自称少女B(享年18)
少女は18歳で死ぬ。
私の中の少女も18歳で殺された。
現在19歳、大学にも専門学校にも行かず就職もせず、浪人生をしてます。正直もう生きたくないです。これ以上自分に絶望したくないし、
私に出来ることなんてもう何も無い。毎日毎日、泣いて泣いて死にたい死にたい死にたいと思いながら生きてます。
高校三年生の二学期が始まってすぐ、一人の教師に私の中の少女を殺された。まるで不運な災害のような出来事で、少女は一瞬で粉々に砕け散った。
それから学校へほとんど行かなくなった。一般受験しようと勉強頑張ってたけど、心が壊れちゃったからそんなのどうでもよくなった。だから現役で受験してない。あの頃はずっと涙でぼやけた世界で生きてた。足を引き摺りながら、たまに学校へ行ってなんとか卒業はできたけど、本当にしんどかった。あんな小さくて狭い教室の中で生きるのは私には難しかった。
少女達は魔法にかかっている。
お姫様に憧れて、キラキラしたものに心を惹かれて、可愛いお洋服を着て、リボンの髪飾りを付けて、何をしても周りの大人に「可愛い」って褒めてくれる素敵な魔法。
19歳って難しい。
魔法はもう解けちゃったし、大人にもなりきれないし、成人なのにお酒も飲めないし、中途半端な歳。それにもう子供みたいにワガママ言えない。(子供ときにワガママ言った記憶もあんまりないけど。)
苦しい苦しい苦しい。今すぐ辞めたい。
……まぁ、ハタチになってお酒とタバコを経験してから死のう。とりあえずの生きる理由にしとこう。
もう二度と高校生には戻りたくない。
でも、少女には戻りたい。
少女は生きて 痛かった。
少女のままで生きていたかった。