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80sのメレンゲブームを知っているか?
80年代にメレンゲブームというのがにわかに起こったということ後で知った。80sの終わりには70sの強烈なサルサブームが一段落して新しもの好きなラテン系はみんなメレンゲに飛びついたらしい。
メレンゲというのはカリブのドミニカ共和国の音楽のジャンルであってお菓子ではない。よくサルサと間違う人が多いけどちょっと違う。タンボーラというドミニカ特有の打楽器の連打が入るところなのだが、まあ聴けばわかるという感じだ。
そんで80sに突如として現れたLas Chicas del Can(ラスチカスデルカン)という女子のビッグバンド。基本的に作られたアイドルバンドと考えていい。その愛らしさから世界的にヒットした。
このバンドのエグいところは演奏も自分たちでやっていたというところだろう。日本のXX坂に楽器もやらせたという感じかな。ちなみに画面中央の鎮座して演奏しているのがドミニカの楽器タンボーラだ。メンバーもチェンジしてその後も存続していったらしい。確か妊娠して踊れなくなるとチェンジだとか。南米にはこういった実力派アイドルというのが結構多い。
同じころに出てきたJuan luis guerra y 440(ファンルイスゲラとクワトロクワランティーノ)こちらもメレンゲで、もちろんドミニカ出身だ。
ファンルイスゲラはメレンゲというより、メレンゲをスローにしたバチャータという音楽性を得意としていた。ボレロともちょっと違う。ファンルイスゲラは今では南米のリヴィングレジェンドだ。
日本にも当然このメレンゲブームは飛び火した。まさにラスチカスデルカンとほぼ同じコンセプトのバンドがバンドブームでデビューしたりもした。
今考えてみると若い日本のおなごも真面目に楽器を演奏して、ラテンを演奏してという時代があったんだなーと思う。もうこんな時代は来ないなと思う。楽器とコーラスのアンサンブルって結構大変だと思う。どうだろうか。
おしマイケル。