108通りの性格
エニアグラムは性格を9つに分類する性格分類法ですが、ウイングと本能のサブタイプを使うと108に性格を分類することができるらしい。
(108…煩悩の数といっしょ。梁山泊に集まった水滸伝の好漢の数といっしょ。)
まずはウイングから。
エニアグラムは基本となる9つの性格に加えて隣りの性格の影響を受けるとされます。その影響を受けている方の性格タイプをウイングといいます。
隣りとはと思われますが、エニアグラムは9つのタイプを円周上に配置します。1⇒2⇒3⇒4⇒5⇒6⇒7⇒8⇒9⇒1というような形で。9の次は1に戻ります。
ゆえにタイプ9であれば隣り合うタイプは8と1。タイプ4であれば隣り合うタイプは3と5になります。
両方の性格に影響を受けることもあるそうですが、強弱は別にして通常は片方を受けることになるとのことだそうです。
基本タイプが9でウイングが1であるときよくネット界隈では9w1という風に表します。
全てのタイプに2つのウイングがあるためここで9×2=18通りの正確タイプが現れます。
もう一つが本能のサブタイプによる分類です。9つの性格とは別に人には3つの本能型(自己保存、性的、社会的)があるというもの。これを説明するには少し紙面が足りないので
・「中嶋真澄. どうしてあの人たちは「つながり」たいのか? 本能タイプでわかる! 上手な人とのつきあい方 」
・「ドン・リチャード・リソ; ラス・ハドソン; 高岡 よし子; ティム・マクリーン. エニアグラム【実践編】 人生を変える9つのタイプ活用法 」
を参考にしてください。
3つの本能型の発達の順番がによって性格が異なるので3×2×1=6通りの性格タイプが現れます。
18通りの性格タイプに加え6通りの本能のサブタイプがあるため計算すると108通りの性格タイプが出現します。
数が多すぎるので、通常はウイングあるいは本能のサブタイプのどちらかをつかってタイプを見たほうがいいとのことです。
9つに分けるというのは分類論としてのフレームワークとしては有効と思いますが、108だと扱いにくいですからね。(水滸伝のキャラクター108人なかなか把握できないですからね。)もちろん性格は人の数だけあるので、そういった意味では108なんかでは収まることができないのですが。