって元気なので。

とりあえず早く仕事が落ち着いてくれないかなーって感じです。笑

なんやかんや長々と話しちゃいました。
そろそろ終わりたいと思います。


以上、ちょっと色々考えすぎなかわむらでした。

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