子供にゲームをさせるべきか?
毎日投稿10日目。
はじめに
我が子にゲームをせるか、させまいか。
全国の親御さん達が目の当たりにする悩みのひとつだ。
今日は、そのことについて考えてみたいと思う。
結論
まず最初に、結論を述べたい。
子供にゲームは、させるべきだ。
これが僕の考えである。
なぜ子供にゲームを禁じる親が多いのか
これまでも、そしてきっとこれからの時代も、多くの親が子供にゲームを禁じるだろう。
なぜだろうか。
僕の想像だが、実際のところ『なぜゲームが子供に悪影響を及ぼすのか』を理解していない親が99%なのだと思う。
『とりあえず、なんとなく悪影響そうだし』『勉強させたほうがいいし』と思考を止めてしまっているのではないか?子供に『なんでゲームしちゃだめなの!』と聞かれて答えられているか?
当然、勉強はさせたほうがいい。それは確かだ。ゲームは時間も奪うし、視力にも影響が出る(僕は子供の頃からゲーマーだったが視力は今でも1.0以上はあるが・・)だろう。
しかし、果たして本当にゲームはデメリットだけを孕んだ悪質なコンテンツなのだろうか?
いちゲーム好きの人間として、無慈悲にゲームが悪として祀られることは無視できない。
なのでここでは、ゲームが子供に与えるであろうメリットをいくつか考えて書いてみたいと思う。これを機に、思考停止でゲームを禁じる大人が少しでも減ってほしいと願いつつ。
メリット
1:語学力の向上
ゲームを遊べば、語学力が伸びる。僕はそう信じている。
超硬派でシンプルなアクションゲームやパズルゲームなどを除く、ほぼすべてのゲームには『ストーリー』が存在している。
それらを通して子供達は様々な言葉を吸収していくだろう。
まだ学校で習っていない漢字や言い回し、ユーモアのある言葉、カタカナ語、もしかすると英語さえ学ぶかもしれない。ストーリーに引き込まれたのであれば尚更、吸収は速いだろう。子供達が好きな漫画のセリフや必殺技の名前をすぐ覚えるのは、興味があるからだ。
もし知らない単語が出て来た時に、文脈から推測する力を身につけることができるかもしれない。それほど、ゲームの持つ『語学力の向上』は計り知れない。
しかし、懸念が一つ発生する。
それは、『乱暴な言葉』を覚えてしまわないか。ということだ。
僕が子供の頃、『クレヨンしんちゃん』を観ることを禁止していた大人は多かった。下ネタや下品な振る舞いが、子供に悪影響を与えると考えたからだろう。
だが実際、『しんちゃん』を観ていたからといって人格の形成に影響を及ぼすだろうか?冷静に考えてみればわかることだ。及ぼすのであれば今頃日本には尻を出して走り回る男で溢れかえっていたはずだ。
なんのために親や先生がいるのか。それは過度に子供を縛るためではない。
適度に律するためだ。
言葉遣いや行動の変化を気にかけていれば、すぐに異変に気づくことなど容易だろう。
なので、明らかに暴力的な内容と判断されるもの以外であれば、基本的に子供達が興味を持つゲームをさせて問題はないと僕は考える。
2:挑戦する力の向上
ゲームには、必ずといっていいほどの強敵や難しいステージが存在する。
そして間違いなく、子供達はその壁にぶち当たる。
子供達は考えるだろう。
・戦い方が悪かったのか
・装備を変えたほうがいいのか
・仲間構成に不備があったのか
・挑むべき相手ではなかったのではないか
等、頭の中で思考を巡らす。
ゲームは、トライ・アンド・エラーを体験する最高の教材だ。
人は成功よりも、失敗からのほうが多くを学ぶことができる。
その失敗を適度に与えてくれるゲームは、間違いなく子供の糧になるだろう。
3:芸術に触れる機会
美しい音楽・グラフィック。最近のゲームは本当にクオリティが高くなっている。数千円で買うのは安すぎるのではないかと思うほどだ。
子供たちは遊びながら芸術に心を動かす。
美しい音楽に感情を揺り動かされ、圧倒的な景色に目を奪われる。
するとどうなるか。
現実がより愛おしくなるのだ。
街で聴こえてくる環境音、遠くに見える自然の景色。音楽や芸術にも興味が湧き、意外なセンスが開花するかもしれない。
多少大げさに書いたが、間違いなく言えることは、
良い芸術は、心を豊かにする。
ということ。数千円でこれらが身につくのであれば安い買い物だと思う。
子供にもおすすめできるゲームの紹介
ここでは、先述したメリットを踏まえた上で、僕が責任を持っておすすめできるゲームを紹介したいと思う。『何を遊ばせたらいいかわからない!』と困ったらこれらを参考にしてみてほしい。
1.ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(ニンテンドースイッチ)
このゲームは別記事でも紹介したが、本当に素晴らしいゲームだ。
目を引く美麗なグラフィック。
奥深いストーリー。
戦闘における戦略性。
謎解きのほどよい難易度とボリューム。
どれを取っても高クオリティだ。
この一本のためにニンテンドースイッチを購入しても良いくらいだ。
食材を組み合わせて料理をする、なんて変わった要素もあるので大人も横で見て楽しめるだろう。
適年齢としては、小学校3年生以上であれば問題はなさそうだ。
2.ゼルダの伝説 ムジュラの仮面(3DS)
またしてもゼルダの伝説だが、勘弁。
これは一風変わったゲームだ。3日後に滅亡する世界でタイムリープ(時間の巻き戻し)を繰り返しながら、最適化を目指す。
やや難易度が高い内容だが、効率的な計画を組む力が養われることだろう。
複数の案件を同時に捌くことになるので、頭はフル回転。
すべてを終えた先で観るエンディングは格別だ。
適年齢としては、小学校3年以上といったところか。実際、僕がその年で遊んでいたので問題はないだろう。
ネックなのは、3DSか任天堂64でしか遊べない点。
3:ダークソウル(PS4、ニンテンドースイッチ等)
ちょっとゲームが得意な子、かつ小学校高学年以上であればおすすめしたい1本。
ダーク・ファンタジーの超人気作品だ。
まず注意しておくと、このゲームは本当に難しい。心が折れるほどに敵が強く、ステージ自体もプレイヤーを抹殺しようと意地悪く挑んでくる。
だが、諦めさえしなければ『必ずクリアできる』ようになっている。
レベルを上げたり、装備を変えてみたり。後回しにすることでスムーズに行けることだってある。
アイテムや装備の説明文も興味を惹かれるものが満載だ。
音楽も壮大で少年心を揺さぶること間違いなし。
このシリーズは1から3まで3作品あるので全てやってみてほしい。
いろんな点で、成長できるゲームだと自信を持っておすすめする。
おわりに
以上が、僕の考えたゲームのメリットである。
多感な時期に、勉強ばかりというものはちょっぴり寂しい。いろんなものに触れて、好き嫌いを理解して、好きを追求できるようになるために、ゲームだけでなく、多くのものに触れてみてほしいというのが真の願いだ。
その機会を与えるのは僕たち大人の役目。
さいきんのゲームは、いいもんですよ。
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